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2026年 02月 04日

ミツバチの花粉だんご

1.ミツバチの食料を運ぶ術(すべ)  

ミツバチは食べ物を運ぶ手段を2つ持っている。

① 蜜胃
 ミツバチはまず花の中心の蜜を口吻と呼ばれるストローのような口で吸う。
しかし、自分の栄養にしただけでは巣で待っている女王蜂などに食料を届けられない。そのため、蜜胃と呼ばれるいったん蜜を収める胃を持っている。
蜜胃がいっぱいになるまで花の蜜を吸い続け、それを巣に帰還した時に働きバチに口移しで渡したりする。

ミツバチの花粉だんご_c0067690_23272288.jpg
② 花粉だんご
 上の写真の後ろ足に黄色い丸いものがついている。 これが第2の手段で、花粉だんごという。
夏でも冬でも、蜜蜂を見ると多かれ少なかれ、この団子がついている。なぜ黄色いのかは、梅の花の花粉が黄色いからだ。

鉢の身体は頭から腹部、脚まで細かな毛が生えている。蜜に近づくとこの身体の無数の毛に花粉が自然とつく。それをミツバチは飛びながら器用に丸めて、後ろ脚の第一関節の上のところ花粉をだんごにしてくっつけていく。当然、両足にくっつけることができるので、かなりの量の花粉を運ぶことができるのだ。

こうして、蜜と花粉という蜜蜂にとって不可欠なものが運べる仕組みになっている。まるでエコバッグを2種類持っているかのような仕組みだ。


2.梅花の雄しべと花粉    
 ミツバチがせっせと蜜を吸いつつ、体中に花粉をつけていくがそんなに花粉がつくものだろうか。

梅の雄しべに注目してみた。
ミツバチの花粉だんご_c0067690_23472239.jpg
↑のピンクの花の写真を拡大して数えてみた。

中央に雌しべが1本。その周りに黄色の雄しべがざっと数えて67本。
え~っ、もっと少ないと思いこんでいた。
外側ほど長くて、中心に近づくほど短い雄しべがでていることに気付かされた。

 梅花の雄しべは品種によって40~80本弱ぐらいで様々なので、普通は多数と表現されている。
ミツバチの花粉だんご_c0067690_23422164.jpg
花の大きさからみると雄しべは大きく目立つ。

ミツバチの花粉だんご_c0067690_23433552.jpg
小さな丸い蕾の中にこれだけの花びらと雄しべを秘めていて、かぐわしい香りとともに一気に開いていく。 
         
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 ミツバチにとって、梅の花はたくさんの蜜だけでなく花粉もたっぷりと提供してくれる花なのだった。
 立春の梅園にて。
                                                                                                                                                                                             
                                       
                                                    
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by miriyun | 2026-02-04 22:47 | 動植物 | Comments(2)
Commented by petapeta_adeliae at 2026-02-08 19:35
ミツバチはストローのようなもので
蜜を吸い上げているだけでなく、
花粉団子にして届けていたなんて
知りませんでした。
てっきり、ストローで吸い上げて
巣に届けるまでじっと我慢していると
ばかり思っていました。
miriyunさんのように疑問を解明
するような性格だったら違った
人生を送っていたのではないかしら?
先生から疑問に思いなさいと
言われたことを思い出しました。
お恥ずかしい。
Commented by miriyun at 2026-02-08 20:36
ソーニャさん、
自然の中には知らない事象や想像を超えるような不思議なものがたくさんあって、面白いですし、今の時代はかなり調べられるのが嬉しいです。
それでもどうしてもわからず、これは何だろうと抱えている写真がいくつもあります。


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