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2007年 05月 27日

受難・・・またも難民キャンプの人々

 レバノンにはパレスチナ難民が三十数万人が住んでいる。難民キャンプのうち、もっとも北にあるナハル・エル・バレド難民キャンプが攻撃され、電気・水道・医薬品もなく包囲されている。パレスチナ過激派ファタハ・イスラムがパレスチナ難民キャンプに冬から押し入り、そこを一週間前からレバノン軍によって砲撃されている。
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 ◆難民キャンプは60年前のイスラエル建国、強制的な追い出しによって自分たちの村から追い出され、さらに逃げ込んだキャンプからもその後の中東戦争での危機やレバノン内戦による難民の虐殺から逃れてきた人々だ。

 逃れ逃れてようやく、キャンプで生活。充分な教育が受けられない。教育熱心なことで有名なパレスチナ人であるから、何とか家族で頑張って高校や大学まで行かせることもある。しかし、レバノンでは就職制限などあり、収入を得ることが難しい。国民としての公共サービスもないので水も電気も自分たちで引く。

☆ そういった中でも頑張り、思いやり前向きに生きようとしていたナハル・エル・バレドの人々。まず感じ取って欲しい・・・苦しいながらできるだけ気持ちを明るく保ち頑張って生活していた人々の話だということを!
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    ↑ナハル・エル・バレド・・・希望を持ち印象的な笑顔をみせていた人々
 「衝突の発端は、銀行強盗事件を捜索していた治安部隊が20日、トリポリ市内のファタハ・イスラムの味とを襲撃したことだった。同組織はその報復としてキャンプ前の軍詰め所を襲い、兵士を殺害。(中略)治安部隊はキャンプを包囲し、戦車がキャンプに向かって絶え間なく砲弾を撃ち込む。キャンプの住人にも怪我人がでたのはもちろん死者も81人に上る。」(2007.05.23読売新聞)
 ナハル・バリド(新聞ではこう表現していた)の大工さんの家に武装したファタハ・イスラムの民兵が押し入った。断ると銃を向けられた。彼らをレバノンを国軍が戦車で砲撃。その家の2回に住む親戚が重傷を負った。また、要所要所に武器をもったっメンバーが立ち、住民が逃げられないようにした。一時的休戦になった23日、徒歩や車で5000人のナハルの人々がバダウィ難民キャンプに逃れてきて、バダウィ難民キャンプは人であふれている。(2007.05.24読売新聞)

                     
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by miriyun | 2007-05-27 16:29 | 中東について | Comments(0)


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