写真でイスラーム  

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2026年 03月 04日

イソヒヨドリを見ながら思うこと

1.表情    
 小鳥を撮っていたらこんなくぐもった表情がとれてしまった。

イソヒヨドリを見ながら思うこと_c0067690_04542042.jpg
目が険しく眉根を寄せているかのように見える。
ここ数日の出来事による世界への連鎖に重苦しい思いでいる。そんな撮る側の心が反映してしまったのだろうか。

もちろん鳥には表情筋がないので、悲しんだり怒ったり笑ったりの顔はできない。それがわかっているだけにこんな表情に見えることに驚いた。


2.イソヒヨドリ
 この鳥はイソヒヨドリ。

イソヒヨドリはヒタキ科でツグミの仲間であり、群れることなく単独又はつがいで行動する。食性は昆虫・ムカデ・カエル・トカゲ、木の実などでかなり肉食傾向。
一方、ヒヨドリはヒヨドリ科で群れで行動し、食性は果実・野菜・昆虫で、草食傾向。畑の作物を食い荒らすことも多い。
これほど違うので、なぜイソヒヨドリという名前の付け方が疑問である。

イソヒヨドリを見ながら思うこと_c0067690_04524891.jpg
こちらが本来の目で、まんまるい。
雄雌で明解な違いがあり、この写真のようにオスは青と赤褐色が美しい。(メスは地味な灰褐色なので、そこだけはヒヨドリと若干似ている。)

イソヒヨドリを見ながら思うこと_c0067690_05335995.jpg
赤茶色と青という特徴ある色の組み合わせで、眼はまんまるで光を宿し、明るくかわいく見える。
また、ツグミの仲間なので、美しい声で鳴いて、聞くものの心を潤わせる。

こんな風に小鳥が人のそばにもやってきてさえずったり、ひとのほうも写真を撮って見守ったり
・・・こんな普通の日常がとても貴重なことだと思える今日この頃である。
                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-03-04 21:03 | Comments(2)
2026年 02月 25日

野バラの実 ローズヒップ

1.イヌバラ(Rosa canina ロサ・カニナ)
カッパドキアのとんがり岩のすぐ下に住む人たちがいるがはいわゆる農業は厳しく、岩山のところどころに雑木がはえるのみだった。それでもその雑木をよく見ると、その緑の木がリンゴだったり、ぶどうのつるだったりする。そこに住まう人の工夫で生活に役に立つものが植えられていた。

そこに3色の実をつける木があった。
野バラの実 ローズヒップ_c0067690_01213146.jpg
どうやら最初に緑の実が成り、それが黄色からオレンジ色に変化していく途中のようだ。実は2cmほどの大きさだ。
葉を見ると、明らかにバラ科の葉であり、トゲも少なめだがある。

この実が深紅になると収穫されてお茶になる。

そう、ハーブティーなどが供されるお店によくあるローズヒップ茶なのだ。

 これは野ばらで、原産地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカの温帯地域。お茶になるのは特にドッグ・ローズ(学名:ロサ・カニナ)と呼ばれる野ばらである。
花は薄いピンクで直径5cmほどの一重咲の野ばらである。ゲーテの詩で語られ、シューベルトの楽曲で歌われる野ばらはこれのことだといわれている。

 そもそもバラにすべて実がつくかというと、大きな立派な花が咲くバラの木は実がつかないことが多い。自分の庭にモッコウバラがあるがこれも実はつかない。花弁がひとえで咲く原種に近いバラが実をつけやすいようだ。実がつくにしても小さくて丸い実が多く、上のような大きめの実がつくものは少ない。現在は高品質なローズヒップの主産地はチリとなっている。



2.ローズヒップ 

ローズヒップ、すなわち野ばら(ドッグローズ)の実のことをいう。
ハーブ茶を供するところなら、まずカモミール茶などに続いて、ローズヒップを見ることが多いだろう。    
野バラの実 ローズヒップ_c0067690_01320938.jpg
↑ローズヒップブレンドのお茶

野バラの実 ローズヒップ_c0067690_03562269.jpg
↑ローズヒップ&ハイビスカスのお茶。ハイビスカスが入ると色がより赤くなる。

いずれもローズヒップの特色であるほどよい酸味とフルーティー感、そしてさわやかな香りが感じられた。

ローズヒップには ビタミンC、カルシウム、鉄分、ベータカロテン、ビタミンE、植物繊維などが含まれており、特にビタミンCは、レモンの約20~30倍も含まれているといわれている。お茶が中心であるが、そのほかにジャムやジュース・アロマオイルなどにも使われる。

自分は紅茶党であるが、ハーブティーも大好きで、とくにローズヒップの酸味のきいたお茶は疲れたときほど飲みたくなる。
                                                                                                                                                                                                       
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-02-25 23:12 | Comments(0)
2026年 02月 16日

ロウバイ

1.ロウバイは透け感で楽しむ    

冬の寒さの中で、早春の息吹きを色で感じさせてくれるのは梅ばかりではない。

 
ロウバイ_c0067690_05435401.jpg
遠目に見るとわからないが、近づくと名前の由来がわかる。
ロウバイ_c0067690_05440189.jpg
花びらの半透明感とにぶいツヤ感・・・・これが、蜜蝋や蝋細工のようであるということで、漢字では蝋梅(蠟梅)。梅と同じころに咲くが、こちらはロウバイ科で、梅はバラ科なので、全く別の植物。学名は Chimonanthus praecoxで、冬の花というギリシア語に由来する。
ロウバイ_c0067690_06005266.jpg
由来を知れば、尚更近づきたくなる。
ほんとに蝋のような質感
中心部が赤紫色のロウバイ。
    
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↑花弁の先端が丸みを帯びている古都の輝きという種類


曇っているとほんとに地味なのだが・・
ロウバイ_c0067690_06051076.jpg
光さすと、半透明の黄色が明るく輝いて冬の庭を彩る
つくづく透け感を楽しむ花だと思う


2.早春の香りは梅にロウバイ
ロウバイ_c0067690_10124030.jpg
ロウバイ_c0067690_06051201.jpg
ロウバイ_c0067690_10232151.jpg
よい香りがするのでお寺などには両方の木が植えられていることが多い。


                                                                                                                                                                                        
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-02-16 06:17 | 動植物 | Comments(0)
2026年 02月 12日

プレーリードッグの話

1.まんまるフォルム    
この子はだあれ?

まんまるフィルムがすごくかわいい。茶色の短いしっぽが見える。
プレーリードッグの話_c0067690_08340278.jpg
 

2.草原の犬、プレーリードッグ    
名前はプレーリードッグ。
プレーリーは北米の大草原の名前。その草原に住む者たち。
次に、なぜドッグ?
プレーリードッグの話_c0067690_08340779.jpg
犬には全く似ていない。
顔だけに注目すると何の仲間かわかる

そう、リス科なのだ。
   目元、口元、まさしくリス科。

ただし、草原に生息するので、木は少ない。森に生息するリスに対して、プレーリードッグは草原に穴を掘り、そこに住まう。
草食で、食べるのはマメ科のムラサキウマゴヤシなどの草の根や実。

住むところも食材も草原ならば、木の上を走り回るわけではないので長い尾はいらない。穴掘り名人で、いつも穴掘りをしているので大きい耳は邪魔になるだけ。だから耳と尾が退化してリスとは異なる姿をしている。動物の進化にはそれぞれの’’訳’があるということだ。
プレーリードッグの話_c0067690_08340904.jpg
↑ふんわりまるっこいフォルム
  目がかわいい

 彼らの巣穴は、通路を複雑に伸ばしその先にたくさんの部屋があり、それぞれ異なる用途がある。
子どもの部屋、大人の寝室、トイレの位置まで決まっている。入り口には見張り台を設け、敵がやってこないか、見張り番がたっている。

 見張り番は、危険な肉食獣などが近づくと、キャンキャンとまるで犬のような声で、仲間に知らせる。このキャンキャンという声が草原に響けば、人間は犬だと思ってしまう。
 こうして、草原(プレーリー)に生息する犬(ドッグ)という名前になった。

3.巨大コミュニティ
 プレーリードッグは時に広大なタウンと呼ばれる巣穴を作る。
この巣穴、通路が次々と張り巡らされ、一般的な大きさでも1.3㎢ほどの数百匹が暮らす大コミュニティをも形成することもある。トルコのカッパドキアにある巨大地下都市のようではないか。
 プレーリードッグとしては、驚異的な穴掘りと建築術を生かしているだけなのだが、規模が大きすぎて、畑など人間の生活圏に影響を及ぼすことがある。フォルムは可愛いが、この穴だらけにしていく習性と、数の増大により、一部の地元の人々にとっては害獣であり、駆逐を余儀なくされている。

 一方、掘り出して積んだ土を他の動物が利用したり、草原の草を刈り新しい草の発生を促したりするなど草原の生態系の重要な一部を成す存在なので、保護されている地域もある。


                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-02-12 19:37 | 動植物 | Comments(2)
2026年 02月 08日

ふんわり重なる雪

1.かろうじて雪の結晶   
 1か月以上乾燥しまくっていたあとに雪が降った。
ふんわり重なる雪_c0067690_08463531.jpg
サラサラしているので、じっと見たら雪の結晶がかろうじて見えた。

ふんわり重なる雪_c0067690_08485892.jpg
柿の木の小枝にも斜めった結晶が見える。
まさしく、六花(りっか)という形状。



 

2.ふんわり雪    
カメラを持ち出すのが遅かったために、きれいな結晶は撮れなかった。
それは残念だったが、
よく見ると、結晶化した雪が積もった様子がなんとも美しい。

ふんわり重なる雪_c0067690_08504635.jpg
柿の芽にふんわり冠

ふんわり重なる雪_c0067690_08530228.jpg
ビオラの花弁にも


ふんわり重なる雪_c0067690_08510967.jpg
↑この形!!

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隙間に空気がいっぱい

ふんわり重なる雪_c0067690_08463650.jpg
花のレースがふわりと掛けられているかのよう

ふんわり重なる雪_c0067690_08524427.jpg
気温が少し上がるとビオラの周りの雪が解けて水滴がつく。
そしてまた水滴が凍る。
白かった雪に透明感が出てくる

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アリッサムが雪に埋もれて、葉がちょこっと頭を出している。
その周りに花冠のように結晶だった雪がその形状を一部残しながら連結している。


これまでは気づけなかった美しさがひっそりと積み重なっていた。
                                                                                                                                                                                                          
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2026-02-08 22:33 | 日本 | Comments(4)