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2008年 07月 23日

重い!・・・金の話(1)

金という金属は、いろいろな意味で特別だ。

1、金の採掘
  60kg(ヒトの体重くらい)の金鉱石からわずか0.3g、1tの金鉱石から得られるのもせいぜい4~5gほど採るのがやっとである。

 金は7000~8000年前から利用されており、有史以来、掘り出された量は14万tにもなる。このうちの何%かは、きっと古代エジプトで使用されたのではないだろうか。
 
 地下埋蔵量は6~7万tといわれているので掘り出されてしまった量のほうが多い。そしてどのあたりまで掘っているかというと、深さでいうなら地下3000mでほっている南アフリカ共和国の金鉱山が有名である。

2、金の重さ 
 この南アフリカ共和国の金の展示場所に金の延べ棒が置いてあるという。それを片手でもてたら贈呈するという話がずうっと昔から言われている。今でもそういうアピールをしているかどうかはわからない。でも金の延べ棒とはどんな重さであろうという意識はずっと残っていた。

 それを試すことがつい先日できた。それは某デパート内で金に関する展示があったからだ。
 延べ棒が4本並べてあった。鉄・銅・銀・金が同じ大きさの延べ棒で並べてある。ラージバーである。
重い!・・・金の話(1)_c0067690_1171790.jpg

                      ↑写真は不可であったのでイメージ画を作製した
これを、手につかんでいいという。
       体験型展示は大好きだ!企画者に感謝!
 まず、鉄を掴んでみた。台の上にのせてあり、若干浮いている。手を入れてつかみやすくなっているため容易に持ち上げることができた。次に銅と銀、台にのっていないがこれも持ち上げられる。

 最後に金であるがこれも台の上においてあり指を下にあてがうことができる。だから指をかけることができ掴むことはできる。しかし、持ち上がらない。
 それどころか、びくとも動かない。
               微動だにしないのだ。
 実感!!!・・・ほんとに金は重かった!

 同じ大きさでも 鉄は5kg金は12kgであった。

  これが床にそのままおかれたならば、全く無理としか言いようのない重さである。だから、南アフリカの延べ棒を誰も獲得した人はいなかったのだ。・・・金の比重は19.3(水を1とした重さ)だもの。

 実は千両箱も置いてあったが、これは両手でも重くて持ち上がらなかった。造幣局の博物館においてある慶長小判1,000両は、箱の重さ2kgも含めて約20Kgである。千両箱を担いで泥棒がひょいひょいと屋根の上を逃げて行くなんていう時代劇があるが、それもこの重さでは考えられないことだったのだ。                                                                   

                                        
                                                    
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by miriyun | 2008-07-23 11:25 | その他 | Comments(4)
Commented by JOE at 2008-07-23 22:39
それもこの重さでは考えられないことだったのだ

Dakara Mukasiwa Dorobouya Akujiwo Hataraku Hitotatiga Sukunakatta Nodeshouka.
Atui Desune.
Commented by lunta at 2008-07-24 00:47
同じ大きさで鉄と金がそんなに重さが違うなんて、まったく知りませんでした。miriyunさんのブログは本当にいろいろ勉強になります!
Commented by miriyun at 2008-07-24 07:19
ジョーさん、島流しなどの処罰は多かったので、それなりにいたのでしょうが、千両箱を運ぶのは容易ではなかったようです。
 夏ばてせぬようお過ごしください。
Commented by miriyun at 2008-07-24 07:25
luntaさん、金は思った以上の重さで、全く片手では動かなかったのです。今回のように以前から疑問に思っていたことがわかるとワクワクしますね。自分でも驚いたりしながら書いています。


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