写真でイスラーム  

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2006年 01月 14日

動物意匠の工芸…愛おしきペルシアのつぼ絵

 ペルシアはイスラーム以前から独自の意匠を発達させてきた。そのため、ジャーヒリーヤ(イスラーム史以前のとき)の時代のものに、のちに正倉院に伝わった工芸品や技術があるし、イスラーム後も独自な文化を築いていく下地になっていった。

 人物・動物・文様など限りなく列挙できるが、その中でもとくに動物意匠がよい。

 中でも次の一品は愛らしい。
 
c0067690_15494061.jpg

                              <テヘラン考古学博物館蔵>
 B.C.9~8世紀の彩釉土器のつぼだ。北西イランのジビィエ遺跡の遺品であるが、、これは昔のものという遺物としての魅力を越えて、伸び伸びした線により家畜礼賛、生命礼賛のようなものを感じさせられる。そして、うっすらとした茶色と地肌の色のツートンカラーなのだが、モザイクの大理石を組み合わせるかのような彩色効果をもたらしている。

 花菱のような文様と動物意匠の配置と彩色が見飽きないほど素晴らしい。この絵と彩色センスのよさがこのつぼの考古学的価値に加えて芸術的価値を作り出している。

 ☆☆それにしても、これが2800年前の作品とは・・・・!        


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by miriyun | 2006-01-14 14:39 | イラン(ペルシア) | Comments(2)
Commented by NIK at 2006-01-15 23:05 x
はじめまして。NIKです。
イスラム以前のペルシアの文化の奥深さには感心させられます。
これからも美しい写真、楽しみにしてます。
Commented by miriyun at 2006-01-15 23:52
NIKさん、ようこそ、イスラーム文化の理解者がふえて嬉しいです。とくにペルシアは古代から現代までの文化がずーっと晴らしいです。これからもイスラーム世界の文化と更に「人々」を紹介し続けていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


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