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2006年 04月 11日

アーリー・ガープー宮殿のミニアチュール

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 エスファハーン(イスファハン)に面したアーリー・ガープー宮殿はアッバース1世が1~2階を、アッバース2世が3~7階部分を建てた。そのイランではじめての高層建築のテラス部分の壁にたおやかな美しい女性を描いたミニアチュールがある。これはこのサファビー朝で重く用いられた細密画師のレザー・アッバースィーの手によるものである。アッバース1世は宮廷内に芸術家を養成する学院を作り、芸術支援をおこなったという。そのため、ミニアチュールのエスファハーン派が活躍するようになった。そしてこれはインドのムガル派へ影響を与えていったのだ。

 この女性像はテラスに出たところの壁に左右一対ある大きな絵のうちの1つである。外気にもろに当たる部分だからいたみも激しいのではないのかと思わず心配する。

 内部を見学するうちに入室できないところがあるのに気づいた。 ミニアチュールの修復師が作業しているのであった。これほどの宮殿に数多くの見事なミニアチュールがあるのだから、専属の修復師がいるのだろう。
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 手前の机の上には何種類もの筆とパレットが置いてあるのが見てとれた。手前の敷物の上に座って描くのだろう。
 
 ・・・・ 見学者でざわつく宮殿内部にあって、ここだけは時が止まっているかのような静謐な空間であった。

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by miriyun | 2006-04-11 19:34 | イラン(ペルシア) | Comments(0)


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