写真でイスラーム  

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2006年 01月 19日

Arabic map を読む(2)

 地図の表記には第三国経由で知ったことによるちがい、紛争中であるがゆえの本質を世界に向かって問いかけているちがいなどがある。

① 日本語表記とはだいぶ違うアラブ名

<国>
エジプト・・・ミスル
チュニジア・・・トゥーニス

<都市>
カイロ・・・アル・カーヒラ
ダマスカス・・・ディマシュク
アレッポ・・・ハラブ
パルミラ・・・タドゥモール
エルサレム・・・アルクッズ
Arabic map を読む(2)_c0067690_0155650.jpg


② フィラスティーン表記
 左のピンク色を注目する。すると、そこには
فلسطينという文字が見られる。これはフィラスティーンとよみ、パレスチナをあらわす。
そこには、イスラエルは存在しない。(あくまでも、この地図の場合であるが・・)

これが、中東の抱えている問題を端的に表している


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by miriyun | 2006-01-19 23:14 | 中東について | Comments(4)
Commented by orientlibrary at 2006-01-20 11:36
挫折中のアラビア語ですが、習い始めていちばん感動したのは、地図を読んだときです。パレスチナの地図を、一文字ずつヨロヨロと読んでいったのですが、村の名前が読めたとき、ある強い感情がわきました。これがアラブなんだ、欧米フィルターではないアラブなんだ、と。短絡的かもしれませんが、初心者の素朴な喜びでした。だって英語の響きとまるで違っていて、村の匂いを感じたのです。ことばってすごいなと思いました。香りがあるんです。・・それなのに、挫折してしまってますが、、アラビア語はちょこっと、と思っていると無理かもしれないなと思います。やるかやらないか、どちらかかなあ、と。頭の容量が多くないので、なんか毎日大変です・・・
Commented by kenta at 2006-01-21 02:10
すごいなぁ、アラブ文化に入り込んでいますね。私も見習って早いところダリ語を上達させないとなと思った次第です。
話しは変わって、blogへの書き込みありがとうございました。miriyunさんの温かいメッセージ確かに受け取りました。こういった治安の不安定な地域で働いている者として、とても心づよい支えになります。今後ともどうぞ宜しく御願いします。
Commented by miriyun at 2006-01-21 17:30
Oriさま、言葉にかおりがある・・・すてきですね。その言葉だけでなく、そうおっしゃるOriさまが素敵です。語学はまったくのわたしがアラビア語にこだわるのも、アラブを欧米の歴史観を通さずに感じたかったからなんです。ほんきでとりくむ余裕もナイのですがほんの少しずつでも触れていたいと思っています。
Commented by miriyun at 2006-01-21 17:47
kentaさま、いつもそこにいる人にしかわからない現実のアフガニスタンを丹念に描写されてますね。文章を通して復興への願いにアフガンへの思いそしてkentaさんのお人柄まで感じさせられています。
 その考え方に心から応援させていただきます。 でも、なにぶん異国の仲間の少ないところです。何事もゆっくりペースを崩さず、慎重に進んでいってくださいね。


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