写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2007年 07月 28日

ネパールの木彫ライオン…ライオン紀行(18)

 タイのライオンは胸までのたてがみがなくなっていて、その代わり?になるのか、前垂れがかけてあった。つまり頭の周りのたてがみはだいぶかたちが異なるが、前垂れのところは日本の狛犬にぐっと近づいてきた。

 しかし、仏教でも建築や文様でも海沿いの国と山側のシルクロードの近いほうでは全く様相が異なる。
 ネパールのライオンはどんな姿なのか?
 
ネパールの木彫ライオン…ライオン紀行(18)_c0067690_130780.jpg

これは、ネパールの木彫を奈良市の奈良町で見つけたものである。

 まず、このライオンは胸までのたてがみが存在するのでライオンらしい・・・といいたいところだが、もうライオンの伸びやかさ、ネコ科の俊敏さなどが想像できる部分はなくなっている。やはり、標高は高く実際のライオンを見る機会はほとんどなかった地域であるだけに、タイとは違う形の想像の世界に入ってきている。

 想像であるといえるその証しとなるのは尾の形である。尾の形が本来のライオンの尾ではなく、かといって日本の狛犬キツネの尻尾のようにふさふさして、しかも渦を巻いているというのとは明らかに違う。
 この尾は唐草文様のシルクロードを伝わっている時の形であり、このカーブやひねられた形が、後に東の果てで渦を巻いた尾になッ他という可能性も考えられる。

 ただし、ネパールのライオンが皆そうであるかは分からない。来歴やネパール全体がこのタイプのライオンであると一般化できるわけでもない。あくまで一例としての紹介である。

                            ◆ライオンはどのように狛犬になっていくのか?調べていきますので応援よろしく!

by miriyun | 2007-07-28 13:11 | 文様の伝播 | Comments(4)
Commented by ぺいとん at 2007-07-28 21:45
このライオンを見て思い出しました。 何処かで見たことあるな~、と。 
そうです、チベット亡命政府旗に描かれている雪山獅子に似ている様な気がしました。
タイのライオンも横から見たらそうみえるのかなと思うと、あの辺りはなんとなく距離も文化も信仰も近しい気がします。 
Commented by miriyun at 2007-07-29 06:40
ぺいとんさん、チベット亡命政府旗ですか~!ぺいとんさん、よくご存知ですね。国旗ではスリランカの国旗は取り上げたいと思っていましたがチベットには思い至りませんでした。
 確かに左右一対の獅子像があって、チベットのライオン観が分かり安いです。今度、スリランカと共に載せますね。
Commented by ぺいとん at 2007-07-30 17:14
ありがとうございます! 
スリランカ国旗にはそのような意味が込められていたのですね。 
本当に一日も早く平和になって「光り輝く島」になって欲しいです。 

もっと似ていると思うもの出しました♪ 
ビア・シン…シンハービールにもいたりして。 
こうなるとあちこちから湧いて出てきます。
Commented by miriyun at 2007-07-31 21:15
ぺいとんさん、次々と気になるものがでてきますね。ライオン文化は各国にあるようです


<< チベットとスリランカの国旗の獅...      エェ~ッ!?忍者?…イスラームの街角 >>