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2006年 07月 01日
前出のようにイスファハーンの金曜日のモスクはいろいろな時代の建築が混ざっている。基本プランは11世紀、マリク・シャーの時代のものだ。 *ところで、余談ではあるが、マリク・シャーとはすごい名前だ。なんといってもマリクはアラビア語の王(支配者)だし、シャーはペルシア語の王(支配者)を意味する。だから、マリク・シャーはキング王か・・・という感じ。でも名君だったということだから。名前負けしなかったということで、めでたしめでたし。それにペルシアのイスファハーンを都としペルシア人を官僚として人材を使っていたのだから、両方の言葉を入れたのは妥当だったのかもしれない。 ☆さて、テーマに入ろう。金曜日のモスクは完全な破壊は免れ、修復をしながら命運を繋いできた。こんな時ほどカリグラフィーは大事だ。たとえばここはいつ作られた部分なのか。その手がかりが見つかることがある。 では、主礼拝室を見てみよう。イマーム・モスクとは別の意味で見事なムカルナスがある。高くてよく見えないがミナレットがある。ここのカリグラフィーの一部を見てみよう。 ![]() ①ムカルナス・・・珍しい。ムカルナスの一つ一つに文字が入っている。その文字を右から読んでみると、 アッラー ムハンマド アリー ②塔の文字は アルハムドゥ・リッラー(神様のおかげで) 周囲にはムハンマド・アリーも見え隠れしている。 *そのほかの人名は周辺部分にもでてこない。 これによって、このミナレットとムカルナスはセルジューク朝のときのものではなく後の王朝の建築であることがわかる。 なぜなら、セルジュークはスンナ派であったので正統カリフ4人を敬うはずであるが、ここには探してもでてこないからだ。 Blog Ranking 興味をもったら一日一回ポチッとお願いします。
by miriyun
| 2006-07-01 14:14
| カリグラフィーを読もう
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Comments(2)
お〜、またしてもすごい切り口ですね!
なるほど、カリグラフィーからそんなこともわかるんですね。 やっぱり、アラビア語からもう一度始めるべきか、でもやったとしてもカリグラフィーには行き着けないのか、、、ちょっと迷っています。 歴史や宗教的な視点がないと読み切れないことも、わかってきました。 ・・・やはり当分、こちらでお世話になります・・。 イスファハーン、本当に建築史が重層的に見られるところですね。 そのあたりも含めて、きちんと写真を撮っていらっしゃるのに、感心しています。 レンガ及びレンガ積みについては私も興味がああり、資料もあるのですが、なかなかそこまで行けないのがもどかしいです。知りたいことが増えるばかりです。。
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イスラーム見れば見るほど、興味がそそられる建築がありますね。なかなか見れないだけにジーっと見入ってしまいます。
このくらいの見方で仏教寺院も見たならもっといろいろわかっただろうにと思います。 何気なくしか見ていないので、宗派もよくわからない状態です。興味を持つと持たないでは雲泥の差というほどの違いがあります。 |
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