2018年 04月 20日
サクラ サクラはいつもよりずっと早くカッと咲いて、ドサッと花を吹雪かせて去って行った。 ![]() ![]() ![]() ![]() 雨上がりの黒土の上はメリハリの利いた着物の柄を見るようにあでやかだった。 このさくらに色っぽささえも感じる。 #
by miriyun
| 2018-04-20 18:43
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2018年 04月 13日
1.馬酔木(アセビ)の花 ![]() 馬酔木(アセビ)はツツジ科の低木で、白いつぼ型の花をたくさんひとかたまりにして釣り下がる花だ。 白くて厚みのある花弁だが、逆光で見れば形と厚みの違いも立体的に浮かび上がる。 花はそれぞれの特質にあったかたちを持っている。 今は、それぞれの花がもつ固有の形をレンズを通して見つめなおしている。 2.馬酔木の名 形は可愛らしのだが、木の名前に馬がついている。 これは何かあると感じてしまう。 案の定、アセビには茎・葉・花など全てに有毒な物質が含まれており、血圧低下や腹痛・下痢・呼吸麻痺などをおこすという。 特に馬や牛がこれを食せば、脚がなえてふらついて歩けなくなってしまう。このことから馬が酔うきというようになり、それにアセビという当て字を組み合わせたものだった。 だから、哺乳類の動物たちはアセビを食べない。 実際、奈良の鹿たちは何でも食べる勢いなのにアセビは食べないという。 だが、馬酔木という名があるくらいだから、きっと食べてしまった馬もいたのだろう。 なお、殺虫成分があるので、野菜を育てるのにこの葉を利用することがある。 #
by miriyun
| 2018-04-13 23:47
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2018年 04月 12日
2018年 04月 10日
こんにちは 久しぶりに書道にはまっている。 その思いは写真にもブログにも影響している。 ![]() アラビア書道で「こんにちは!」 ![]() ここへきてようやく息を吹き返したようなこのブログへ 、 ようこそ! おいでいただきありがとうございます。 #
by miriyun
| 2018-04-10 23:13
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2018年 04月 09日
1.緑のシャワー ![]() 野山を歩いていて、ふと上を見上げると、崖の上の大木がのびのびと枝を広げていた。 まるで緑のシャワーを浴びせるがごとく空を覆い、心地よいマイナスイオンを発生させていた。 2.ウグイスカグラ 高さ2mほどの低木に淡紅色の可愛い花が咲いていた。 #
by miriyun
| 2018-04-09 05:18
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2018年 04月 08日
1.起きろ! 深夜に起きて、ふといつもの癖でtwitterの画面を見てしまった。 するとそこに、「空をご覧ください」と言ういつも的確な情報を発信してくださるKAGAYAさん(素晴らしい写真家の方で、いつも敬意を持って見させていただいています)のささやきが載っていた。 南東の空をご覧くださいとあるのは、もう「起きろ!」としか聞こえない。 なぜなら我が家の向きと近隣の家の屋根の関係で低めの月や星を見られるのは南東方面しかないのだ。 2.月と火星と土星のランデブー 南東には、下弦の月が航行と光を放つ。その右横に確かに二つの星が肉眼でも見える。これはカメラでしょう・・と、夜中にベランダでごそごそしてしまった。 ![]() 星空って、実際はどんな時も満天の星であることは変わらない。惑星も星もいつだって存在はしていてびっしりいっぱいあるものだけれど、 ①それが見えるようなきれいで暗いそらかという物理的な問題 ②見えても何という星又は惑星かを判別できるかという問題 この二つの問題により、なかなか惑星なんてわからないのだ。 でも、今回のようにいつどこに何が見えると発信していただけると、天文オンチでもこれが土星とかはっきり見た気になる。 尚、国立天文台のHPで確認すると、本当に今日は月と火星と土星のランデブーという題名で今日の天体ショーの解説があった。(ここのテーマはその言葉をお借りした) ![]() ![]() この画像、場所と時刻を指定しての見方ができるので、9日の様子を調べたら、月からどんどん遠ざかっていくことが分かった。 ![]() こうして、改めてみて見ると、点と月にしか見えないこの写真ももう今夜からは遠く離れていくばかりで 一期一会の機会をもらったなあとつくづく思うのだった。 *天文台情報によると、次の空情報は4月18日の月と金星の競演ということで、見ごろは日の入り30分後ということだ。西の空に細い月と金星・アルデバランが見える。
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by miriyun
| 2018-04-08 12:09
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2018年 04月 06日
光とともに ![]() 市民の森の、人の目もないようなところで、ヤマブキが咲いていた。 サクラに目が行く季節でも、ヤマブキの黄色には惹かれる。 ![]() 光と戯れているかのようなヤマブキが・・・ ![]() #
by miriyun
| 2018-04-06 23:27
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2018年 04月 06日
1.海峡というもの 海峡と言えば、これまでボスポラス海峡は良く取り上げてきたが、世界のどこの海峡も歴史の上では新航路をめぐる船長の思いや貿易航路の問題、そして国益を争う国家間の戦争に至るまで色々な場面で登場してくる。マラッカ海峡など日本の貿易ルートとしても安んじていてはならないところである。 また、源平合戦の最後の戦場で義経が采配した壇ノ浦の戦いは関門海峡の最も狭隘な海域で、汐の流れを読んでこその戦いであった。 ![]() このように海峡というのは、戦いでも交易でも大変重要な所として歴史に登場してくる。 2.黒海から地中海へ このところ、撮りためておいた銀河チャンネルの歴史ドラマをまとめてみている。ドラマであるから視点は様々で、史実に正確とは限らないが、それを承知で見ていればそこに出てくるものは実に興味深い。 オスマン帝国のスレイマン大帝の物語の配信の続編がまだ来ないので、「クイーンメアリ」(今週から水曜の夜に続編が始まった)やロシアの女帝「エカテリーナ」(最終回まで終了)なども見ていくと、それぞれの国が時代は違えど、どれほど互いに対峙しどこを要としておさえようとしていたのかはそれぞれの国の視点で抑えてあるので、それが一致するところが面白い。 かって、後進国としてヨーロッパ諸国から野蛮な国として嘲笑されたロシアに現れたピョートル大帝はけた外れの行動力で自ら船大工として弟子入りするなどして、部下たちも学ばせて海軍の創設に至る。 その悲願はロシアから世界へと発展するために海に出るということだった。しかし、ロシアが面しているのは凍ってしまう海。凍らない海は黒海だ。黒海から欧州やトルコと肩を並べ力を持っていくには地中海に出たい。そのために、近世・近代にいたるまでずっと見続けたのが黒海から地中海への航路だった。 エカテリーナらは黒海沿岸の土地を抑えるために戦い、海軍を強いものとしてトルコ軍にも勝利したことがあるのでエカテリーナ大帝と称された。 ロシアがめざし、オスマントルコが死守した海峡がボスポラス海峡とダーダネルス海峡だった。 そして、これはロシアだけではなく、オスマントルコと戦ったすべての国にとって、これらの海峡はキーワードになり続けたのだった。 3.ダーダネルス海峡 ダーダネルス海峡はボスポラスと同じようにトルコ領域内にあり、ヨーロッパ側とアジア側にはさまれた海峡である。狭隘な海域は幅1200mほどで対岸が見える。ヨーロッパ側の地域はガリポリ半島という細長い半島であり、そこから対岸へはフェリーが出ている。 ![]() ヨーロッパ側を出航して、 ![]() 庶民の生活に密着したカーフェリーは庶民の脚として毎日役立っているものだ。 ![]() そしてわずか20~30分で対岸のアジア側につく。チャナッカレという地域である。ここから古代の古戦場トロイは近い。 ![]() 手書きの地図は見やすいように海峡の幅を広めに書いたが、実際はもっと細い。 このような近さなので当然、要衝としてどちら側にも砦や城が築かれる。 ![]() 上の写真では左右にヨーロッパがとアジア側を見ることが出来る。そこをイスタンブル方面へと行く船が点のように小さく見える。その船を左右のどちらからでも狙うことが出来るのが写真からでもわかるだろう。 こういう場所であるから、ここを通る権利をロシアがトルコと交渉したり、戦争の要衝になったりするのも必然だった。 近代での大きな戦いとしてはガリポリの戦いがある。 第一次世界対戦のとき、連合国側の英仏軍はこの海峡をにらむガリポリ(トルコ語ではゲルボル)半島に上陸作戦を敢行し、そこから首都イスタンブールを落とすという作戦でチャーチルが動いた。この時力の衰えたオスマントルコに突然現れたのが、ムスタファ・ケマル(のちのケマル・アタチュルク、トルコ建国の父)であり、彼の働きでトルコが勝利をおさめ、チャーチルは苦渋をなめることになった。 海峡を注目するだけでいろいろな歴史が見えてくる。そんなよもやま話でした。 #
by miriyun
| 2018-04-06 03:29
| トルコ
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2018年 04月 03日
1.ボサ頭のヒヨドリ 桜の季節によく見る鳥 ![]() ![]() ![]() 2.義経のひよどり越え ティーンエイジのころから源義経の戦記を夢中で読んでいた自分は義経の一の谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦と続く戦いを読んだり語ったりすることがとても好きだった。 だが、西日本に詳しいわけではなく、実際にその場を訪れたことはない。 一の谷といえば、義経が深い山を地元の人に案内させて一の谷の裏手の崖上に至るひよどり越えをしたことが名高い。 ~~~~~~~~~~ 義経は崖上にたどりつくと、部下たちを前に、それ、崖を行くシカを見よ、鹿が四つ足なら馬も四つ足、同じ四つ足でこの崖を降りれぬわけがないと皆を鼓舞し、自ら険しい崖を一の谷の陣屋めざして馬で駆け降りるのだった。そして険しいがゆえに裏から敵が来るわけがないと思っていた平家を蹴散らして義経は大勝利したのである。 ~~~~~~~~~~ とまあ、これは自分の記憶の範囲であらすじを書いたものなので、細かい言葉は平家物語等をもう一度見直さなければいけないが、内容的には概ねこんなところだ。 ◆他の人が考えないけもの道を登るひよどり越えを思いつく ⇒しかも絶壁におじける部下を前に、馬も同じ四つ足という無理問答 ⇒大将自ら崖を駆けおりる勇気 義経の戦いのワクワクするところだ。 が、なぜ険しい山にひよどりなどという名がついているのかもちろん考えてみたこともなかった。 今回、その地名の由来がたまたまヒヨドリのことを調べていてわかった。 この山がヒヨドリの渡りでやってくる山であったからついた名前だというのだ。 ひょんなことから「ひよどり越え」の名にいきつき、久しぶりに義経像にたどり着いたのが嬉しい。 #
by miriyun
| 2018-04-03 19:00
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