写真でイスラーム  

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2026年 02月 01日

梅の初花

初花   
 鎌倉幕府3代将軍、源実朝は悲劇の将軍であるが、和歌の上では優れた歌人であった。
四季折々の植物の名も入れながら詠んでおり、今もその時代の息吹きとともに残されている。
梅の初花_c0067690_21055473.jpg
「君ならで 誰にか見せむ 我が宿の
       軒端ににほふ 梅の初花」  
                   源実朝(金槐和歌集)

実朝が自身の館に咲いた初梅を添えて、歌を和田朝盛に送った際の歌とされる。
時は建暦2年(1212年)2月1日というから、814年前の今日ということになる。

梅の初花_c0067690_08175924.jpg
≪意味≫
”あなた以外に(この素晴らしい梅を)誰に見せようか、いや、誰にも見せはしない。わが家の軒端に美しく咲き誇っている、この梅の初花を”

庭に咲いた初花、寒い時期こそその馥郁たる香りは何とも言えない。それを一枝添えて和歌を送る。
 なんという雅、
   なんという感性、
   
初花という言葉に清新な”香り”まで含ませておくっているようだ。


                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-02-01 08:49 | 動植物 | Comments(0)
2026年 01月 30日

ロウヤガキにメジロ

1.冬を彩るロウヤガキ    


ロウヤガキにメジロ_c0067690_20042925.jpg
ロウヤガキにメジロ
 
 ロウヤガキは中国原産の木でヘタがカラス(鴉)の羽のようであることから老鴉柿と書く。
 日本では、実にヘタが通常の柿よりも長くついていて羽根つきの羽根のように見えるので、それになぞらえて「ツクバネガキ」という日本ならではの別名がある。

 日本では盆栽にもして楽しむが、地植えにすれば最大8mにもなる。柿は秋の風物であるが、このロウヤガキは冬にも実が落ちず、寒さとともに黒ずんでくるが鮮やかな朱色で、冬景色を彩る数少ない実である。
ロウヤガキにメジロ_c0067690_20113866.jpg
大きさも形もミニトマトの「アイコ」くらい。


2.鳥は渋柿を食べるのか?

 千両や万両、南天などの赤い実がなくなってくると鳥たちは、残された木の実を探しだしてやってくる。
  
ロウヤガキにメジロ_c0067690_20043258.jpg
でも、ロウヤガキは渋柿と聞いているが、小鳥は食べられるのだろうか。
メジロはしばらく実を前にしてじっとしていたが、つつくこともせずに飛び立ってしまった。

ここで、以前からの疑問が頭をもたげてきた。

「鳥は渋柿を食べるのか?」

気になって調べてみた。
                                                                                                                              
【結論】鳥は渋柿を食べる。ただし、渋い状態のまま食べるのではなく、特定のタイミングで食べるとのこと。

では、具体的にどんなタイミングで食べるのだろう。
①完熟するのを待つ
  渋柿は木になったまま熟してジュクジュクに柔らかくなる。
 このころになると渋み成分(タンニン)が不溶化して感じられなくなるので、鳥はこの食べごろを敏感に察知して集まってくる。
 (これ、家庭菜園をするようになってから感じている。鳥も野生動物も野菜や実がおいしくなったころにやってくるのだから不思議だ)
②クチバシで実に傷をつける
  クチバシで実に傷をつけ、そこから乾燥させて渋抜きをして食べる。

◆要するに食べるのに最適なタイミングを待つということだ。
とくに柿の場合は食べるタイミングで糖度が大きく異なる。

渋柿は甘柿よりも糖度が高いことが多い。
渋さえ抜ければ鳥にとって非常に栄養価の高い食料になる。
 *糖度の比較 甘柿 16度
        渋柿 20度
        干し柿50度 
これなら、鳥たちも実がジュクジュクに崩れ落ちそうになるのを待ったり、干からびて干し柿になるのを待ちたくなるだろう。
時に、人が軒先に干し柿にしているのを狙ってくる鳥もいるという。
鳥たち~かしこいなあ~!
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-01-30 21:03 | 動植物 | Comments(0)
2026年 01月 21日

グァバってどんなフルーツ

1.初めて見たグァバの木    
グァバってどんなフルーツ_c0067690_18405968.jpg
5-9mにもなる高木。
高さがあり、そこに緑の実がなっているのはわかるのだが、最初それが何なのか教わるまで全くわからなかった。
それもそのはず、実物を見たことがなく、ジュースを飲んだことがあるという程度の認識で、格別な美味とも言えずぼんやりとした印象しか残っていなかった。

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ハワイにおけるグァバの木との初遭遇だった。


案内してくれた方が皮の部分が黄色味を帯びているのをとって、その場で切り分けてくれた。
グァバってどんなフルーツ_c0067690_18464801.jpg
グァバの葉も落ちている。グァバの葉は葉脈がくっきりとしていて、わかりやすい。
実は外皮は傷だらけであまりきれいなフルーツという感じはなかったのだが、中はきれいなピンク色の果肉をしていた。

 そして実食。
種は別にしたが、果肉はトロッとして桃とリンゴを合わせたようなフルーティさがありで想像よりもずっとおいしい。

 あまり好きでなかったジュースとは別ものという感じだった。
もっともミカンジュースとほんとのミカンの美味しさが比べ物にならいくらい生のほうがおいしいのと同じで、
やはりフルーツは生がいいということだ。


2.グァバ(Psidium Guajava Linne*)のきた道    
 グァバはフトモモ科バンシロウ属で、英名がグァバという。

 *スウェーデンの博物・生物・植物学者で『分類学の父』と称される学者のカール・フォン・リンネの『植物種誌』にこの植物も最初から分類されていた。したがって、学名の最後にLinneとついているのは学者のリンネのことである。

 原産地は熱帯アメリカ。そこから東西へ別れ世界に伝わったものだ。西ルートは熱帯アメリカからハワイ、東南アジア各地・台湾・沖縄というようなルートで伝わった。
 果実の形は様々で、球形・卵型・洋ナシ形などで色は緑色か黄色。
実の先端に「宿在ガク」というザクロと同じようなガクが残っているのものが多く、バンザクロ(蕃石榴)という呼び名もある。
 沖縄ではバンシルーというらしい。沖縄のグァバは大きいのもあるが、主流はゴルフボールぐらいの小さめかと思われる。
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↑ハワイの農園でなっていたのはテニスボールぐらい。

 現代では100種類以上のグァバが世界に広がっている。
果肉が白いものから黄色・ピンク・赤のものまであり、食感もシャリシャリからネットリまで多種多様。食物繊維・ビタミンA、ビタミンC・カロテン・カリウム・ポリフェノールなどを含み、「熱帯のリンゴ」ともいわれる。生食・ジャム・ジュース・薬として果実を使うほか、葉はお茶に、樹皮は染料にと使える。しかも樹勢が強く、雑草雑木のように増えて困っているところもあるという。
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↑マレーシアの農園では木を見ることはできなかったが食べ方の記載があった。
①外皮をむく。
②縦に4つ割りにする。
③種のある芯を取り除く。(種は固い)
④スライスして食べる。
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↑ 台湾のグァバ
大きくてびっくり。これは400g超くらいか。

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↑こちらは500gくらいありそう。

 大きくてずっしりした感じで、これがグァバとは思えなかった。やはり種のある芯をとってもらい櫛切りにして袋に入れてもらって食べ歩くこともできる。皮付きのままでも食べやすい。白い果肉でさっぱりとした食感でシャキシャキ感を楽しむ。

 グァバは苗の輸入も、実の輸入も規制があるようでなかなか身近には見られなかったので、これらの多様なグァバがあることも、味の違いも知らなかった。
 木になる様子を見て食してみたことで、グァバというフルーツの味わいと多様性を一気に感じることができた。



                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-01-21 17:19 | 食べ物・飲み物 | Comments(2)
2026年 01月 09日

紫系の寄せ植え

1.紫とシェルブリエ    
紫だけが好きなわけではないけれど、紫と薄い青系やピンク・薄紫などと合わせて小さな寄せ植えにすることが多い。

紫系の寄せ植え_c0067690_09245573.jpg
↑単色の濃い紫は朝日に映える。

紫系の寄せ植え_c0067690_09320904.jpg
↑ 
シェルブリエ2色で

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白から中心に向かっていくにしたがって青みがでてきてピンクにつながり、中心は黄色と変化に富んでいる。
「シェルブリエ」はこのような繊細なグラデーションが見られるパンジーで
様々な色の展開があるところが楽しい。




2.黄色やピンクとの相性

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紫のビオラ「アデール」に黄色はほんとによく合う
茶色っぽくなっている小花はカルーナ
シルバーリーフはオレアリア・・・白い毛に覆われた細い茎と小さな葉が印象的でどんな花も引き立ててくれる名脇役

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この黄色の華やかさと上の花びらの控えめなピンクの組み合わせが好きで、毎朝最初にこの姿を見る。

紫系の寄せ植え_c0067690_11073994.jpg

ウサギ耳のビオラとピンクのアリッサムとともに少し濃いめのシェルブリエ

 寄せ植えは何を組み合わせようか、成長速度の違いや横に広がるか背丈が伸びるか先を予測しながら考えている時が悩みつつも楽しいものだ。
                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-01-09 23:59 | 菜園・ガーデニング | Comments(2)
2026年 01月 05日

日本経済新聞の「アラビア書道」特集

1.鮮やかなアラビア書道特集「アラビア書道に魅せられて」    

 12/28に日本経済新聞にアラビア書道特集が掲載された。
実に広告一切なしの全面を使った3ページ(p.9~11)に渡る特集である。紙質は普通のニュース面よりも白い紙でカラー写真が映える。


 自分は12/28は朝から外出だったので、コンビニで購入、JRの中でこれを広げたとたんに大きな「砂漠の嵐」の写真が目に飛び込んだ。あの「砂漠の嵐」作成中の写真で、遠近感が作品の大きさを感じさせる。電車の中でなければ思わず声を出してしまいそうな迫力の写真だった。プロカメラマンの写真はなんて素晴らしいのだろう。

 
日本経済新聞の「アラビア書道」特集_c0067690_09504160.jpg
⇧新聞をちらりとだけ・・・。もう一面には「青の砂漠」も掲載されている。


2.記事について
①内容
 記事は本田孝一氏のアラビア書道への系譜と作品、そして作品作りへの思いに触れる。
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紙に最初の点が置かれ、徐々に太さを増し、曲線を描き、細くなって消えていく。
「人の人生みたいでしょう?誕生、成長、衰退、そして死。文字の動き、命、魂をつかまえたい」
        以上、日本経済新聞12/28日版 (記事:平野麻理子さん)より引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
青の砂漠という代表作で表した砂漠の表情、また、「日本で新風、アラブで評価」という見出しでイスラム圏でよく知られた存在であることなど詳しい記述が続く。
 また、横浜朝日カルチャーセンターでの取材をもとに、山岡幸一(アラビア書道協会事務局長)先生やアラビア書道協会の会員は300人を数えることも紹介している。
更にトルコ文化センター・朝日カルチャーセンター新宿での講師のお話も紹介され、アラビア書道の歴史の中ではなんと吉田左源二、ハッサン・マスウーディー、東京ジャーミィ―・国立民族学博物館などの話も組み込まれ、それぞれ美しい写真が並ぶ。

②読み終えて・・
記事と写真、見出し、割り付け、いずれも微に入り細を穿つようで、よくできている。
何より写真が美しいし、記事は幅広く取材して情報が多い。
購読している人はWebでも見られるだろうが、新聞ならではの大きい紙面、いいですよ!


2.バックナンバーの申し込み方    

 新聞の著作権により、こちらでは紹介くらいしかできないので、詳しく美しい写真や特集記事をご覧になりたい方は、1か月以内なら容易に手に入るのでバックナンバー入手をお勧めする。
日本経済新聞は200円だが、郵送料込みで280円で自宅に送ってもらえるのだ。正月明けが1/5なので本日から申し込める。

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以下にバックナンバーの案内ページを記載する。
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# by miriyun | 2026-01-05 18:02 | アラビア書道 | Comments(4)