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2008年 07月 02日
ボスポラス海峡トンネルの工事について映像を見るに及んでますますこの海峡トンネルについて気になってきた。ここの工事は、大成建設が1023億円で入札したという。 この海底トンネルの位置がどこなのか、地図で表してみる。 ![]() 黄色の線がヨーロッパ側の地上の駅から、アジア側の地上の駅を結ぶ地下トンネルと鉄道予定地である。 地下トンネル・海底トンネル総延長13.6kmで、ことに今回見ているのが海底トンネル部分は1.4kmの沈埋トンネルをつくる。 現在、トラムで西から金角湾方面にすすむと、エミノニュに至るが、その一つ手前の駅はスィルケジ駅という。国鉄の終点でもあるが古い鉄道で今現在は重視されていない。 しかし、ここの地下数十mのところにスィルケジ地下駅ができ、そこから西北西に向けて海底トンネルがつくられつつある。 昔からあるクズ塔という城塞跡が海の中に灯台のような塔として存在するが、その塔の少し北を通る。これが目安となる。そして地下トンネルはアジアのユスキュダルへとつづく。 青い線は、ボスポラス海峡からマルマラ海にかけて影響の大きい川のような潮流である。 この潮流を施工会社である大成建設は細かい調査をしたようだ。 なんと! ボスポラス海峡トンネル位置の潮流は二層になっており、上下で動きが違うということがわかったのだ。上部の潮流は秒速2mで動いている。そして海底に近いところには逆向きの潮流が秒速1mで動く。そんな難所だったのだ。 ![]() ↑二つの穴が通った巨大な管を沈めてはつないでいく。(写真はNHKTV沸騰都市より引用) ☆だからこそ、海底を掘削し、1幅15.3m。高さ8m、長さ135mにも及ぶf管を沈ませてつないでいく工法になったのである。 そしてそのままでは不安定な管を埋めてしまう。これによって、埋設といういいかたをしている。 ( 参考:土木学会岩盤力学委員会ニューズレターNo,7 執筆大成建設) 想像以上の壮大な計画であり、陸路はやはりモグラのように掘りながらすすむシールドマシーンで掘削しながら、海底のは上記のような方法で沈めてから埋設する。 そこに鉄道が通り国鉄も一新する。 すると、郷愁のオリエントエクスプレスではなく、ユーラシアの経済の大動脈としてのオリエントエクスプレスが通ることになる・・・。 21世紀、イスタンブルは変わっていく。 イスタンブルに別の意味が加わっていく。
by miriyun
| 2008-07-02 02:05
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Comments(8)
あの船が丘を越えるのと同じようなことが(それ以上?!)起こっているような感じで驚きです。2層の潮流を乗り越える日本の技術ってすごいですね@ー@)☆
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Azukiさん、うわ~っ、感じてくださっているんですね。なんだかこの場所は歴史上のことと今とをオーバーラップさせてみたくなる不思議なところです。
ほんとにメフメット2世もびっくりしてくれているように思います。 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鍵コメ様、工事をするということを私もあっさりと考えて深く意識していませんでした。でも、建設工事というのは巨大な作品造りと同じですね。設計者は設計者の誇りをもち、建設者は偉大な事業に携わった喜びを感じつつ祝杯を挙げるのでしょう。誇らしげな笑顔、目に浮かぶようです。
この工事も完成したとき、関係者はすべて最高の笑顔を見せてくれることでしょう。
鍵コメS様、
ようこそ、別途、メールを差し上げましたので、そちらをご覧ください。
こんにちは&初めまして!ボスフォラス海峡トンネルの話題を探していてたどり着きました。私のblogでこの記事(と次の記事)をご紹介させていただきました。もし何か問題があればご連絡くださいませ。
#「沸騰都市」、面白かったですよね。
ayanoさん、ようこそおいでいただきました。
ページリンクの連絡ありがとうございます。ボスフォラス海峡トンネルのその偉業もその後のアジアからヨーロッパへの大動脈としての働きも多くの国が注目するところとなるはずです。今後も見つめていきたいですね。 |
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