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2005年 11月 12日
サハラの夜明け 旅にでると自然の美しさを見たいばかりに早起きになる。必ず日の出前におきだしてカメラ片手にくりだす。 夜明け前でもかなり明るい。砂漠の太陽がぎらつく前のやさしい表情の砂丘を登り、朝日の一瞬を待つ。ひとたび光を放つと太陽がが地平線からできるまではほんのわずかなもので1~2分ほどしかない。その中で夢中で撮ってきた写真に奇妙な形があった。 ![]() 太陽がややつぶれた形になるのはよくあることだがそれだけではない。なにやら 鏡餅のように大きい太陽に小さい太陽が乗った形ではないか。これが何かわからずしばらくそのままにしていたが、元来の好奇心がうずうずしてたまらない。 いろいろ調べた結果、天文・科学関係のサイトの方から助言を受けて、魚津埋没林博物館にいきあたった。学芸員の方がとても親切で丁寧な説明をしてくださり、さらに琵琶湖の蜃気楼情報を紹介していただいた。日本第一といっていい蜃気楼研究をされている方から、それぞれ助言をいただいてようやく謎が解けたわけだ。(お二方に感謝!) これは太陽の上位蜃気楼ということがわかったのである。 人気blogランキングへ #
by miriyun
| 2005-11-12 13:18
| 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼)
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2005年 11月 11日
![]() ジャーミーの礼拝堂のドーム頂点からつりさがるシャンデリアもカリグラフィーデザインだ。 クルアーン36『ヤー・スィーン』の章82節 「何かを望まれると、かれが「有れ。」と御命じになれば、即ち有る。」 上の句をデザイン化したものだということだが、目を凝らしてもすべてを読み取ることができない。一方向から見ただけではその章句の一部しかうかがえない。この写真からわかることは次の2点だ。 1、向かい合わせの2つの面は左右対称であること。 2、この写真では、82節の最後の文字が読める كن فيــكون また、このシャンデリアは、ドームの真下から見上げるとどういう組み方になっているかがわかる。下記の写真に表されるように6面の構造になっている。 (完全な対称に見えないのはランプが2~3きれていたため) ![]() 下から見た感じではどの面も同じ文字のようにもみえる。 すると、章句のほかの部分は見えない中心部に集まっているのか、あるいはデザインの工夫で同じように見えるようにできているのか・・・・ 他の面がどのようななっているのか知りたいものだが、下から見上げたシャンデリアはきらめくばかりである。
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by miriyun
| 2005-11-11 22:25
| カリグラフィーを読もう
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2005年 11月 09日
![]() 東京ジャーミーは白い壁に緑の絨毯でさわやかに美しいが、そこに更に彩りをあたえているのがステンドグラスだ。晴れている日は殊に美しい。 ![]() ↑ この赤と白の帯状のラインに沿って座ると、礼拝時にちょうどよい間隔になる。 有名なモスクの中には一人分ずつの礼拝絨毯の大きさに枠がある模様になっている場合もあるが、ここのラインはモスク全体の色バランスを程よくひきしめながら、祈りにちょうどよい空間を示唆している。↓ ![]() ![]() アラベスクというのは1つならまだしも、いくつか組み合わせると色の組み見合わせが想像以上に難しい。まったく同じ色ばかりでは単調になり、色を使いすぎると建物や作品としての調和が壊れてしまう。ここでは、石膏部分の基調色である紺で締めつつ明るい色調のガラスを共通にいくつかは使って調和させている。、 ![]() ↓ステンドグラスの窓と下のアラビア語のカリグラフィーとの対比で見てみよう。 ![]() 1.ベルト状カリグラフィーの下地の色と窓の枠の石膏部分の色が紺で揃えてある。 2.アラビア文字はモスクの壁面に最適なスルス体の格調高い書体である。 3.文字の一部にトルコブルーと深い赤の2色だけ色をつけてアクセントを与えている。 4.そして、その色は上のステンドグラスでも使って互いに調和しながら、引き立てあっている。格調高い文字ながらやわらかみとかろやかさも出しているのだ。 見るほどに新しいよさを発見できるジャーミーだ。 ⇒ ⇒応援クリックお願いします。 ![]() #
by miriyun
| 2005-11-09 10:36
| 東京ジャーミー(工芸)
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2005年 11月 08日
![]() 砂漠に住む動物とはいえ、やはり気温40~50度 砂の表面温度60~70度なんていうのは苦手に違いない。日中、日差しをさえぎるものなど何もないとき、虫も爬虫類も見かけたことがない。、 ![]() 生物のいる気配さえ感じさせないところで、朝、突然足跡だらけとなった砂漠を見るので驚くわけだ。 暗闇の中で、多くの生物が砂を押しのけて這い上がり、餌を求めて右往左往する。ぶつかりそうになる時、ゆっくり歩く時、あわてたように走っている時――いろんな場面をこれらの足跡が物語っている。 ![]() 形が気になり、オアシスのほうまで行ってノマドの人に聞いてみた。さそりの足跡はどんななのか? 彼が言うには、さそりは足跡が左右に続くが、真ん中に筋が入るという。この中心部の線がさそりの尾の部分をひきずったあとだという。 (そうすると、威嚇している時の天に向けた尾を普段歩く時はひきずっているのか、はたまた尾を上げたまま歩き、尾の根元部分が筋を描いていくのか、どちらなのだろう。) いずれにしろ、自分の撮影してきた足跡の中には真ん中に筋のある足跡はなかったのでさそりではないということだ。 するとこれらの足跡はいったい何なのか、ベルベル人がこれだけはわかると言って丸い足跡をさしていた。鳥のような格好をして教えてくれるがフランス語で言うので結局何のことやらはっきりしない。 後に知り合いのチュニジア人に聞いたところ、足跡から何の生物かわかるのは、アラブやベルベル人ではなく、砂漠で暮らすノマドやベドウィンだということだ。そう聞いてみればもっともなことで、昼間姿を見せない生物は砂漠で寝泊まりして初めてわかることなのだ。 人気blogランキングへ #
by miriyun
| 2005-11-08 09:39
| 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼)
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2005年 11月 07日
![]() サハラ砂漠のひとすみで夜明けの砂丘を歩く・・・きらめく朝日に照らされて赤い風紋が浮かび上がる。 そこに足跡、無数の見たこともない不思議な形にしるされた足跡。 ・・・砂漠は生きている・・・ むかし、そんな名前の記録映画があったが・・・真似するつもりなんか毛頭なく、ただもうこの言葉以外ありえないというかんじで、ひとりうめいたのだった。 ![]() 小さい足跡を拡大↓ ![]() もちろん本や話では聞いてはいた。 でも一見にしかず・・・この思いをなんといったら良いのだろう。昨夕確かに風紋しか見えなかった砂丘に、朝歩くほどに次々と見えてくる足跡や引きずり跡・・・ こう言うしかないじゃない。 やっぱり、 砂漠は生きている! 人気blogランキングへ #
by miriyun
| 2005-11-07 18:35
| 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼)
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