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2006年 12月 11日
カメラマン小松義夫氏のエッセイ 「JICA」の12月号にカメラマン小松義夫のエッセイが書かれていた。 小松義夫氏といったら、世界各国の人々の暮らしを取材していることで名高い。とくに住居をテーマに世界中の家を撮り歩いている。 氏の写真集『地球生活記 −世界ぐるりと家めぐり』で世界の家の面白さや知恵を知ったし、私たちの生活には無駄なものが多すぎることに気づかされたりもした。 そのエッセイは「心を満たす温かいホブズの味」という題名であり、ホブズの生地をこねて焼いている少女の写真とともにあった。 場所はシリア。 「トルコからシリアに入ったとき、心がなんだかなつかしい気分に満たされたことを思い出す。」 という。また、最近再度シリアを訪れて、民家に招かれてホブズを焼くところをみせてもらったという。 ここから、一概にイスラームだからといって女性と話せないわけではないこと、このときもらったホブズ(パン)が温かく美味しかったと語っている。 シリアについて、その素朴さ・あたたかさ・そして魅力あるシリア人について、これまでシリアについて書いてきた自分の感じてきたことと通じてとても共感するところだ。 また、エッセイは続く。 「母親と娘さんがホブズを焼いている。・・・ブタンガスで熱した半球の鉄板に伸ばしてのせると、すぐに焼きあがる」 おおっと、気になっていた言葉が出てきた。つい先日書いたブタンガスである。このガスはやはりホブズ焼きの半球鍋(てんぷら鍋をひっくり返したような形のホブズ焼き釜)につなげて日常使うものであった。チュニジアで見かけたブタンガス・・・思わぬところで使い方を確認できた。 そういったことがうれしかったが、それ以上に小松義夫氏のエッセイと写真を楽しむことができてよかった。 私の見たホブズいろいろ ☆ 小松氏が紹介していたのと同じタイプのホブズ焼きの半球鍋 ![]() これは、レバノンに住むパレスチナ人が使っていたものである。ホブズを焼き、その上にスプーンでザータルを塗っている。パレスチナらしいホブズである。 ☆ エッセイにちなんで、シリアの様々なホブズを紹介しよう。 ![]() ↑ふっくら焼けておいしいゴマ?を振りかけて焼いたホブズ これは、中東でよく見るもので中は空洞である。さめるとぺしゃんとへこんで薄くて丸いパンになる。ただし、一回空洞ができたものであるから、すきまができている。これがポケットパンともあだ名されるもので、このホブズは半分に切って、ポケット状のところに野菜や肉を挟んでソースをかけて食べる。 ![]() ↑ スークで必ず売っているリング状に焼いたパン ![]() ↑住宅が密集したところの無人販売所。ホブズは一枚いくらという売り方ではなく、必ず数枚1セットで売られ、しかも値段は極端に安い。日常生活にかかわるものは安いのが当たり前なのだ。 興味を持ったら一日1回クリックお願いします。
by miriyun
| 2006-12-11 23:37
| シリア
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Comments(8)
無人販売所なんてあるんですか。お金は各自が入れていくんですね。ホブス、本当においしそう〜! 食べたくなってきました。
ブタンガスの謎、わかってよかったですね。これまで私は、熱源はあまり考えていませんでした。ブタンガス、、中東地域で使われるのは産地などの理由でしょうか? 小松さんの家の写真、興味深いですよね。ちなみに、、今(〜2月まで)、常滑市の「土・どろんこ館」で、小松さんのルーマニアの土の写真展開催中です。「土」です!
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Orientさん、メディナの中の下町風のところで、おそらく通る人も気心が知れているのでしょう。イスも隣においてありましたが、ほとんど無人でした。日本の農家の野菜販売所を思い出したものです。
石油ガス精製でできるのでどうもブタンそのもので使うようなのですが、都市部ではどうなのでしょうね。小松さんの写真展、常滑ですか~。場所としてはしっくりくるところですね。プロの仕事というのはテーマ性および技術が全く違うんです。いい仕事してますね。
タヒーナ、ババガヌーシュ、ホンモスなどにゴマはたっぷり使われていますし、もともとアフリカから中東・シルクロードを経て日本に伝わり、二本以上に生活の中にゴマは必需品になっていますね。焼き菓子でもゴマと説明を受けていたので、そのつもりでしたが、このパンはどうでしょうか。何しろブラックシードと似すぎていて、今となっては判別できませんね。
タヒーナなどはすべて白ゴマから作られたものだと思うのですが、どうでしょうか?
それはもちろんそうです。ゴマ栽培の例としてあげたものです。
ようやく見つけましたホブズ!
中学の今日の給食は『ホブサ』といって出していました! 息子にここで確認させたところ「まあ、似ているような・・・」本場で食べたことのない子たちがほぼ100%。 でも今の子供たちは世界中のものに触れられてなんて幸せなんでしょう。 食べ物なくして相互理解はありえないと思っています。美味しいもののある国はそれだけで絶対好きになりますよね。 残念なことにお腹いっぱいになるほど食べ物が取れない国もありますが距離が縮まっていることは確かだと思います。 |
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