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2008年 02月 15日

『緑の宇宙』 The Green Cosmos…アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
『緑の宇宙』 The Green Cosmos…アラビア書道作品_c0067690_1354018.jpg



 

Web作品No.7   『緑の宇宙』     The Green Cosmos  
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・内容:『コーラン』 「雌牛の章』255(『玉座の句』)
 Holy Qur'an, Surah al-Baqarah 255(Ayah al-Kursi)
はじめの語であるアッラーフ「神」は円の中心に置き、それに続く『コーラン』の章句は円の下から時計回りに一周する。

・書体:スルス体
・大きさ:縦130cm×横110cm 
・制作年:2006年
・材質/技法:(文字)レタリングゾル、(彩色)アクリル絵具
・所蔵:個人蔵/ロンドン(Private Collection)
・撮影:小松義夫
* (転載等は固くお断りします)   
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 円形のアラビア書道(カリグラフィー)はよく書かれる。紙の上でも美しいが、モスクのドームでは必ず、スルス体による円形デザインが使われる。
 実は円形デザインは大きくなるほど文字を追うのが難しくなる。ただ時計回りに読むだけでなく、ある文字の上に次の文字がのったり、重なったりというのが増えてくるだけに、目を離したと単に『どこまで読んだかわからなくなってしまうことがある。
 この作品でも読むのはかなり難しいほうだ。
このデザインは、背後の光と金地に黒のアッラーの文字にはさまれた『緑の宇宙』に求心力を感じさせられる。


★『緑の宇宙』 のもう一つのバージョン
『緑の宇宙』 The Green Cosmos…アラビア書道作品_c0067690_8325049.jpg

                                  ←↑撮影:miriyun
 文字デザインが大きく異なっている。
『緑の宇宙』 The Green Cosmos…アラビア書道作品_c0067690_203991.jpg
 斜めから見た画像であるが、アッラーの周りの文字の段で「ヤー」と「フィー」の文字が円形に伸びている。これがまた、文字の段を分けることになり、読むには読みやすくなっている。

 作品は2本の宇宙を廻る線によって緑の内部はキュンとひきしまると同時に周囲の光によって拡散していくイメージを持たせる。



 ★☆同じテーマ、同じ語句であっても、それぞれ別の個性をもつ作品となっている☆★

 こちらの作品はアラブ・イスラーム学院のロビーに飾られている。16日(土)には、恒例のアラビア語オリンピックがあり一般の人も見学できる好機である。、軽食が出てアラブの雰囲気を楽しめるこういう機会にアラビア書道を楽しみ、また、2本のラインがどういう効果をもたらしているか鑑賞してみるのもいいものだ。
                         アラビア書道にポチッと応援よろしくお願いします

by miriyun | 2008-02-15 00:08 | Fuad Kouichi Honda | Comments(4)
Commented by ぺいとん at 2008-02-15 10:13
同じ『アッラー』でも印象はかなり異なりますね。  
できることであれば2枚並んでいる所を見てみたいものです。
土曜日聴きに行ってみたいなと思っていましたがムリっぽくて残念です(聴いても分からないですけれど)。 
でも、そのうち毎日見られるようにすればいいのかな~と、大それた野望を抱いてみたりして。
Commented by miriyun at 2008-02-15 21:31
ぺいとんさん、2つの作品、やはり印象が違いますね。色の違いはプロと素人の違いなので比較にならないのですが、デザインで雰囲気が変わってきます。
  アラブ・イスラーム学院では、アラブ関係の本が販売されたり、軽食が出たりするので、時間に余裕ができるといいですね。また、別の機会にもいろいろな行事があると思います。 
Commented by Azuki at 2008-02-16 05:28
読むには大変そうですが(汗)すごく光を感じますね~見つめられてるかのようです^^素敵です。
Commented by miriyun at 2008-02-17 09:11
Azukiさん、久しぶりにこの実物を見てきたんです。この作品は実はすごく大きいのです。そこから放たれる光彩、知っていたのにあらためて実物の力に圧倒されました。


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