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2007年 04月 04日
古代エジプトは多神教で、鷹のホルスをはじめ実に多くの動物が神様扱いされ、かつミイラとして保管されている。スフィンクスで有名なエジプトで意外なことにライオンのミイラを見たという話はあまりきかない。 では、ライオンは実際いたのか?どう扱われていたのだろうか? 1,かって北アフリカにいた百獣の王の中の王 ![]() 現在のエジプトからモロッコにかけて、他の地域より大型のバーバリライオンという種が生息していた。バーバリライオン は、ライオンの一亜種で、全長3m、体重200kg以上と、現存のどの亜種よりも大型であった。たてがみは長く伸びて胴にまで達していた。学名のPanthera leo leo からも察せられるように、百獣の王の中の王ともいうべき堂々とした姿を誇ったといわれる。他のライオンとは違い、山間の森林を好んだ。(文・絵(著作権切れ)とも Wikipedia より引用) ☆ このバーバリライオンは受難の歴史が続き、20世紀はじめに滅亡してしまった。あまりにも姿が立派であるがために、ローマ帝国の剣闘士との戦いのためにまとめて捕獲され、近代においては動物園用に捕獲されたからだ。 古代エジプトでも、王のライオン狩りが行われ、多くのライオンを倒した王の勇敢さが讃えられた。 2、 エジプトの戦いの神はセクメト女神 ![]() ↑セクメト女神・・・頭がライオンで、その頭の上に太陽を載せた姿 エジプトの王はたびたび周辺国と戦った。その戦勝を祈るべき神は太陽とライオンという最強のイメージを合体させたものであった。 なぜ、女神なのか?それは実際の狩りをして獲物をしとめるのが雌ライオンだからではないだろうか。 3、 エジプト王家では、日常的にライオンをネコのように飼いならし、玉座の横にはべらせたともいう。百獣の王、とくにこのバーバリライオンのように見事な体躯と鬣を持つライオンをはべらしているだけで、王の権威は高まったであろう。 また、この考え方から派生したものか、、エジプトもメソポタミアもイスの肘掛や脚をライオンの姿にすることはたびたび行われた。 ![]() ↑ツタンカーメン王のイス・・・肘掛部分とイスの脚部分がライオン 4、本来の雄ライオンらしさをあらわすものとしては壁画に表されている。 ![]() ↑セティ1世王墓の玄室天井・・・「古代エジプト壁画」日本経済新聞社より引用 このライオンは体の回りに「星」のヒエログリフをたくさん付けている。これは北天の星座をあらわしている。こういうところではたてがみの立派な雄ライオンが描かれていた。ちなみに、古代エジプトの星座と現在わたしたちが知っている星座とは異なる。このライオンとしてあらわしているのはペルセウス座であると考えられている。 応援クリックお願いします。
by miriyun
| 2007-04-04 14:42
| 文様の伝播
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Comments(10)
動物の記事、miriさんらしい切り口! 私もラクダに親近感を持ち始めました。
ライオン、日本にもいたんですね〜。。植物といっしょというのが日本らしいなあ。でも、こうやって特集でみると、さすがに「絵になる」動物ですね。ライオンって。
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私、ライオン大好きです!獅子座ですし。
絶滅してしまったライオンがいたんですね。見るからに姿が素敵。いつの時代もライオンって権力の象徴だったんですね。 そういえば、私の住む町にも、ライオンのレリーフがあるんですよ。いつか紹介してみたくなりました。
Orientさん、ライオン像は、思ったよりたくさんあちらこちらで見られるので、興味深いです。いろんなライオンがいますが、バーバリーライオンは見たかったのに、絶滅しているということでとっても残念でした。
pequeさん、ローマ帝国は多いときには数百頭ものライオンを捕獲して、闘技場に飼っていたそうです。ローマは自分たちの楽しみには徹底するところが特色ですね。
yokocanさん、どんなライオンも造形がしっかりしていてそれぞれの特色がはっきりしています。ディヤルバクルのライオン、興味あります。
文化交流史の一環としてどんなライオンが飛び出してくるか楽しみにしていますね。 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鍵コメ様、ようこそおいでくださいました当サイトはイスラーム理解のための写真を中心とした発信をさせていただいています。お役に立つようなところがあってよかったです。
お返事遅くなりましたが、写真と文について、改めてこの後メールでお返事させていただきます。
実は、最後の1頭は、射殺されたんですって(調べました)毛皮とかに使われたそうです。何ともかわいそうに…(涙))どんな姿か見たかったなぁ。きっとメッチャ迫力ありそうですねww
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