写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2006年 07月 10日

古い木彫りのアラベスク

 またまた、チュニジア・・・・カイラワンの歴史あるグランド・モスクは670年創建。今あるのは、9世紀に再建されたものといわれる。ここには2つの大きな特色がある。ひとつは木彫アラベスクに優れた作品が多いといいうことである。木彫りのものは見慣れている日本人は何気なく見過ごしてしまいそうだが、その彫りはなかなか見事である。
c0067690_201636.jpg

    ↑アラベスク   代表的な多角の星と組みひもによるものである。
c0067690_2012189.jpg

   ↑正方形の中に植物文と組紐文を取り込んで双方がなじんでいる珍しい例、
c0067690_2013550.jpg

  ↑ 生命の木もしくは花瓶文だが中心部がはっきり読み取れない。しかし、そのらせんに宿る勢い・躍動感が長い時をへても感じられる。さらにその下の文様に注目すると、アラビア語・マシュラビーヤ・アラビア語・文様という順番に連なっている。小さくて見えにくいので縦にしてみよう。
c0067690_20185581.jpg

さすがに歴史あるモスクである。手をかけ、ノミの技を見せている。それにしてもじっと見ると木がいい色を出している。日本のふるい木造建築はもっと色があせてくるのだが、ここのはつやが出てきている。 

Blog Ranking 興味をもったら一日一回ポチッとお願いします。


by miriyun | 2006-07-10 19:31 | チュニジア | Comments(2)
Commented by orientlibrary at 2006-07-13 10:10
イスラム圏でも木彫りの扉や柱を見ますが、なぜかスッと通り過ぎていました。地元の人が「いいでしょう」と念押ししてくれる時さえありました。
なんで自分が反応しないのかなあと思っていましたが、身近なものだから、っていうこともあるのかもしれませんね。タイルや土や石の方が見応えがあるというか、珍しく感じて、惹かれてしまうというか、、 また「木はこういうもの」という先入観があって、サラッとした枯れたイメージを求めていたのかも、、
でもこうやってあらためて見せてもらうと、木もいいものですね。濃い飴色で独特の味があります。文様もちゃんとカリグラフィーもあるんですね。多分これから、もう少しきちんと見ると思います。色をつけたもの、ウズベキスタンに多かったです。
Commented by miriyun at 2006-07-13 19:18
木のアラベスクにたくさんの感想をありがとうございます。私も慣れ親しんだ木彫についてはあまり関心がなかったのです。でも、ここは徹底的に扉は木彫となっていたので、思わず見入ってしまいました。石より残りにくい木がよく残ったものだと思います。


<< 聖都カイラワンの歴史とモスク建築      ヤズドの華麗なアラベスク >>