写真でイスラーム  

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2007年 09月 19日

赤砂岩から見る…ペトラの色(2)

☆ペトラの基本色と色を変える要因

 ぺトラの岩の基本色は赤砂岩の色だ。
赤砂岩から見る…ペトラの色(2)_c0067690_594544.jpg

 赤砂岩はもろく、土に帰するとポロポロの土になる。
 
 右には影を入れた。陰になることで深い色になる。日のあたり方で全く様相を変える色の日かげの部分を出してみた。実際はこれに岩の陰影と光の当たる角度、そして時間帯による光そのものの変化が影響して同じ赤砂岩でも微妙に変化してくる。

 では、水はどのように影響するのだろう。雨のペトラを写真に撮ったことがない。(めったに雨にそ遭遇するなんてことはない地域だが、もし大雨が降った時には早急に避難しないとこのあたり一帯に降った雨がペトラを濁流に飲み込ませてしまう。)

 ちょうど、水がしみ出てくるところがありそれを撮ってみた。
赤砂岩から見る…ペトラの色(2)_c0067690_5114520.jpg

  乾いている砂岩は冴えた赤で、水に触れた部分の色は黒ずみえるかと思ったのだがやはり暗くは鳴らすやや紫になってきている。なお、色の違いをはっきりさせるため近くに落ちていた白い石灰岩をのせてある。これと比べるとペトラ色の深みがわかる。

 なお、この赤砂岩を私は絵などの仕上げをする時に使う。なぜなら赤砂岩は普通の絵の具の赤とちがって黒が入っていない。画面を黒くしない沈まない赤茶だからだ。

☆色のカルテット 赤砂岩以外にも色は様々だ。

赤砂岩から見る…ペトラの色(2)_c0067690_5104873.jpg

   ↑ 青紫・紫・赤紫と赤砂岩
赤砂岩から見る…ペトラの色(2)_c0067690_5111497.jpg

        ↑ 白い石灰岩が混ざってできる

 紫・白・サーモン色など様々な色が混ざっている。
 これらの岩によって山そのものの色も普通の山とは異なって見える。

☆ 昼の表情
 朝の遠景に続いて昼の遠景で、再確認。
赤砂岩から見る…ペトラの色(2)_c0067690_44718.jpg

 奥の薄紫に見えるのがペトラのシークとその奥の遺跡を隠す山である。

 ヨルダンの王の道に沿う山々は他で見る風景とは異なり神々しいほど荒削りな自然を感じさせる。それらの山の中でもひときわ紫がかって見える山が見えてきたらそれがペトラだ。
 最初に見たように基本色は赤砂岩だが、太陽の光、空気の湿度の高低など様々な要因でこのように紫がかって見えることが多い。

 カメラを持つものとして、どうしても色にこだわってしまうのであった。

   
                                       
                                                    
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by miriyun | 2007-09-19 05:43 | ヨルダン | Comments(4)
Commented by ぺいとん at 2007-09-19 06:11
うわ~、不思議ですね。自然の色ってなんだかものすごく神秘的な力を持っているのですね。 
遠くペトラの砂も日本画の絵の具と同じなのだと思うと嬉しくなります。
Commented by Azuki at 2007-09-19 18:33
いろんな色に変化するって、不思議です。絵に使うとはミニアチュールでしょうか?
今朝、テレビで土で絵を描こうというのがやっていました。日本のそこいら辺の土がふるいにかけると砂の色がはっきり出るんです。土も岩も興味深いです。海外の海の砂をもって帰ってきた私はぺトラに行ったら持ってきちゃいそうです。魅力的だわ~♪
Commented by miriyun at 2007-09-20 00:57
ぺいとんさん、自然の色は純粋な気持ちになって年齢関係なしに、幼子のように単純に感動できます。だからこんな風に見て歩くのがすきですね~。夕焼け一つとっても絶句してしまうことがあります!!
Commented by miriyun at 2007-09-20 17:52
Azukiさん、私たちの考える土や砂の概念というのはとても狭いものだと思うようになりました。とても考えられないような色や形や・・・、世界も日本も驚異に満ちています。だから楽しいですね!
 ミニアチュールに自家製顔料は荒すぎて使えないんです。アクリル画にはこのお気に入りをちょっとだけ仕上げに使っています。


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