写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2005年 10月 13日

二度目のシリア(2)・・・それはドバイからはじまった

 実はツアーでイエメンに行ったあとのドバイから、この旅(2004.8月)は始まった。
リゾートではないので海岸沿いの高級ホテル群は避けて、日本人御用達クリーク沿いのホテルリビエラである。日本人が多いので、ことばも何とかと思いきや、東南アジア系のスタッフは早口でまくし立てる。 しかし、これでは不便極まりないので、ロビーでのんびりしてしばらくフロントのスタッフを見ていてやさしそうなWEN・・・さんにはなしてみた。案の定、ゆっくりこちらの力に合わせて話してくれる。これでドバイでのゆったりとした滞在が約束された気分になれた。
 
 ドバイのスークや博物館めぐりをしたが、真夏のドバイの実態・・・それは一歩出るとめがねがまっしろに曇る・・・ふかないと歩けないほど・・・つまりとんでもない湿気であるということだ。あまりの湿度に恐れをなして一眼レフはホテルにしまったままにした。デジカメもバッグの奥にタオルに包んで持ち歩いたほどだ。

 歩いているのは南アジア・東南アジア系の人がほとんど。UAE人とおぼしき人はというと冷房が効いた高級車の中にいるのを見たくらいである。金のスークに行けば、それを見入るアラブの人々は多いが、働いている姿は暑い炎天下では見かけない。UAEディルハム(DH)に両替するため両替商が大通りのあちこちにあるが、それは多くがインド人の経営だ。
 100ドルは340DHほどであった。
(現在、2005.10月は 1 US Dollar = 3.67 DH 。    1 DH = 約31.円)

博物館などドバイの多様な姿を見るのに便利なのはクリークをひっきりなしに行き来するアブラという渡し舟だ。

二度目のシリア(2)・・・それはドバイからはじまった_c0067690_21225021.jpg

  両替したばかりで通貨の価値観がないときにアブラに乗った。5だといわれて5DH(ディルハム)払ったら、4ディルハムと50firs渡された。つまりアブラは50firsだということだ。ちなみに50firsは日本円にして15円。15円でクリークを自由に行ったり来たりできるし、歩いているよりずっと涼しい。見晴らしも良い。アブラはわたしのオススメである。

二度目のシリア(2)・・・それはドバイからはじまった_c0067690_21245063.jpg
↑マトゥハフ ドゥバイ  متحف دبئ  (ドバイ博物館)

ドバイ博物館は展示物もていねいだったが土産部門もかなり力を入れているように見えた。
これからシリア・レバノンを回る私は小物を1つだけ買った。
二度目のシリア(2)・・・それはドバイからはじまった_c0067690_21251948.jpg
↑屋外に今回見ようと目指していたダウ船が展示してあった。

これで、インドやアフリカまでも行っていたのかと感慨深いものであったが、欲を言うなら下から見上げるのは遠すぎてわかりにくい。
  ”乗ってみたいな、アラブのダウ船” 


                                       
                                                    
                                               一日一回、ポチッと応援していただけると励みにもなります   
   



# by miriyun | 2005-10-13 13:55 | U.A.E. | Comments(4)
2005年 10月 12日

ダマスカスの街並とアザーンの響き

 はじめてシリアを訪れたのは11年前。
忙しいツアーであったけれど、ダマスカスで聞いたアザーンは忘れることができない。
ダマスカスの街並とアザーンの響き_c0067690_13311979.jpg

 ファジュル(夜明け前)のアザーンは町中に響き渡り、まるでカシオン山にあたって反響しているのかと思わせるようであった。
その後その音を求めてイスラム諸国を旅したが、あれ以上のアザーンには出会っていない。

ダマスカスの街並とアザーンの響き_c0067690_13384781.jpg
 
 アザーンにはムアッジンの声の質・鍛錬のちがい・伸びやかさのちがいが当然ある。
そして国によるちがいもあるのではないかと思う。アラブ・イスラーム学院のサイトにアザーンがあるが、さすがにマッカのアザーンは超がつくムアッジンが吹き込んでいるようで美しいが、普通に都市部や村落で聞くアザーンは様々である。

 そういった街中や雑踏の中でごく普通に流れるアザーンを聞いていると、ムスリムならずともイスラムの世界に引き込まれる。
ことにダマスカスの街に響き渡ったアザーンは美しかった。

                                       
                                                    
                                               一日一回、ポチッと応援していただけると励みにもなります   
   


# by miriyun | 2005-10-12 13:42 | シリア | Comments(2)
2005年 10月 11日

東京ジャーミー(3) 女性の祈りの場

東京ジャーミー(3) 女性の祈りの場_c0067690_2326563.jpg
 モスクでは女性の祈りの場を分けていることがある。
東京ジャーミーも女性専用のらせん階段を上るとモスクの2階(建物全体としては3階にあたる)に礼拝場所がある。
東京ジャーミー(3) 女性の祈りの場_c0067690_23223763.jpg
   
 下と同じに絨毯を敷き詰めてある。透かし彫りのアラベスクのバルコニー状のせり出しがあり、ミフラーブもよく見えるし、祈るすべての人を見渡せる。それでいて少し後ろに座れば下から全く見られることはない。まあ、真摯に祈る男性たちも後ろを振り向いて見上げようなんてことはしない。なにしろ祈りにきたのだから・・・。
東京ジャーミー(3) 女性の祈りの場_c0067690_2327168.jpg
 ここは確かに安心できる空間に違いない。日本人ムスリマ(女性のイスラム教徒)は一言も話さず、一身に祈り、黙したまま帰っていた。イラン人の母娘はビデオやカメラ持参で集団礼拝のときはもちろん熱心に祈っていたが、終われば階下の人々と同じに他の人の平安を祈り、挨拶を交わし、美しいモスクをビデオに撮る。見学に来ていた私にも気さくに話しかけてくる。イランのシラーズの人ということで、壁のカリグラフィーを見ながらしばし話しこんでしまった。
東京ジャーミー(3) 女性の祈りの場_c0067690_23551334.jpg
 女性の席を意識しているのだろうか。カリグラフィーの色合いやトルコらしいチューリップ風の植物文様がかわいらしい。ポストカードを差し上げるとメッカの図柄の壁掛けをいただいた。イランの女性たちはいつも人なつっこく親切だ。
 

# by miriyun | 2005-10-11 23:57 | 東京ジャーミー(工芸) | Comments(4)
2005年 10月 10日

東京ジャーミー(2) 精緻なるもの・・その名はアラベスク

東京ジャーミー(2) 精緻なるもの・・その名はアラベスク_c0067690_8471344.jpg 東京ジャーミーが繊細でいて華麗なのはなぜか?イスラム建築の細かなところをみてきた。

←2階
ジャーミー入口の扉のアラベスク
 











東京ジャーミー(2) 精緻なるもの・・その名はアラベスク_c0067690_2461146.jpg


    ↑
扉の彫刻のうち、10個のパーツを組んだ白の象牙及び木の彫刻拡大
↑ダマスカスの寄木細工を髣髴とさせる木の色合いだ ↓


東京ジャーミー(2) 精緻なるもの・・その名はアラベスク_c0067690_2493834.jpg

 東京ジャーミー(2) 精緻なるもの・・その名はアラベスク_c0067690_2455573.jpg
⇒1階外扉のアラベスク

ほんのわずかな扉だけ見てもこのような繊細な美を発見できる。しかもこのようなアラベスクはイスラム芸術の序の口なのだ。

# by miriyun | 2005-10-10 02:49 | 東京ジャーミー(工芸) | Comments(0)
2005年 10月 09日

東京ジャーミー (1)   

 
東京ジャーミー (1)   _c0067690_1061826.jpg

 代々木上原の東京ジャーミー(モスク)を見学させてもらった。トルコの工芸技術を結集させたドームタイルカリグラフィー絨毯まで実に美しいモスクだった。
東京ジャーミー (1)   _c0067690_108489.jpg

 躯体は日本の建設業者鹿島建設。大理石造りで、しかも大空間、併設のトルコ文化センターのほうは窓に多くすだれを利用して、暑い日本でありながらなかなか居心地がいい。そのうえ、床暖房は古河電工の施工による床冷暖房を採用している。メーカーHPの解説によると、「温水式ユカダン」というこの設備の特徴は夏は冷水をポリエチレン管に流して床を冷やし、冬は温水を流して床を暖めるしくみだという。
  ↓メッカの方向をあらわすくぼみ ミフラーブمحراب  
東京ジャーミー (1)   _c0067690_1092913.jpg

肝心の内装については、100名近くの技術者がトルコから来日して内装を行ったということで、一目でわかるトルコ風尖塔(ミナレット)・壮麗なドーム、ちりばめられたアラビア語カリグラフィーなどが調和していてなるほどと思わされた。

 トルコ人のジャーミーの担当の方たちは親切で、いろいろな質問にお答えいただいたり、
東京ジャーミー (1)   _c0067690_224595.jpg
トルコ
のお茶までいただきゆったりとした気分でイスラム文化に浸ることができた。 
 日本とトルコの技術を合わせて建設され、日本に住むムスリム・ムスリマの拠り所として、また日本人のイスラム理解や交流の場として重要な役割を担っていることを実感してきた。

# by miriyun | 2005-10-09 10:09 | 東京ジャーミー(工芸) | Comments(6)