写真でイスラーム  

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2005年 10月 02日

うちわサボテン その2  真似しようと思ってはいけない

 ≪ウチワサボテンの二つめの使いみち≫

ウチワサボテンの実は立派なデザートだ。
フルーツとして、シリア・ヨルダン・チュニジア・・・どの国でも屋台の上で売られている。場所や季節によって外皮の色が薄い黄色から濃い黄色だったり、濃い緑に赤が混ざっていたりと様々だ。実の甘さにかなりの違いがあるけれど、イエメンのサボテンの実はなかなかいける。そういえばイエメンのマンゴーは絶句するくらいおいしかった。いままで、食べていた輸入マンゴー何だったのだ!と叫んでしまいたくなるおいしさだった。

 アラビア半島南部山岳地帯、雨多し。日本人からすると予想外の展開を見せてくれるところと記憶すべし。そういえば、つい先日スーパーで買ったインゲンはオマーン産だった。

 サボテンの話題から、だんだん食糧問題にはいってしまいそうだ。これについてはまた別の機会にして、いまは元に戻そう。
ウチワサボテンは実に大量に消費されるようで、軽トラックでスーク前に横付けし、バンバン売りさばいている。

うちわサボテン その2  真似しようと思ってはいけない_c0067690_13164283.jpg
かたや、バケツにナイフと実を入れた売り子は皮の両端をナイフで切り落とし、横に一本切れ目を入れてきれいに皮をはぐ。
すると写真のように見事に中身だけが取れる。

 ただし、真似しようと思ってはいけない
このサボテン。これだけおいしいものが実を守らないわけがない。葉に比べるとつるっとして見えるこの実には見えないような細かなとげが生えている。毎日触っている地元の人の手は慣れてしまっているのか、手袋をして作業する人なんかいない。でも、やわな生活をしている者が触ると後悔する羽目になる。わたしは知っている。そのおいしさに気付き、自分でサボテンの木から実をとって食べようとして、とげだらけになった人がいることを・・・・。


   きれいな花にはトゲがある、
        おいしいものにもトゲがある。
                                       
                                                    
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by miriyun | 2005-10-02 14:03 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(2)
Commented by cheeky_nikita at 2005-02-27 14:27
こんにちは。イスラームの国々を旅なさったのですか?
何だかサボテンに惹かれてコメントしてしまいました。
どんな味なのでしょう。とても気になります。宮崎に行ったとき、食べてはいませんが、サボテンステーキなるものがあったのを思い出しました。
デザートとしてというと、イメージ的にはアロエなんですが・・・想像がつきません。また来ます~
Commented by miriyun at 2005-02-28 00:48
こんにちは。ブログ開設早々のコメントありがとう。そうなんです。イスラム圏への訪問が多く、いろんな発見があって面白いのです。サボテンの実はタネが多くて酸味はなく、さっぱり系の甘みのパパイヤに近いかなというところです。


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