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2007年 09月 03日
ダマスカスの町をさらに歩いていくと、建築年がはっきりと表されたこんな文字板にであった。 ![]() 1行目にスレイマニエ大帝が建てさせた学校と明記している。下には西暦1566年、ヒジュラ暦で974年としてある。 こういう年号表記は大変ありがたい。数字だけであるとヒジュラ暦か西暦か迷うことがある。このように列挙してあると迷いなくその時代を考える助けになる。 この由来を表記した文字は下の写真のアーチの上の装飾文字で表されている。実際、学校、スレイマニエまでは肉眼で確認できたが、それ以上はわからなかった。磨耗し確認しにくいためこうしてあたらしい表記が脇に作り直されたようだ。 ![]() スレイマニエ大帝はオスマントルコ帝国の最盛期を築いた人物(1520~1566 )。彼は帝国として軍事的成功を修めただけでなく、芸術や文学、哲学等を愛し、数多くのモスクや公共施設をつくった。そのスレイマニエ1世が前スルタンの時に版図に加えたばかりのダマスカスにモスクと学校をつくっていたのだ。 もちろん、建築家はミマール・ スィナン(シナン)である。 ここのアーチ状の門の特色は白黒に職の大理石によるものであること。そして、白いほうに象嵌模様があることである。 ここから、進んでいくとぶどう棚に緑あふれる細い通路があり、その先に中庭を中心に回廊とアーチでぐるっと囲まれた建物がある。 ![]() ここが1566年から、子どもや青年たちの学び舎であったのだ。現在は学び舎の役目は学校になっているので、ここはハンド・クラフト・センターとなり、ダマスカスの工芸品のスークになっている。 ◆ 大理石の2色あるいは3色使いのボーダー柄(つい、シマシマといってしまうが・・・)の建物を探して、ダマスカスの東から西へと歩いてしまった。 この様式はオスマン朝の建築で、ただし直前までシリアを治めていたアイユーブ朝からマムルーク朝の間のシリア文化・文様が混ざりこんだ形での建築文化になったのではないだろうか。そして、その混合型文化としては1566年創設のこの門がとくに古い時代のものと思われる。 イスラーム文化に興味があったらポチッとよろしく
by miriyun
| 2007-09-03 00:26
| シリア
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Comments(6)
建物はその時代を語るような気がします。変化と共にデザインもかわっていったのではないでしょうか。行って実際に見てみたいです^^建物と緑が共存しているような雰囲気も好きです。
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縞々、シマシマ、しましま・・・・ここ数日「わたしはシマシマ知っている~」と思っていましたがどこだか思い出せないでいました。
何のことはない行ったことのあるイスラーム圏といえばマレーシア! マスジット・ジャメ、スルタン・アブドゥル・サマド・ビルさりげなくシマシマしています。アーチのシマシマもこちらが本場だったのですね。 これらは100年くらい前イギリス統治下の建築のようですが時も距離も遠くシリアへ続くのかと思うとゾクゾクしてきました。
Azukiさん、場所と時代で建築は微妙に変化していきますよね。見比べてみると興味深いです。ペルシアの建築はさらに変化があって面白いし、美しいですね。
ぺいとんさん、マレーシアにもあるんですか?知らなかったです。いつか行ったら見てきます。ヨルダンの新しいモスクも縞です。
シマシマはどこが発祥なのか、疑問は残っています。スペインのメスキータは8世紀にでき拡張工事をして現在の形になったのは10世紀です。メスキータのシマシマアーチが早いのか。トルコ系なのか、シリアなのか追求していきたいものです。スペインのイスラム王朝もウマイヤの流れですから元はシリアか?・・・と考えはぐるぐる回っています。
この縞々、面白いですよね。ここディヤルバクルにも縞々の建物がたくさんあって、上の写真なんて一瞬〝ディヤルバクルかぁ?〟と思ったくらいです。
↑のコメントに書いてらっしゃいますけど、縞々建築の発祥、私もとっても気になっているところです。確か、ビザンチンの建物にも、色は違いますけど縞々のものがあって、色々と考えていると、頭がこんがらがってきます。
ディヤルバクルにもたくさんあるということは、いったいいつの時代のものなのか気になりますね。
なにやら縞々探求続くことになりそうです~。また、ディヤルバクル情報教えてくださいね~! |
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