写真でイスラーム :アラビア書道
2023-10-14T12:28:46+09:00
miriyun
*写真を使って、イスラーム地域や日本の美しい自然と文化を語ります。日本が世界に誇る人物についても語ります。フィギュアスケーター高橋大輔さんの応援ブログでもあります。
Excite Blog
2023年度アルアル作品展
http://mphot.exblog.jp/33122743/
2023-10-13T09:21:00+09:00
2023-10-14T12:28:46+09:00
2023-10-13T09:21:54+09:00
miriyun
アラビア書道
ペルシア・ハングル・アラビア・モンゴル書道作品展
(アルアルとは↑のように4つの地域名の語尾をつなげたものである)
毎年秋になると、世界の特色ある書道作品が集まるアルアル作品展が今週末まで開催される。
それぞれの書の上達や題材に合わせた意匠の面白さ、多彩な色合い、そして紙質から額の選定まで、多彩で個性が出る作品展。その年ごとの面白さがあり、長い時間滞在される方が多いように見受けられる。
今年のアラビア書道は、なんといっても奥まで行ってみること。そこには圧巻の砂漠が見られる。まだ美術館にも飾ってない制作3年越し新作が見られる。
1. 日時: 2023年10月10日(火)〜10月15日(日) 11:00〜17:00
(但し10/14(土)10:00~17:00
10/15(日)10:00~16:00と展示時間が変わります)
2. 場所: アートガーデンかわさき(TEL:044-200-1415)
(川崎市川崎区駅前本町12-1 タワーリバーク3階 第1・第2・第3展示室)
3. アクセス: JR川崎駅北口東方面に出て階段を下りる途中左側のからタワーリバーク 2Fに直結。そこからエスカレーターで3Fへ。
京浜急行川崎駅からは徒歩2~3分
(JRの場合、紫の線で説明します。北改札から出ると北口通路があり、それを右手(東)に進むと下り階段があります。地図の水色の表示のところで階段が二手に分かれるので左に向かって進んでください。会場のタワーリバーグビルの2階につくので、そこをエスカレーターで3階に上がってください。)(中央口東階段を下りた場合も左に行けば2分で着きます)
土日についてはイベントにワークショップがあるので、↓の4をご覧ください。
では、ご来場の折には、
↑のオスマン帝国のスルタンの花押(トゥグラ―又はトゥーラという)型の言葉がどこかにあるので探してみてくださいね!
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『神名で満ちた宇宙』Universe full of Names of God ・・・アラビア書道作品
http://mphot.exblog.jp/32932785/
2023-03-27T23:58:00+09:00
2023-03-27T23:58:01+09:00
2023-03-27T23:58:01+09:00
miriyun
アラビア書道
≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
↑ 画像の上で一回クリックしてください。大きくして見ることができます。(You can click this photo to see a larger image.)
Web作品No.52『神名で満ちた宇宙』Universe full of Names of God
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・内容:99の「 神の美称」 ‘Asma’u Al-Husna 99
・書体:Thulth style/ Jaly Diwany style
スルス書体/ ジャリー・ディーワーニー体
・大きさ:縦218cm×横180cm・材質/技法:(文字)レタリングゾル Lettering Sol (彩色)アクリル絵の具 Acrylic Pigments・制作年:2022年・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影:M.Kobayashi
◆作者コメント:
かつて世田谷の静嘉堂文庫というところで「曜変天目茶碗」を見たことがある。30年も前の話。その時の印象は強列だった。小さな器の中の宇宙。いまだそれは目に焼き付いている。年を経るに従い私の中で増殖つづけていたようだ。
今回『神名で満ちた宇宙』という作品を作るきっかけとなった。宇宙が神の言葉=ロゴス(Logos)で満ち溢れていることを表現したかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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『夜明けの地平線』 Horizon at the Dawn ・・・アラビア書道作品
http://mphot.exblog.jp/32927070/
2023-03-21T14:15:00+09:00
2023-03-22T02:05:44+09:00
2023-03-21T14:15:52+09:00
miriyun
アラビア書道
≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
↑ 画像の上で一回クリックしてください。大きくして見ることができます。(You can click this photo to see a larger image.)
Web作品No.51『夜明けの地平線』 Horizon at the Dawn
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・内容:Qur’an, Surah Al-An’am (The Cattle)(6)、59~65
『コーラン』家畜の章(6)、59~65
・書体:Thulth style スルス書体・大きさ:縦171cm×横325cm・材質/技法:(文字)レタリングゾル Lettering Sol (彩色)アクリル絵の具 Acrylic Pigments・制作年:2022年・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影:M.Kobayashi
◆作者コメント:
少し白みかけた地形線(砂丘の稜線)に向かって、かすかな筋状の風が吹き上げている。
風の一筋一筋には透明な文字群が読み取れる。
「神は見えない世界(アル・ガイブ)の鍵をもつ…」で始まる聖句。神を讃える言葉。
文字群はだんだん大きくなり 近づいてくるよう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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2022年度アルアル作品展(10/11-16)
http://mphot.exblog.jp/32781939/
2022-10-12T12:32:00+09:00
2022-10-12T12:34:17+09:00
2022-10-12T12:32:45+09:00
miriyun
アラビア書道
ペルシア・ハングル・アラビア・モンゴル書道作品展
(アルアルとは↑のように4つの地域名の語尾をつなげたものである)
世界の中でも特色ある文字が一堂に会しての作品展で、こんな文字の世界があるのかと毎回好評を博している。
ペルシア・ハングル・アラビア・モンゴルの書道がそれぞれの分野ごとに展示される。毎回好評を博しているが、今年は更に会場を広げアートガーデンの展示会場すべてをつなげての作品展になっている。ゆったりと資料やアラビア書道の筆などの展示を見ることができ、ワークショップもあるのでそれぞれの特色を感じ楽しむことができる催しとなる。
また、先日アブダビで刊行された本田孝一氏の作品集の展示がある。そればかりかその作品集に掲載されていた大作が今回のメインになっている。
↑書道家本田孝一氏
作品『人間の宇宙』Universe of Mankindとともに
縦235cm×横178cmという大きさであるのに、会場まで手作業で運んできたというから驚きだ。
この作品は、この後マレーシアのイスラムアート美術館に送られ、その所蔵になるので、日本でのお披露目は、この機会が最後となるのでぜひご覧いただきたい。そして日本という国でイスラムアートを目指す弟子たちの作品展がずっと続けてこられて、年々規模が大きくなっていることも喜ばしい。
~~~~~~~~~~~~
1. 日時: 2022年10月11日(火)〜10月16日(日) 11:00〜17:00
(但し10月15日 (土)のみ11:00〜18:00と展示時間が変わります)
2. 場所: アートガーデンかわさき(TEL:044-200-1415)
(川崎市川崎区駅前本町12-1 タワーリバーク3階 展示室)
3. アクセス: JR川崎駅北口東方面に出て階段を下りる途中左側のからタワーリバーク 2Fに直結。そこからエスカレーターで3Fへ。
京浜急行川崎駅からは徒歩2~3分
(JRの場合、紫の線で説明します。北改札から出ると北口通路があり、それを右手(東)に進むと下り階段があります。地図の水色の表示のところで階段が二手に分かれるので左に向かって進んでください。会場のタワーリバーグビルの2階につくので、そこをエスカレーターで3階に上がってください。)(中央口東階段を下りた場合も左に行けば2分で着きます)
4.イベント等
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Light upon Light (2)
http://mphot.exblog.jp/32680080/
2022-08-06T10:21:00+09:00
2022-08-15T04:30:18+09:00
2022-08-06T20:21:38+09:00
miriyun
アラビア書道
SPIRITUAL DIALOGUE حديث الروح
作品集を編集したヘバ・ナヤェル・バラカット女史による文章が秀逸だ。
(*ヘバ女史は、昨年から今春にかけて国立博物館での展示「イスラーム王朝とムスリムの世界」で展示作品について監修し、200ページを超える図版をまとめた人物でもある。)
ヘバ女史はマレーシアのイスラムアート美術館に収集された幾多の書道作品を通して書道について考察するだけではなく、白水社の本田孝一作品集「アラビア書道の宇宙」はもちろん、これまで本田氏の取材や紹介が行われたウェブサイトを読みこなしたうえで、本田氏の作品について端的に秩序立てて英語とアラビア語で表している。
・・・・・・・・・・・・・・・
その SPIRITUAL DIALOGUEとされた文章を一部抜粋しながら要点をまとめてみる。(もちろん、すでにこの作品集を手に入れた方は元の英語またはアラビア語で是非とも全体を読んでいただきたい。)
1.書道家 本田孝一
ホンダコウイチは、世界で最も創造的で刺激的なアラビア語の書道家の1人として認められています。 彼は1969年に東京大学の外国語研究でアラビア語を専門として大学の学位を取得しました。 1975年に彼はPacific Aerial Surveys Co.に入社し、サウジアラビアで5年間過ごしました。
「私は市場(スーク)で、地元に人とコミュニケーションをとりながらアラビア語を学びました
ホンダはアラビアの鉱物資源調査チームを率いて、遠隔地へ赴き、 そこで彼は砂漠と砂丘、遊牧民のベドウィンのライフスタイルと話されているアラビア語に出会ったのです。 さらに重要なことに、彼はアラビア書道の芸術を発見しました。そこでアラビア書道は彼の目と心を新しい世界へといざなったのです。
アラビア半島南部の「ルブアルハリ砂漠」として知られるthe Empty Quartsを見て、私は砂漠の動きの美しさ、生き物のような砂丘の自然な流れに夢中になりました。私は砂丘が風に揺れる美しい風紋を作り上げたのを見ました。書道のリズミカルな効果に似ていると感じました。 だから私が戻ってきたとき、鮮やかな記憶が私の脳に残っていました。」
↑ルブアルハリのイメージ
70年代後半に東京に戻り職を辞してからアラビア語を教え、キャリアを追求しました。 彼のアラビア語書道への情熱は、彼をより専門的な書道へのアプローチへと導きました。
書道家としてのキャリアは良いスタートを切り、1988年のバグダッドのカリグラフィーコンペティションで認められ、その後トルコの巨匠ハッサン・チェレビ氏に習い長年の練習の後、2000年に彼はイジャーザ(ijaza、書道家としての証書)を受け取りました)
本田氏は、2006年に山岡幸一氏とともに日本アラビア書道協会(JACA)を発足させ、アラビア書道の美しさを学びたいと願う学生を育ててきた功績が認められています。 大東文化大学の教授としてアラビア語と書道を教え、更にアラビア書道作品で数々の賞を受賞してきました。
これらは、現在世界中の多くの大英博物館をはじめ、多くの美術館や個人のコレクションに散らばって収集されています。 彼はまた、国際的に多くのワークショップを実施し、アラビア語と書道に関するいくつかの作品を発表しました。
2.The Collection
アラビア書道の美しさは、民族や国籍を超えた普遍的な品質にあります。 世界の書道の中でもレアな存在です。
数年前、マレーシアイスラム美術館(略称IAMM)は、ホンダの書道の美しさと独自性、そして哲学の明確な表現を認めました。 その後、美術館は彼の作品を文書化し、保存し、プロモートすることに着手しました。 それ以来、IAMMは、バスマラの複数のバリエーションを描いたホンダのイジャーザを含む、65を超える大きな作品を取得しています。 コレクションは彼のプロとしてのキャリアの20年以上を記録し、彼のアイデアの流れ、影響、コーランからの詩の詳細な読みと解釈をたどります。 また、ホンダの作品を集めた世界最大の美術館コレクションの管理人としてIAMMを確立しています。
ホンダのアートワークはユニークであり、彼はアラビア書道の伝統的なルールを厳密に遵守していますが、彼が自分のために刻んだ特別な空間でそれらを提示しています。 彼の絵画は、コーランとイスラム美術における書道の卓越性との関係を強調しています。
絵画の長さは最大3メートル、幅は2.5メートルで、すべて紙、アクリル系メディアで描かれ、現在は額装され、時には展示されています。 したがって、このコレクションは、ホンダの創造性と忍耐力の証です。
3.ホンダの哲学
「アラビア書道はもはや単なる手書きの行為ではありません。それは詩のようなものであり、私が自分自身と自分の気持ちを表現する方法です。線を刻むと、私は単なる詩以上のものを書いているような気がします。 私の目に見えない内的世界の具現化なのです」
ホンダは、彼の作品の主なインスピレーションとして、コーランの詩に依存しています。 それらの意味は、直接的であろうと隠されていようと、彼が詩の精神性を掘り下げることを可能にします。 ホンダにとって、書道は常にメッセージの発信者として機能します。 詩を選び、最も適切な芸術形式でそれらを提示しているのです。
16世紀のイランの書記家、ババ・シャー・エスファハニは、傑作を生み出すのはスキルだけではないと強調しました。
書道を習字を超えて高めることは、ホンダの使命と哲学です。 アラビア文字の形式の芸術的多様性と可能性に興味をそそられ、コーランの詩の神聖な意味を補足し、彼はアラビア書道の芸術に新しい柱を築くことを目指しました。 構成と書道のスタイルは、メッセージの美しさをサポートするために組み立てられています。
4.Crossing Boundaries 境界を越える
イスラームの信仰の美しさの本質を感じています。間違いなく、これらの作品はイスラムを表現する日本のスタイルです。
日本の文化は、ホンダが彼の背景と内面の魂を彼の新しく開発された書道の哲学と融合させることを可能にします。 それは彼が空のスペースの美しさを定義することを可能にします。 彼の絵画は、文字や言葉を強調するものを超えて、余分な精巧さ、装飾、装飾、装飾を必要としません。 文字の周りから植物や抽象的なデザインなどのすべての装飾を切り取ると、詩の適切な読み方が保証され、文字の形が尊重されます。
日本の空虚の美学と書道の実践は、ホンダをして一見地味に見える中での本物の価値ある美に向かわせたのです。
ホンダに影響を与えたもう一つの哲学は、そもそもがすべては不完全な状態であり、神だけが完璧だということでした。
その哲学と、日本の「 わび-さび」(~不完全さと非対称性に見られる日本独特の美意識)も合わさったアート作品が生み出されていくのでしょう。
5.葦ペン
「竹を乾かすのに何年もかかりますが、準備ができたらペンを作ります。」
葦ペンの作り方は、アラビア書道の芸術において重要な役割を果たしています。 自分でペンを彫り、ペン先の品質を確保するのは、書記家の責任になりました。 このプロセスには、書道家による長年の練習が必要ですが、 彼は竹の茎を百本切ります。 天日干しした後、セラーに保管します。
彼は丹念にペン先を斜めに彫り、次に竹に余分な溝を追加して、インクがすぐに流れ出るのを防ぎます。 この革新的な技術により、彼はより長く滑らかな線を書くのに十分なインクを保持することができます。 ホンダは、ストロークの自然で流れるような動きの重要性を強調しています。 優れたペンと鋭いエッジで、書道家は最も細い線を書くことができます。
ホンダや他のイスラム教徒の書記家にとって、ペンはコーランの聖なる言葉に触れて作曲するため、神聖な楽器であると考えられています。
「すべての文字の各ストロークは徐々に移動し、葦ペンの最も広い角度に達するまで広がり、次にもう一度ゆっくりと狭くなり、最終的に終了します。」
6.アラビア語のストローク
「私にとって、アラビア文字にはさまざまなレベルの美しさがあります。アルファベットの1文字はそれ自体ですが、それが文の一部になると、別のレベルの美しさがあります。彼らが生き物であるかのように動くこと。 私にとって、それはほとんど音のない音楽のようなものです。」
アラビア語の書かれた形の形は、縦と横のストロークからダッシュ、ループ、ドット、アークまでさまざまです。 それらは単語を形成するために取り付けられ、小川に浮かんでいるかのように一緒に動きます。 「直線」はありません。 縦線は人体のように曲がっています。 ホンダは文字を立体的に表現しています。 ストロークの幅、高さ、深さの関係は、彼らに彼らの体を与えます。 彼は親指と人差し指の先を使ってペンをひねり、ストロークによって記録される動きを作成します。 「ペンを持って文字の形をたどるだけでは、美しいストロークを描くことはできません」とホンダは説明します。 葦ペンは細心の注意を払って回す必要があります。 ペンがインク壺に浸され、紙の上に置かれるのを待っている瞬間から、文字の寿命が始まり、まるで生きているかのように動き始めます。
ホンダのストロークの形成に重要な役割を果たす別の次元は、リズムを通して振動する詩の音です。 彼は言葉に耳を傾け、水のように流れ、風の中で砂のように動き、形とプロポーションの完璧なバランスを作り出します。 各ラインは音楽のリズムで放射され、芸術的な完璧さで調和して提示されます。
~~~~~~~~~~~~~~
以上。
(主要なところを日本の方がわかりやすいようにした超意訳なので、そのつもりでご覧ください。)
この「Light upon Light」に記載されたヘバ女史の文を読んでいただくことでアラビア書道と本田孝一氏への長い道のりの理解の一助になればと思う。
本田氏はイスラームの深淵と美を独自の世界観をもって表現し続けている。今年のアブダビブックフェアや博物館による作品集発刊の流れの中で、氏があまたの書道家の中でも稀有な存在と世界が認識されていることを改めて知ることができた。
更に思う。
この大いなるライフワークは集大成のようで実はそうではないと思っている・・・
実は途中経過なのだ。
今でも吟遊詩人のあふれ出る詩のように、新しい作品へのインスピレーションと構想でいっぱいの本田孝一氏。作品作りへの絶えることなき情熱、現在進行中の大いなる人生をかけたライフワークの大きさに思わず震えた。
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本田孝一作品集「Noor Ala Noor」ーアブダビブックフェア
http://mphot.exblog.jp/32601793/
2022-05-28T12:35:00+09:00
2022-06-17T00:03:49+09:00
2022-05-28T12:35:41+09:00
miriyun
アラビア書道
本田孝一氏の作品の集大成である作品集が完成した。
本田氏の点にも上る作品をマレーシアのイスラムアートミュージアムが所蔵している。そのイスラム美術館が作品集として作品をまとめているとは聞いていたが、それがアブダビのインターナショナルブックフェアで披露された。
2.アラブニュース 27 May 2022 版より
ARABNEWS英語版↓
アラブニュース翻訳版↓
ドバイ:東京生まれの本田フアド孝一氏は、世界でもトップレベルのアラビア書道家として広く知られている。5月29日まで開催中のアブダビ国際ブックフェア(ADIBF)2022で新著「Noor Ala Noor」を発表したばかりだ。
この書籍は、本田氏の作品が展示されているマレーシアのイスラム美術館の協力のもと刊行された。
アブダビ・アラビア語センター会長のアリ・ビン・タミーム博士は、UAEの首都で行われた出版記念会でこの書籍を紹介し、
「アラブと日本は共通の文化的価値観、美意識、芸術的手法を有しており、それが二者間の文化的コミュニケーションの橋渡しのような役割を担い続けてきた」
と語った。
↑ 画像:アラブニュースから引用
この書籍は、マレーシアのイスラム美術館の協力のもと発売された。提供。
「日本とアラビアでは、書道が芸術的な表現の手段として活用されている。そして書道家は既存のスタイルを刷新し、自分の作品をパーソナライズするための新しい手法を生み出すことができる。彼ら書道家のスタイルは、何年も前に生み出され、世代を超えて受け継がれてきた古くからの伝統がベースとなっている」と付け加えた。
マレーシア・イスラム美術館のサイード・モハマド・アルブハリ館長は、次のように述べた。
「イスラム美術館は、日本人書道家本田フアド氏の作品に敬意を表し、このように二ヶ国語で出版物を発行できることを誇りに思う。我々は、アラビア芸術とイスラム書道の国際的な認知度向上に貢献できることを願っている。本田氏の作品は、アラビア書道が持つメッセージを世界中に伝えている。」
同美術館には、イスラム芸術、特にアラビア書道とコーランやその写本の装飾技法の発展に貢献したとされる、イスラム世界各地から集めた何千点もの芸術作品や考古学的文献が収蔵されている。
ヘバ・バラカット博士が執筆・翻訳を手掛けたこの書籍により、幅広い読者や芸術愛好家に本田氏の作品が知られていくことをアルブハリ館長は期待している。
本田氏は大東文化大学で教鞭をとっていた日本人ムスリムであり、国際アラビア書道コンクールをはじめとした数々のコンクールで賞を受賞している。
本田氏が書道に挑戦するきっかけとなったのは、地形学だった。
東京外国語大学を卒業後、本田氏はサウジアラビア政府と共同でアラビア半島の測量・地図作成を行っていた日本企業に入社した。そして1974年に、本田氏は翻訳家としてサウジアラビアに赴いた。その地図にはアラビア文字が描かれており、本田氏はその美しさに惚れ込んだという。そして、その作品を再現するために独学を始めたのだ。 (以上、日本語訳より一部修正して引用. )
3.「Noor Ala Noor」の刊行
アラビア書道家、本田孝一氏の集大成「Noor Ala Noor」は表紙さえもまだ見たことがないので発行元も知らない。
しかし無事刊行されたとのことなので近々見られるのではないかと今から楽しみだ。
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アブダビにおけるインターナショナルブックフェア
http://mphot.exblog.jp/32601719/
2022-05-26T10:35:00+09:00
2022-05-28T11:59:50+09:00
2022-05-28T11:24:34+09:00
miriyun
アラビア書道
今年のインターナショナルブックフェアはUAEのアブダビ首長国連邦で開催中である。
日程2022年5月23日~29日
2.アラビア国立展示センターADNEC(Abu Dhabi National Exhibition Centre )
ADNEC紹介動画(2分)⇒https://www.adnec.ae/en/
ADNEC(Abu Dhabi National Exhibition Centre) はアブダビ国際空港から数分の距離にあり、73000㎡の屋内展示スペースに最先端の相互接続された展示ホール、アトリウム、コンコースがあり、数多くの屋外イベントスペースとウォーターフロントの波止場によってつながっている。
↑2点の画像はADNECのHPより引用
この短い動画を見ただけでも壮大な建築群があり、ブックフェア開催にも十分で、この会場のホール8~11で開催されている。
~~~回想~~~
ところで、公式ページで会場図を見ていたら、この独特のうねりを持った建築物に見覚えがあった。
2011年にアブダビをバスで移動中に撮影したのが↓
2011年当時はまだ工事中で、うねったビルのあしもとには高い塀があり、そこに完成図とホテルの部屋があった。
このカーブと全面ガラス張りの三角窓を見ながら、この激熱の国で太陽光の直射に対する空調費はすごいんだろうなと漠然と思っていたことまで思い出した。
しかし、11年も前にちらりと見た建設中の様子を即座に思い出せるほど、印象的なカーブを持つ建物であることは間違いがない。
建築中の図にあったようにこの建築物にはホテルがあり、ハイアット系のアンダーズ キャピタル ゲート アブ ダビ(Andaz Capital Gate Abu Dhabi - a concept by Hyatt )となっている。
~~~~~~~
例年なら国際ブックフェアは世界の出版界から一般の書籍を愛する人たちによって本のみならず各国の文化ごと味わえるイベントである。
アラビア書道家、本田孝一氏はこのイベントに招待されてアラビア書道協会の山岡氏とともにアブダビに赴いている。普段なら自分たちアラビア書道愛好家たちもこの機会に訪れたいところだが、入国はできるのだが、手続き自体はコロナのためにまだまだいくつかのアプリの準備などきちんとしてからでないとスムーズにはいかないと聞いている。したがって残念ながら遠くからニュースが伝わってくるのを待っている。
各国ようやく観光への緩和も行われ始めたところでのブックフェア、どんな様子なのか気になっている。
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『 人間の宇宙』 Universe of Mankind ・・・アラビア書道作品
http://mphot.exblog.jp/32418166/
2021-12-23T12:27:00+09:00
2023-03-21T14:29:03+09:00
2021-12-23T12:27:59+09:00
miriyun
アラビア書道
≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
Web作品No.50『人間の宇宙』Universe of Mankind
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・内容:Qur’an, the entire chapter of Mankind(76) 『コーラン』76章 人間の章(全章)・書体:Thulth style スルス書体・大きさ:縦235cm×横178cm・材質/技法:(文字)レタリングゾル (彩色)アクリル絵の具・制作年:2020年・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影:M.Kobayashi
◆作者コメント:これは、2020年の一年をかけて制作したものである。
ここで使ったコーランの章は、とても短い章であるが、宇宙から呼びかけられた一つのメッセージではないかと思われる。
その章の中で、人間は、宇宙の中でその一部(いや、凡てであるかもしれない)として常に神様の名前を唱え、神様を讃えなさいという。
その結果、宇宙は神の名前で満ち溢れ、神への賛美で木霊して満ち溢れる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↑ 一日一回、ポチッと応援していただけると励みにもなります
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『預言者ムハンマド讃』(A Tribute to Prophet Muhammad)・・・アラビア書道作品
http://mphot.exblog.jp/32418163/
2021-12-22T12:26:00+09:00
2021-12-24T22:34:37+09:00
2021-12-23T12:26:17+09:00
miriyun
アラビア書道
Web作品No.49『預言者ムハンマド讃』(A Tribute to Prophet Muhammad) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・内容:Holy Qur’an 『コーラン』 預言者の章 21章107節・書体:Thulth style スルス書体(左右対称体)・大きさ:縦104cm×横116cm・材質/技法:(文字)レタリングゾル (彩色)アクリル絵の具・制作年:2019年・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia マレーシア・イスラム芸術博物館 (2021年12月現在、所蔵予定)
・撮影:M.Kobayashi
◆作者コメント:
これは左右対称体という特殊な書体で制作した。
上の円の中にはムハンマドという字が左右対称に入れられている。
預言者ムハンマドは、この世界を照らす光体ように例えられるがこの形はそれを意識している。
ピラミッド形の中には、私が個人的に最もすばらしいと思われるコーランの章句が
入れられている。それは、
「神様はあなたを正に、全世界(=宇宙)への慈悲としてお遣わしになられた」
ここでいう「あなた」は、言うまでもなく預言者ムハンマドのことであるが、
私は勝手に、それは生きとし生けるものすべてに言われた言葉ではないかと空想している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
]]>
『サダカの種子(しゅし)』Seeds of Sadaqah
http://mphot.exblog.jp/32345387/
2021-10-20T00:26:00+09:00
2021-10-21T19:54:39+09:00
2021-10-20T00:27:00+09:00
miriyun
アラビア書道
今回は、アラビア書道会場の一番奥の壁に展示され、来場者が必ず立ち止まって凝視していた本田先生の作品について、ご質問も多かったので技法も含めて紹介させていただきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1.本田孝一氏作品 ↑ 画像の上でクリックすると大きくしてみることができます。
『サダカの種子(しゅし)』(Seeds of Sadaqah)
内容:「一人のムスリムが木を植え、畑を耕し、その実りを鳥や人間や動物が食べたならば、
それは彼にとってまさに施し(サダカ)を行ったと同じになる。」
ハディース(預言者言行録)より
書 体:ペルシャ書体(ナスタアリーク書体)
制作年:2021年
以上、公式
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*これ以降はブログ主の私見ですので、鑑賞の参考までに。
本文の言葉であるが、この言葉については砂漠の民が、珍しく植林や耕作という行為について語っている。自分ではイスラームの言葉は背景を知ってからでないと理解が難しいと思ってきたが、この言葉はとても分かりやすい。
◆木を植え、畑を耕し、その実りを鳥や人や動物が食べたなら、サダカ(施し)を行ったことになるという・・・誰かが行ったこと(サダカ)が回りまわって生きとし生けるものへの恵みになる。その言葉や精神が美しいと作者である本田先生は感じたといわれていた。好きな言葉だとも。
また先生が敬愛する宮沢賢治の『虔十(けんじゅう)公園林』という名の美しい童話にも通ずる話だともおっしゃっておられた。
そういう作者の思いがナスタアリーク書体に託され、アラビア文字が軽やかに心地よくのびるデザインとなってあらわされている。そして明るめのアクリル絵の具が選ばれた。アクアグリーン系の雲形を基調としながら黄色や赤系の色がほんのりと周りを染めているのが、この言葉の印象をよくあらわしている。
~質問があったことについて~
・技法
採色はアクリル絵の具で、文字はレタリングゾル。筆とエアブラシとを使って制作されている。本田先生の色遣いは単色・単純なものはなく、同色系の絵の具が複合していることが常であり、今回の作品もよく見ると少しずつ色が変化して自然に次の色へと移行していく。
そして作品の周囲に額縁と呼応しているが、額縁よりは明るめの茶系の輪郭、その外側には白・赤・レモンイエロー・青みのある色が混ざった華やかな大理石文様のようなマーブリング紙が使われている(トルコのエブルと同じ手法によるが、フィレンツェの紙ということなのであえてマーブリング紙とする。なお、フィレンツェ紙は大きいサイズで制作されているものが多い)。
・数字
アラビア数字は書道を始めた最初のほうで学ぶので、読める方が多い。そこで下段中央右寄りの数字に気が付かれた方もいる。
144まで読んで、次に迷った方もいらっしゃる。通常の形とは異なる手書きの「2」が使われているのだ。そうすると1442年となる。もちろんイスラム暦で月をもとにした暦だから、日本の旧暦同様、季節感が年に約11日分程ずれていく。
今年、2021年の8月9日まではイスラム暦1442年だった。つまり、西暦2021年の1/1~8/9までに書かれた作品であることになる。
(*注)元画像が大きい場合、PCでは端まで見ることができますが、スマホ上では画像の右端が若干切れて見えることがあります。ブログの特性ですので、ご勘弁ください。
2.作品展を終えて
今年のアルアル作品展について。
コロナの非常事態宣言も解除された幸運な時に開催となった。
それでも主催側の出品者も外来のお客様もマスクをきっちりとされていて、不要なおしゃべりで騒ぐこともなくそれはさすがだと思う。こうした文化的イベントも双方が気を付けることで、出品者もお客様もより安心で心地よいものになったと思う。長いこと外出を我慢してきた欲求もあってか、お一人おひとりがとても熱心に作品をご覧になり、質問や感想もたくさんいただいた。
アルアル作品展入り口から、アラビア書道部門の右半分
アラビア書道部門の左半分
関係者の協力姿勢も素晴らしく、上記のコロナ対策やお借りした会場の係の方々との円滑なコミュニケーションまで含めてとてもありがたい結果となった。
こうした多くの人の協力と慎重さの積み重ねがまた次の文化的行事へとつながっていくと感じさせられた作品展だった。
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アラビア書道にはいくつもの書体がある
http://mphot.exblog.jp/32338533/
2021-10-13T21:44:00+09:00
2021-10-15T01:11:50+09:00
2021-10-13T21:44:28+09:00
miriyun
アラビア書道
紙にこだわる生活をしているので、家の中のあちこちに裁断紙やロール紙がしまい込んである。更に、これまでアラビア書道を20年以上練習してきた紙は分類もせずに積み重ねてあるばかりだ。さすがに整理し始めると、難しい一文字だけをひたむきに繰り返し書いていた跡や、思い出深い練習作が出てきてじっと見始めるとなかなか整理しきれない。
そうした中には、同じ言葉を異なる書体で書いた紙もでてきた。
アラビア書道は長い歴史の中で次第に文字体系やそれぞれの必要性に応じた形をもち、それが確実な形で伝えられている。
同じ言葉を書くのに確固たる歴史に基づいた書体が形成されてきたのだ。
それぞれ書いた時期は異なるが、4つの書体で書いた練習紙を並べてみた。普通練習は白のアート紙で行うものだが、自分は自作の紙や購入した紙などいろいろな紙を使うことが多い。筆と紙の相性を知りたいし、色付きの紙を前にすると気が引き締まるという効果もある。
ずっと以前に書いた練習紙だが、書体の雰囲気の違いは分かると思う、
右上から、時計回りに
ナスタアリーク、ナスヒー、ジャリーディーワーニー、ルクア書体の4つである。
こんなに異なるからこそ書道は面白い。
表現したいものに合う書体を選んで表現できるのが楽しい。
2.アルアル書道作品展始まる
昨日から、川崎駅前の会場でアルアル書道展が始まった。(~10月17日まで)。
4つの文字・・・ペルシア・ハングル・アラビア・モンゴル書道作品展で、しかも同じ文字の中にも書体の違いがあり、また装飾や額装の上での工夫や、書道道具の紹介やワークショップもあり幾重にも楽しめる。
◆興味がある方はこちらをご覧ください。
→前記事「2021年度も始まるアルアル書道作品展」
3.雑感・・・趣味を持つこと・作品展を通しての人との出会い
趣味の世界は他人とのつながりで家族や仕事仲間とも異なる。
ほど良い距離感がありながら、興味の一致することでつながるお話や経験の伝え合いや手助けしあったりできる。
そして、作品展はふだんなかなか話せない人と接する機会でもある。おしゃべりが得意なわけではないが、共通のものを見ながらなら話しもしやすい。
一緒にオープン作業をしたり、作品を見て回ったりすること自体が、とても「良き時間」だった。
他の教室の方とも年に一度の再会が楽しみであるし、他のペルシア書道・モンゴル書道・ハングル書道の方たちと触れ合えるのも嬉しいものだ。初めてのお客様に興味を抱いて感想などいただけるのも作品展のだいご味でもある。
また、旧知のブログのお仲間にも熱心に見ていただいた上、楽しい気持ちで時間がたつのも忘れるほどになり、ひたすら感謝、感謝のオープン初日でした。
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2022年度アルアル作品展(10/11-16)
http://mphot.exblog.jp/32321687/
2021-10-12T12:32:00+09:00
2023-10-13T06:44:27+09:00
2021-09-29T02:00:52+09:00
miriyun
アラビア書道
ペルシア・ハングル・アラビア・モンゴル書道作品展
(アルアルとは↑のように4つの地域名の語尾をつなげたものである)
世界の中でも特色ある文字が一堂に会しての作品展でペルシア・ハングル・アラビア・モンゴルの書道がそれぞれの分野ごとに展示される。毎回好評を博しているが、今年は更に会場を広げアートガーデンの展示会場すべてをつなげての作品展になっている。ゆったりと資料やアラビア書道の筆などの展示を見ることができ、ワークショップもあるのでそれぞれの特色を感じ楽しむことができる催しとなる。
また、先日アブダビで刊行された本田孝一氏の作品集の展示がある。そればかりかその作品集に掲載されていた大作が今回のメインになっている。
↑書道家本田孝一氏
作品『人間の宇宙』Universe of Mankindとともに
縦235cm×横178cmという大きさであるのに、会場まで手作業で運んできたというから驚きだ。
この作品は、この後マレーシアのイスラムアート美術館に送られ、その所蔵になるので、日本でのお披露目は、この機会が最後となるのでぜひご覧いただきたい。そして日本という国でイスラムアートを目指す弟子たちの作品展がずっと続けてこられて、年々規模が大きくなっていることも喜ばしい。
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1. 日時: 2022年10月11日(火)〜10月16日(日) 11:00〜17:00
(但し10月15日 (土)のみ11:00〜18:00と展示時間が変わります)
2. 場所: アートガーデンかわさき(TEL:044-200-1415)
(川崎市川崎区駅前本町12-1 タワーリバーク3階 展示室)
3. アクセス: JR川崎駅北口東方面に出て階段を下りる途中左側のからタワーリバーク 2Fに直結。そこからエスカレーターで3Fへ。
京浜急行川崎駅からは徒歩2~3分
(JRの場合、紫の線で説明します。北改札から出ると北口通路があり、それを右手(東)に進むと下り階段があります。地図の水色の表示のところで階段が二手に分かれるので左に向かって進んでください。会場のタワーリバーグビルの2階につくので、そこをエスカレーターで3階に上がってください。)(中央口東階段を下りた場合も左に行けば2分で着きます)
4.イベント等
5.ご注意:ご来場の際にはマスク着用をお願いします。
今回は設営してきたばかりなので、アラビア書道部門についてご紹介をさせていただいた。
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本田孝一氏紹介動画が美しい…イスラムアート美術館インスタ
http://mphot.exblog.jp/32273840/
2021-08-20T09:35:00+09:00
2021-08-20T11:39:08+09:00
2021-08-20T09:35:47+09:00
miriyun
アラビア書道
アラビア書道の第一人者、本田孝一氏についての紹介が美しい。
本田孝一氏の作品は、大英博物館をはじめ、世界の多数の博物館に所蔵されているが、マレーシアのイスラムアート美術館はおそらく世界一の本田孝一作品を収集・所蔵している。その美術館が公式インスタグラムで氏の紹介を始めた。
何が美しいのかというと、作品紹介の動画のセンスが良いのだ。氏の作品をの一部を背景に流しながら紹介しているのだが、大きな作品は全体を見たいし、また精細な部分を近づいても見たいものだが、ここでは大きな砂漠イメージの作品を横にスライドして見せるなど、見せ方に工夫があり、1分35秒の短い動画で十数点の作品が見られるようになっている(これでも美術館が所蔵する氏の作品の3分の一にも満たない)。人物紹介というのは短くまとめると一長一短あり、誤情報も多いものだが、ここでは短い文章でありながら明快で、氏の作品の概要を的確にとらえていると思った。
↑そのインスタの最初の場面。
小さなスマホの動画ではあるが、それでも作品を所蔵している美術館が作成しているだけにセンスが良くインスタグラム発信としては十分に美しい。
アラビア書道をご存じない方にも、短い時間(1分35秒)で氏の作品の世界観をかいま見ることができるのでお勧めできる。
作品群の一端を流れるように見ることができるのでぜひご覧ください。↓
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◆公式インスタグラムはこちら↓↓
ISLAMIC ARTS MUSEUM MALAYSIA
◆〈インスタの翻訳〉
フアド本田孝一は、第二次世界大戦直後の日本で生まれました。イスラム教に出会ったのは、アラビア語のカリグラフィーと、イスラム教の聖典であるクルアーンの鑑賞がきっかけでした。
1970年代にサウジアラビアの日本企業で働いていたときに、本田は書かれたアラビア語の無限の可能性に魅了され、それまで自分が育ってきた書道よりもはるかに自由な書道に出会ったのです。
東アジアの多くの書家とは異なり、彼は筆ではなくリードペンを使っています。
ストロークはイスラム世界の伝統に近いが、構図は全く異なります。彼の作品は、漆黒の文字を縁取るように色彩が輝いています。彼は、厳格な三角形から、変化する砂丘、銀河の天空の静けさまで、驚くほど多様な形を使用します。夜明けの厳しい光から燃えるような夕日まで、彼のパレットは他のイスラム書道家のものとは異なります。
フアド・ホンダ氏は、数十年の間に、日本で最も有名なイスラム書道家となり、世界中で尊敬されています。フアド・ホンダ氏の作品は、マレーシア・イスラム芸術博物館が所蔵する「14の王朝と1つの地域」展で大きく取り上げられています。このコラボレーションは、オリンピック開催直前に東京国立博物館で始まり、来年まで続きます。(www.DeepL.com/Translatorで翻訳、それに一部修正を加えた。)
*リードペン・・(葦ペンの意、氏は竹ペン)
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アルアル作品展(10/13-18)のお知らせ
http://mphot.exblog.jp/31705093/
2020-10-05T15:00:00+09:00
2020-10-06T00:31:58+09:00
2020-10-05T15:00:55+09:00
miriyun
アラビア書道
これまで2年おきにアラビア書道展「砂漠の薔薇展」が開催されており、前回は2018年でした。
今年はハングル・モンゴル・ペルシア書道の作品も一堂に会して作品展が行われますのでお知らせします。
アルアルとは、頭文字ならぬ末尾文字からきています。・・・アラビア・ハングル・ペルシア・モンゴル
(昨年も小規模に行いましたが、いろいろな書道があり、共通点や知らなかったことなど、いろいろな発見があって楽しい展示でした。)
今年は更に展示室二つを使っての展示となります。
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1. 日時: 2020年10月13日(火)〜10月18日(日) 11:00〜17:00
(但し10月13日(火) 14:00〜17:00/10月18日 (日)11:00〜16:00と展示時間が変わりますのでご注意ください)
2. 場所: アートガーデンかわさき(TEL:044-200-1415)
(川崎市川崎区駅前本町12-1タワーリバーク3階第 1・2展示室)
3. アクセス: JR川崎駅北口東方面階段からタワーリバーク 2階に直結
京浜急行川崎駅からは徒歩2~3分
(JRの場合、紫の線で説明します。北改札から出ると北口通路があり、それを右手(東)に進むと下り階段があります。地図の水色の表示のところで階段が二手に分かれるので左に向かって進んでください。会場のタワーリバーグビルの2階につくので、そこをエスカレーターで3階に上がってください。)(中央口東階段を下りた場合も左に行けば2分で着きます)
4. イベント
・モンゴル人絵本画家バーサンスレン・ボロルマーさんの原画作品の 展示
・10月17日(土)13:00〜14:00ウルグンさんによるモンゴル民族楽器「馬頭琴」演奏及び体験レッスン
・10月17日(土)および18日(日)には各書道によるワークショップ、お名前書きなど
・ 各書道関連グッズ展示・販売
5.ご注意:ご来場の際にはマスク着用をお願いします。
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トルコから届いたIRCICA冊子
http://mphot.exblog.jp/30928518/
2020-03-29T14:03:00+09:00
2020-04-05T21:42:20+09:00
2020-03-29T14:03:19+09:00
miriyun
アラビア書道
毎日、世界の切迫したニュースに心落ち着かぬ状態の昨今。
もちろん、アラビア書道をはじめ、各種の趣味の道も止まっている。
そんな中、突然届いた重い冊子。
IRCICA(イスラム歴史芸術文化センター)からの冊子だった。
なんと2018年5月に告知があり、2019年4月20日に結果発表があったカリグラフィーコンテストのカタログである。
このカタログ、参加者にも配布されるのがありがたい。時にネット通販されるものもあるが、極めて不定期である。
これまでに送付されたのは今回のを入れて5冊。(青色の時の冊子は配布されなかった)
第5回 2001
第6回 2004
第7回 2007
第8回 2010
第9回 2013
第10回 2016
第11回 2019
もともと忘れたころにやってくるのだが、作成されない時もあったので、参加してもすっかりあてにすることはなくなった。それでもこんな風にはるばると届くと嬉しいものだ。
そして自分が参加した部門の優勝者の作品などじっくりと見たり、そのほかの書体の造形の美しさを味わったりする。
2.IRCICA ところで、届いた送付冊子についていた差出人欄のIRCICAの住所が今までのユルドゥズ宮殿ではなくなっていた。昨今のイスタンブールの文化施設の修理や刷新・観光資源化の変化が激しいので、もしかしてユルドゥズ宮殿も新たな観光資源になるのだろうか。
新しい住所は
Hoca Paşa Mahallesi, Alemdar Caddesiとある。
IRCICAはこれまで新市街のバルバドゥス通り沿いだったが、新しい住所は旧市街だ。
ここなら歩いて訪ねられる便利な場所だ。
また、久しぶりにHPを覗くと、
ギャラリー欄にカリグラフィーコンペティションの欄があり、そこから入ると今回配布された冊子を丸ごとみられるようになっていた。
その中から見たいのをクリックすると、
こんな風にすべての入賞者の作品を見ることができる。
アラビア書道のコンクールとはどんな作品なのか、興味があれば、世界中の人が見ることができるので、この仕組みは今回特に進んだところである。
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