写真でイスラーム  

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2006年 06月 22日

難民キャンプの中のUN

 キャンプ地には当初からUNRWAが入って国連としての援助活動が行なわれている。だから、建築物、とくに学校は国連がつくり、正確に言えば『国連立○○小学校』ということになる。
 現地で見かけた小学校の看板を見ると国連マークが入っている。
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↑ 女子児童のための小学校
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↑ 男子児童のための小学校
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↑ 元気な顔で家の手伝いの野菜運びをしている子どもたち。小学校は比較的整っていて就学率も高いが、そのあとの上級学校までは国連も手が回らない。受入国の学校に通うには、経済的な負担及び法律上の規制が厳しい。したがって、親は学ばせたいが、続けることができなくなってくる場合が非常に多い。
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↑町にはUNRWAの車(あっ!三菱だ!)がたびたび通っているし、ごみ収集の仕事をしているのも国連に雇われたパレスチナ人である。このように、生活のいたるところに国連・UNRWAの姿が見える。
 しかし十分というわけではない。難民が減る状況は全くないのに、予算は減っているのだ。だから、NGOも各国から入ってきている。
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↑ ところで、UNRWAは「アンルワ」と解説されていることが多いが、現地では「ウヌルワ」と聞いている。英語だとアンと読むが、上の写真のアラビア語で確認するとたしかに「ウヌルワ」と書いてある。だから、アラブでは「ウヌルワ」なのだ。
 略号も読み手によって言い方が異なってしまうことになる。ドイツ語やスペイン語などではなんというのだろう。

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by miriyun | 2006-06-22 20:02 | 中東について | Comments(0)


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