写真でイスラーム  

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2008年 07月 31日

ペルシア・ノット

 1.絨毯の織り方のいろいろ・・言葉としては、日本語では織り方というが、実は結び方!のことをいう。

 絨毯のパイルの結び方で1回縦糸に結ぶことをタフテ結び(シングルノットとも呼んでいる)という。 縦糸が重なりそこに二重に結ぶのはニム・ルーム結び(ダブル・ノット)という。
   
 丈夫な結び方のダブル・ノットには、更にペルシア・ノットという結び方とトルコ・ノットという結び方がある。前日のところに解説を書いたが、こういう物は言葉での解説よりもその動きを見ることが最もわかりやすい。

2.ペルシア・ノットとは
 
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 ペルシア・ノットはイスファハン・クム・ナイン・ケルマン・シラーズ・カシャーンなどで使われる糸の結び方を言う。二本の縦糸があり、パイルは一本はそのまま横糸を裏に回し、もう一本はパイルを奥の縦糸に絡めてつくる。しかも前後に横糸(デプレス)が入るのでパイルをしっかりとおさえることができる。 

3.強い織り方とは
 これに対して、トルコ・ノットのほうは本場トルコはもちろんだが、ペルシアの中のタブリーズ・アルデビル・ハマダンなどでも「使われている結び方である。

※ おおむね、ペルシア人はペルシア・ノットを自慢し、トルコ人はトルコ・ノットを最も強いと自慢する。まあ、当然だろう。誰でも自分のところの技術に誇りを持ってつくっているのであろうから・・・。
 
 実際のところはどうなのか。

 自分でも図を見る限りにおいては縦糸への絡め方がトルコ結び(ギョルデース)のほうがきちんと2本とも絡めているように見えていた。
 ところが、横糸(デプレス)の入れ方がペルシア・ノットのほうが更に丁寧なようだ。パイルとパイルのあいだに必ず二本の横糸が通っていて、そのうちの一本は縦糸とも結びついている。、この2本の横糸が 2本の縦糸に結ばれたパイルをがっちりと挟み込んでいるので何十年踏まれようとも抜けたりしない絨毯になっているのであった。 結局、双方共にかなり強度のあるしっかりした絨毯であるとわかった。

                                       
                                                    
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by miriyun | 2008-07-31 00:52 | 絨毯・キリム | Comments(6)
Commented by JOE at 2008-08-02 17:31
パイルとパイルのあいだに必ず二本の横糸が通っていて、そのうちの一本は縦糸とも結びついている。、この2本の横糸が 2本の縦糸に結ばれたパイルをがっちりと挟み込んでいるので何十年踏まれようとも抜けたりしない絨毯になっているのであった。 結局、双方共にかなり強度のあるしっかりした絨毯であるとわかった。
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3 Kai Mitanodesuga, Douyatte Musun Danokaga Wakari Masen Desita.
Sensuga naikamo...
Kongetumo Yorosiku Onegai Simasu.
Commented by miriyun at 2008-08-03 09:12
ジョーさん、3回も見てくださったんですか。
 じつは私も肉眼では何度も見ているのですがちっともわからなくて、とうとう動画を撮ったのでした。立体的なものというのは頭の中で再現しにくいものですね。
Commented by Azuki at 2008-08-03 15:01
わ~動画ですね^^
きっとゆっくりやってくださってるのでしょうがすごく一瞬で糸を入れてますね@д@;;;実際はもっとパッパと早いのでしょうね。や~すごい。これは財産ですね。
Commented by miriyun at 2008-08-03 22:52
Azukiさん、そうなんですよ~!と~~ってもゆっくり丁寧に教えてくれたのに、それでもわからにというのが実感なんです。
これをずうっと結び続けることってすごいことですし、決してすたれて欲しくないことです。でもデザインの方眼紙をちょっと眺めるだけでわかっているところがすごいです。ここで赤を何目とか数えたくなります。
Commented by ぺいとん at 2008-08-04 05:59
中学の夏休みに友人が、プラスチックのザルが平らになったようなものにちょっと変った鈎針というのか、ガッチャンコ♪と音を立てて糸を結びつける道具を使ってマットを作っていたのを思い出しました。 
あれって・・・・ペルシャ絨毯の遠い遠い親戚だったのだと思います。 
懐かしさが甦りました。
Commented by miriyun at 2008-08-05 09:28
ぺいとんさん、糸を結びつける道具があったのですか。理解するにはやってみるのが一番と思っているので、やってみたかったです。
 ペルシア絨毯の遠い親戚・・・そうですね~。


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