写真でイスラーム :カリグラフィーを読もう
2021-09-27T10:49:09+09:00
miriyun
*写真を使って、イスラーム地域や日本の美しい自然と文化を語ります。日本が世界に誇る人物についても語ります。フィギュアスケーター高橋大輔さんの応援ブログでもあります。
Excite Blog
宮殿という名のホテル
http://mphot.exblog.jp/17141569/
2011-11-27T19:19:00+09:00
2021-09-27T10:49:09+09:00
2011-11-27T19:20:21+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
アブダビ空港でアラビア語のカリグラフィーロゴを見つけた。
アラビア語では何というのか気になっていたホテルのロゴだった。
(ちょっと粗雑なトリミングは当方の粗雑さであって、実際はとてもきれいにデザインされたロゴである)
文字の延長線をアラブ風玉ねぎ型ドーム屋根風にデザインしているのがすてきだ。
肝心の意味はというと、右の輪の中にカスル(宮殿)、左の輪の中にイマーラートゥ(エミレーツ)とあり、
英語訳そのままのエミレーツパレスであった。 日本で言うなら、《日本宮殿》というような言い方である。
国名を背負ったホテル・・・エミレーツ・パレス
エミレーツ・・・UAEの国名を背負ったホテルということになる。
アブダビの街を見て歩いた時の海越しの眺めである。昼間は暑さの中で茫洋としているが、夜はライトアップされる。この見えている建築群を含み敷地が広い。夜にはライトがつき、それが海面に写り込むので素晴らしい眺めであるという。
パレスはそれだけで豪華感があるのでホテル名にもよくつかわれるが、国名を背負っているとなるとそれなりの思いのこもったホテルに違いない。
じっさい、UAEではブルジュ・アル・アラブ(バージュ・アル・アラブ)の7つ星と並んで、このエミレーツパレスも7つ星と紹介されている。サービス面もケンピンスキーが行っているのでしっかりしている。
これは大ドームが中央にあり、その下がメインロビーになっていて、大きな吹き抜けで天井まで金色使いの多い、荘厳な作りであるという。例の金の自販がある場所の一つでもある。
ドバイ首長国のブルジュ(バージュ)・アル・アラブに対抗して建てたといわれ、アブダビ首長国が誇りとしているホテルである。
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東京ジャーミイのレリーフ…カリグラフィーを読もう
http://mphot.exblog.jp/13024253/
2009-11-21T18:34:00+09:00
2012-01-07T12:24:07+09:00
2009-11-21T18:34:43+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
大理石の東京ジャーミイ
東京ジャーミイの礼拝堂はトルコ文化センターを通って2階にあたる部分にある。階段を上っていくと階段の上は日本で言うところの東屋風の建物になっており木のぬくもりがよい。
ここから礼拝堂の入口を見る。
そこからはもう礼拝堂の一部であり、大理石が敷き詰められている。ひろくて清々しい場所である。
礼拝堂の入口の左右には、一段高くなったところがある。その前の壁には外におけるミフラーブが左右それぞれに穿たれている。
★東京ジャーミイのカリグラフィー
玄関から右に広がる白い壁、そこのミフラーブ横に次のようなカリグラフィーがある。
ヤー・ジャッバール
意味は、「制圧するものよ」というような意味。日本語の意味だと強めの意味になっているかもしれないが・・。
ヤー・ガッファール
意味は、「 赦すお方よ!」というところだろう。アッラーの美名の一つに向かって呼びかけている。
アッラーの美名、ここ東京東京ジャーミイにもこんなに大きな書として表現されていた。
☆この東京ジャーミィではカリグラフィーは黒字にとどまらない。金文字もあれば、上記のような白壁に浮き彫りというものもあるのだ。この浮き彫り、じっと見てきたら深さ6~7mmも彫られていた。
そのため、たくさんのカリグラフィーが飾られているのだが、過剰には感ずることはなくセンスの良い美しいジャーミィという印象をうける。それでいてじっくり見る人には、いろいろと語りかけてくれる・・・そういう魅力があるジャーミィである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
≪追記≫
11月22日、東京ジャーミイの礼拝堂を廻るツアーに行かれた方に伺ったら、
このジャーミーは日本の感覚・好みに合うように色やデザインを工夫しているという説明だったという。
なるほど、だから日本人の感覚にぴったりと合っているのだと更にうなづいてしまった。
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ワーウが4つ連なるアラビア書道・・・東京ジャーミー
http://mphot.exblog.jp/11856870/
2009-07-03T00:53:00+09:00
2010-01-11T16:42:13+09:00
2009-07-01T00:53:16+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
その装飾面をいろいろと紹介してきたが、アラビア書道面がどうもアラビア語を打つのが大変なのであまりすすめていない。
アラビア語を打つことはできるが行換えするとバラバラになる状態を放置しているために時間がかかりすぎ、これをつい避けてしまうことが多い。
さて、ミナレット(ミナーレ・マナーラ)に注目。
都会のビルの間においてもその尖塔はめだつ。
そこに明らかにモスクがあるということをイメージさせる。
・・・・そういえば、このモスク、娘の社会の教科書にも載っていた。国際化の項目として東京にイスラム教徒が増えていること、いまではハラールマークのついた食品がたくさん売られていることなどまで載るようになった。
◆さて、そのミナーレの土台に近づくとさすがに厚みのある石でできていて、立派なものであるが、そこにアラビア語のカリグラフィーがある。
そのうち大きい道路側に面したところには、
いつもの「アッラー以外に神はなし」に、さらに細かな字が間に存在する。
これがすきまにある文字で、写真を横にしてみるとこのように見える。
上の段 アル・ハック(真理)、 アル・マリク(王)
下の段 アル・ムビーン
*アッラーの別の名前をあらわす。
ミナーレ(塔、ミナレット)の東側の土台のところにはワーウو
が4つ並んだ印象深いアラビア書道を模している。
*凡そ栄誉は、アッラーと使徒、そしてその信者たちにある。
だが偽信者たちには、これが分らない。*
وَلِلَّهِ الْعِزَّةُ وَلِرَسُولِهِ وَلِلْمُؤْمِنِينَ وَلَكِنَّ الْمُنَافِقِينَ لَا يَعْلَمُون
一番高い位置にバスマラを配し、4つのワーウを大きく書いてデザイン化している。
そのほかの文字はクーフィー書体を用いて表現している。
いずれも、トルコの古くからのモスクにあるデザインを基にしている可能性がある。
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ハット・アラビーヤの切手
http://mphot.exblog.jp/10163070/
2008-11-19T01:07:00+09:00
2011-12-28T11:43:27+09:00
2008-11-19T01:07:54+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
そのハット・アラビーヤの中には馬や鳥の姿に文字を入れ込んでいくものもある。
昨日、届いたザ・ジャパニーズ・ドバイを入れた封筒には鷹の姿があった。消印でジャマされてはいても明らかな書道である。
鷹の羽根から胸にかけてアルイマーラート と書かれており、U.A.E.をあらわしている。
よくぞエアメールとなって飛んできてくれたものだ。この出会いにも感謝!
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カリグラフィー・クイズ
http://mphot.exblog.jp/8676105/
2008-04-17T07:24:00+09:00
2020-01-27T08:41:11+09:00
2008-04-17T07:16:30+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
カリグラフィーはイスラーム地域ではモスクはもちろん、家庭の居間でも町の中でも見かけることがある。
その中から、短い言葉でクイズを!
上の文字は
アラビア書道の中でなんと呼ばれているものだろう。
1、4択問題
①ディーワーニー体
②クーフィー体
③スルス体
④ナスヒー体
2、中級者は、意味や読み方もお試しあれ!
答えは次に!
↓
https://mphot.exblog.jp/8682757/
◆なお、チュニジアのタイル文様がカリグラフィーの周りにめぐらされている。
文様は、タイルに幅広の四分の一円が描かれている。その中にも弧がめぐらされている。その周辺に葉の文様が入り、いかにもこの国らしい。
ここならではの黄色の入った軽快な色合いが地中海によく似合う。
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ミフラーブのカリグラフィー…アヤソフィア
http://mphot.exblog.jp/8539886/
2008-03-28T11:14:00+09:00
2011-11-26T12:53:01+09:00
2008-03-28T11:14:47+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
アヤソフィアはその後半生でモスクとして使われたため、キブラ位置が最初から計算されて作られていない。
東向きの正教会のアプス中央(祭壇の置かれたところ)に対して、キブラはわずかに南東にずれている。そのため上のステンドグラス3面のうちこの写真に見えている青のステンドグラスが中央なのだがそれとずれているのが見て取れる。
さて、このように後から付け加えられたミフラーブ(キブラ・・・メッカの方向をあらわすくぼみ)ではあるが、あと付けとはいえ、その祈りの中心部を見るとやはりくぼみとなってそこには何ら装飾はない。
しかし、そのくぼみの周辺はそれぞれの地域の特色ある材料やデザインが用いられたりする。たいていまずコーランの言葉をあらわしたカリグラフィーが多く用いられる。
★☆カリグラフィーを読もう☆★
◆まずは、横書きのカリグラフィー
前半:アッラーの他に神はなし、ムハンマドはアッラーの使徒である
後半:ワ アンナ アルマサジダ リッラーヒ ファラ タドアウー マア アライヒ アハダン
すべてマスジドはもともとアッラーのもの、さればここでアッラーと一緒に他の神をあがめてはならない。(アル・ジンの章)
以上、この二つが、組み合わされていた。
◆そして気になっていたのは、このカリグラフィー
形の中に埋め込んだ文字は点の位置などが微妙だ。(短い文なのに語彙が少ない上にバイトゥの点の位置に気付かなかった自分は、師の助言を得てようやく理解したのだった。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワル ヤッタウワフービルバイティル・アティーキ
そして彼らにその古き家(カアバ神殿のこと)をタワーフ(廻ること)させなさい(巡礼章)
*こうして意味を知ってみるとミフラーブにはそれなりのふさわしい言葉を選んでいることがわかる。
なお、一番下には書家のサインがあるが細かすぎて読み取れない。また、年号はヒジュラ暦で 1260年とある。西暦ならば1844年のことである。
すると、このミフラーブを今の形にしたのはアブデュルメジド1世ということになる。
そういえば、アヤソフィアの記念碑的に残されているモザイクのトゥーラは、アブデュルメジドと書かれていた。彼の時代に大がかりな修復が行われたということだろう。
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アヤソフィアの円形カリグラフィー額
http://mphot.exblog.jp/8460872/
2008-03-16T23:46:00+09:00
2012-01-21T15:37:22+09:00
2008-03-16T23:46:30+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
この壮大なる高さ54メートルのドームの元でその装飾を見ると普通のタイル装飾などでは装飾しきれない壮大さが目に付く。
現在ここにはモスクであった名残として円形の額が8基備えられている。
ミフラーブの周囲にもカリフの名を埋め込んだところがあるが、その程度のものではこの巨大な空間を埋められない。
1847年、アブデュルメジト1世の命により、構造的な補強が行われる。主柱に8枚の円形額が掲げられたのはこのあとである。
ミフラーブの右に唯一神アッラー
ミフラーブの左には預言者ムハンマド
さらにアッラーの右隣には初代カリフのアブー・バクル
ウマル
2階回廊の人物が右に見える。比較するとこの文字が如何に大きいかわかる。
以下、ウスマーン・アリー・ハサン・フセインと続く。
これらは1859年に書家はカザスケル・ムスタファ・エフェンディによって書かれた。
これらの額は直径7.5mもあり、1つの単語としてこれだけの大きさは世界1といわれる。
彼はこのとき作られたスルタンの座のカリグラフィーも彼の手によるといわれている。
この大きさの中で、このような大きさでなければバランスが取れなかったこと、最初から設計したわけでなく後付けであるためこのような円形額が取り付けられるという形をとらざるを得なかったのだった。
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金刺繍のカリグラフィー・・・カリグラフィーを読もう(18)
http://mphot.exblog.jp/6277348/
2007-06-09T08:14:00+09:00
2007-06-10T14:52:24+09:00
2007-06-10T08:14:00+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
そして、壁面やドームは基本的にアラベスクとカリグラフィーが飾られている。アラビア語で伝えるべきものとされてきたので、中国ウィグル自治区の清真寺(モスクのこと)から、マレーシア・インドネシア・ペルシア・トルコまで、そしてかってのイスラム帝国の西端のスペインまでモスクの装飾はアラビア語のカリグラフィーなのだ。そして、そのカリグラフィーがタイル・象嵌・モザイク・木彫・ステンドグラス・レリーフなど多彩な方法で飾られている。
その実例を日本で見つめてみたい方には東京ジャーミーがよい。何しろこのモスクには、トルコのイスラーム芸術の力を注ぎ込んである。だから、これまでに述べてきたように、数々の装飾技法を見ることができるのだ。
さて、今回は東京ジャーミーの刺繍カリグラフィーを紹介。
刺繍は金糸で丹念に文字を刺繍してある。
上の円形カリグラフィーは上にアッラー、下にムハンマドをあらわしている。
下の台形カリグラフィーはスルス書体で「慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において」をあらわしている。右下にイスラム暦で1420年(西暦1999年)とある。このジャーミーにあるカリグラフィーはいずれもこのジャーミー建築年(2000年)にあわせて書かれている。
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鳥のカリグラフィー…アラビア語の書道(17)
http://mphot.exblog.jp/5969347/
2007-04-29T14:37:00+09:00
2018-06-06T15:42:04+09:00
2007-04-29T14:37:41+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
作者ムスタファの書を彼の徒弟であったイスマーイール・ズフドゥ・エフェンディが複写したものが『図説アラビア文字事典』に掲載されていた。
↑それを見ながら自分で書いた。色分けしやすいように文字と文字をやや離して書いていったら少し太めの鳥になってしまった。突然書いたので書法に則っていないところばかりだが、ご勘弁を!
さて、これをどう読むのだろう。
ビスミッ・ラーヒ・ラフマーニ・ラヒーミ、ワ・ビヒ
意味は、「慈悲あまねく、慈悲深き神の名において,そしてあなたとともに」の意味である。
~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・
◆残された疑問・・・
* ただし、よくよく見ていくと文字を確定する点が一つ足らない。この色に合わせて読むと、最後のビヒのビをあらわす点が足らないことになる。
もともとそうだったのか。途中で落ちていったものか?謎だ。
*また、Wikipediaのアラベスク項目の中の鳥のカリグラフィーは上記とは言葉は同じだがデザインが少し異なる。点はすべてついていて正しい。するとこれがムスタファ・ラキム・タシュメクテブリ(~1767年)が書いたものなのだろうか。
さらに、調べていったら、Wikipediaにのっている作品はイスラム暦1013年とあることを見つけた。ヒジュラ暦1013年とは西暦1604年のことで、江戸時代の始まった頃となってしまった。これでは1767年没のムスタファではなくもっと以前の人となってしまうのか?
誰が書き始めてどう変化していったのか、この興味はまた次の機会につなげていくこととしよう。
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カリグラフィーで読む…セルジューク朝か?修復か
http://mphot.exblog.jp/4087538/
2006-07-01T14:14:00+09:00
2007-04-29T12:08:18+09:00
2006-07-02T14:53:05+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
*ところで、余談ではあるが、マリク・シャーとはすごい名前だ。なんといってもマリクはアラビア語の王(支配者)だし、シャーはペルシア語の王(支配者)を意味する。だから、マリク・シャーはキング王か・・・という感じ。でも名君だったということだから。名前負けしなかったということで、めでたしめでたし。それにペルシアのイスファハーンを都としペルシア人を官僚として人材を使っていたのだから、両方の言葉を入れたのは妥当だったのかもしれない。
☆さて、テーマに入ろう。金曜日のモスクは完全な破壊は免れ、修復をしながら命運を繋いできた。こんな時ほどカリグラフィーは大事だ。たとえばここはいつ作られた部分なのか。その手がかりが見つかることがある。
では、主礼拝室を見てみよう。イマーム・モスクとは別の意味で見事なムカルナスがある。高くてよく見えないがミナレットがある。ここのカリグラフィーの一部を見てみよう。
①ムカルナス・・・珍しい。ムカルナスの一つ一つに文字が入っている。その文字を右から読んでみると、
アッラー
ムハンマド
アリー
②塔の文字は
アルハムドゥ・リッラー(神様のおかげで)
周囲にはムハンマド・アリーも見え隠れしている。
*そのほかの人名は周辺部分にもでてこない。
これによって、このミナレットとムカルナスはセルジューク朝のときのものではなく後の王朝の建築であることがわかる。
なぜなら、セルジュークはスンナ派であったので正統カリフ4人を敬うはずであるが、ここには探してもでてこないからだ。
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王の名を探せ!…カリグラフィーを読もう(15)
http://mphot.exblog.jp/4026794/
2006-06-15T02:50:00+09:00
2006-06-19T10:29:16+09:00
2006-06-15T02:50:17+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
←イマーム・モスク(かっては、王のモスクといった)の門
イスファハーン、イマーム・モスクの門の中心にアラビア語のカリグラフィーが見事な書体で、しかもモザイクタイルで入れられている。
一般にモスクの文字はクルアーン(コーラン)とハディースであるが、記録としての表記はないのだろうか?
*そのカリグラフィーの中に製作者やシャーの名がないか探した。
・青の文字・・・・・・・・・・・・ 勝利者・アブー
・ピンクの文字・・・・・・・・・アッバース・・・・(見つけた!!)
・緑の文字・・・・・・・・・・・・フサイニー
注)アブーとフサイニーはアッバースの名の一部と思われる。
☆ この文字があることによって、このモスクがアッバース大帝が建てさせたものであることがようやく確認できた。
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アラビア語のカリグラフィーを読もう…ミナレット
http://mphot.exblog.jp/3987184/
2006-06-05T17:06:00+09:00
2009-03-21T22:42:20+09:00
2006-06-04T17:02:33+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
だが、クーフィーは時代により様々な形があるうえに、建築物の形やタイルの形によって。かなり自由奔放に変化していく。
A:塔の部分は幾何学的デザインであるためにあまり文字に見えないかもしれない。だが、この塔の中の文字はムハンマドとアリーで埋め尽くされている。さすがシーア派・・・徹底してアリーである。
B:アッラーを讃えまつる。 (これは師のアドバイスをもらってやっと読んだ。力不足!)
C:アッラーは偉大なリ
幾何学文様の間に、この文字を反転文字も含めてびっしりと飾っている。
☆興味深いのは、偉人の名を反転させて書くことは日本の歴史ではないと思う。しかし、イスラームでは文字を非常に大切に扱いながら、反転させること自体は全くかまわないようだ。
反転しても美しければ芸術なのであり、モスクの場合でいうならば誰の名を上げているかが大事なのだ。
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モスクの宗派はどこで見る?
http://mphot.exblog.jp/3856720/
2006-05-02T22:35:00+09:00
2008-03-06T15:34:16+09:00
2006-05-01T23:17:46+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
それには、装飾化されている文字に注目!モスクではクーフィー体などでさりげなく文様の中に滑り込ませてあるので、文字とは思わず見過ごしてしまうことがある。
ではイマーム・モスクの実例を2つ。
↑ 表門に付属するミナレットの根元部分
そこにはクーフィー体で「アリー」と書かれている。
↑ さらにこの壁面では中央にアッラーフ、その下にムハンマド、そして左右に組文様化したアリーの名が読み取れる。
★ いずれの場合も、4代目カリフのアリーを強調している。そして、あえて、アブー・バクルなどのカリフ名をのせない事によって、派を明らかにしている。すなわち、シーア派ということになるわけだ。
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航空機クイズ&カリグラフィー
http://mphot.exblog.jp/3737217/
2006-04-01T16:01:00+09:00
2012-03-17T09:11:53+09:00
2006-04-02T16:46:51+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
気楽にクイズから
・・・旅好きの方にはやさしすぎて笑っちゃうでしょうが・・・
★クイズ・・・この航空機はどこの国のでしょうか?
ヒント0) アラビア語学習者はアラビア語を読んでご判断を!
では、ここからクイズのヒント・・・・
ヒント1) 最近、イギリス人のサッカー選手デイヴィッド・ベッカム選手が家を買ったそうだ 。
ヒント2) 7つの小さなくにが集まってできた。
ヒント3) 石油・・もちろん採れる。
ヒント4) この飛行機、関空に来てるけど、成田にはまだ便がない。(2006年記事を書いた時点ではなかったが、今は成田便もある)
☆ もうお分かりですね。
答) アラブ首長国連邦 ( 略称U.A.E.)です。
そしてこの航空会社はエミレーツ航空。
★ では次に、いつもの『カリグラフィーを読もう』に入っていこう。
この航空機のロゴマークはどういう順番に読むのだろう。
なお、このロゴマークのアラビア語のカリグラフィーとしての見るべきポイントはアリフだ。
右のアリフが二本きれいに縦に揃えてある。そして、左を見れば、ミームに連なったアリフにターの後ろを変形して無理やり伸ばしている。正式のカリグラフィーとしてはどうかと思うところでも、ロゴマークなら全体のバランスのほうが大事だからこんな変形もある。
さて、読み方は↓
色であわせてあるので、一文字ずつ確認してみよう。読みも、エミレーツと全然違う。でも、エミレーツってこれのことなんだ。
ちなみに、アラブ首長国連邦は、
الامارات العربيةالمتحدة
この最初の語句(右)がアル・イマーラートゥで首長国の意味なのだ。
そうすると、首長国航空。やはり、エミレーツのほうがいいかも~。
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花のカリグラフィー…マスジェデ・エマーム
http://mphot.exblog.jp/3676381/
2006-03-15T08:48:00+09:00
2007-07-07T23:26:00+09:00
2006-03-19T12:17:56+09:00
miriyun
カリグラフィーを読もう
一単語なので、見慣れている人はわざわざカリグラフィーと考えなくても一目でわかる。でも、ここにでて来る文字は四角い図形の中にきちっと入れ込むデザインなので、その特色を少しづつつかんでいかないと単語数が増えた時に読めない。単純な文字なのに自分もてこずって抱え込んでいる文字がいくつもある。
上の写真も幾何学的なクーフィー体あるいは、アル・ワリード体かと思われる。クーフィー体はイラクのクーファというところで考え出され、イスラーム初期にはクルアーンを書く書体として使われたが、すばやく書くには向かないため、やがてその地位をナスヒー書体に譲った。しかし、クーフィー体は、草木を絡ませて繊細なものから、幾何学的で力強くほとんどが直線からなるものまで幅広くあり、建物などに施すのにふさわしいため現在でもよくつかわれている。
この文字の中にペルシアの得意とする花模様が飾られ、その周辺もつる草なっている。黄色と白の花が細かく描かれ、そして文字の輪郭はグレーで縁どられている。
これは、『アッラーフ』と書いてあり、そのままアッラーの意味であるが、こういう文字が花で装飾されているのは珍しい。青の地に黄色の花で、このモスクの絵付けタイルがこの色合いなのでそれに調和するような色になっている。
この四角は左下を下として読む。ただし、みてのとおり最初のアリフ(緑色)がピンクの枠の文字の上に横になっている。これが最初の文字で本来青の文字の右横に縦にあるべき文字なのだ。つまり、デザインのためには向きは気にしないということになる。この特色を考えると結局この手のデザインを見る場合にくるくる写真を回してみることになるのだ。
その場で見ようとすると、首をかたむけたり逆さにしてみたくなってしまう。実際にやると、とても格好は悪いし怪しまれてしまうのでおすすめできない。
☆だから、複雑なカリグラフィーを現地でスラスラ読むなんてことができるひとは、専門家かよほどの達人ということになる。現地のムスリムに聞いてもカリグラフィーについてはわからない場合が多いようだ。
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