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2007年 05月 31日

チャトリのある風景…レイクパレス(4)

 レイクパレスは白亜の宮殿というだけでなく、そのつくりを見ると実に繊細なつくりをしている。
その繊細なつくりの一つにチャトリがある。 

 チャトリとは何か・・・
 丸いドーム状屋根を持つ小さな塔のことを言う。屋根が4本または8本の細い柱で支えられる。頑丈さよりも優美さを重んじたインド特有の建築である。
チャトリのある風景…レイクパレス(4)_c0067690_23445092.jpg

 これは庭から屋上を仰ぎ見た。4本柱のチャトリ。いかにも細くて装飾的細工だ。これがなければギリシアかと思ってしまいそうな白と青の画像である。

チャトリのある風景…レイクパレス(4)_c0067690_2352467.jpg

 中庭に面した透かし彫りから上にチャトリが続く。ここのチャトリは8本の変形版のようで6本柱だ。チャトリとの連続性を維持するアーチも美しい。

 チャトリは、いわゆるドーム型建築より装飾的で、空間をより多く取り入れる。そのために柱はきわめて細く、その空間に空の青・雲の白・朝夕のグラデーションが映える。


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by miriyun | 2007-05-31 00:29 | インド | Comments(0)


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