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2006年 01月 12日

インダス文明の印章…牛の絵

 最近家のことばかり書いていたが、実は文字と絵が好きだ。
絵の中では、古代の人が描いた動物の絵が好きだ。力強くそれでいて素朴なのだ。
 
 なにしろ疑問を持つとずーっと気になってしまうたちだから困る。その中で高校時代から気になっていたこと・・・それはインダス文明に属する印章だ。 
インダス文明の印章…牛の絵_c0067690_17342478.jpg

   ↑ インダス文字と絵で表されている印象 (NHK未来への遺産第1集から引用)
 
 この解読されていない文字に興味をそそられた。また、絵のほうも牛の堂々たる角と体躯、清々しい顔、細めのきゅっとしまった足の牛で優れた造詣だと感心した。、印章としてもかなり身分が高い王侯が持っていたものだろう。

 しかし、この牛の背中にこぶがある点が気になってしかたがなかった。、自分の狭い知識の中では、背中にこぶといったらラクダしか考えられなかったのだ。だから、想像上の動物か、古代に絶滅してしまった生物だろうかと考えたりした。インターネットのない時代である。
 
 ところが、その正しい答がわかったのは大人になって、現地に行ってからだった。
インダス文明の印章…牛の絵_c0067690_17343926.jpg

                 ↑いたよ~っ!
インダス文明の印章…牛の絵_c0067690_1735044.jpg

                 ↑ こっちにもいたー、こぶ牛
    ほんとにいるんだこぶ牛、今でもいるんだ、 インダス続いているよ~!

  *実物を見て疑問が解けた時の気持ちは格別だ。 
           ・・・ 古代文明好き、大いに満足するの図でした。

    

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by miriyun | 2006-01-12 17:20 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(4)
Commented by たったった at 2006-01-21 13:00
たったったと申します。旅行中にこぶのある牛を見たので、こちらに紹介させていただきます。http://whereveriam.blog21.fc2.com/blog-entry-47.html
はじめこの牛を見たときには、「奇形」では、と思ったのですが、普段動物を見慣れていないだけであった、こぶのある牛は案外普通なのかなとmiriyunさんのページをみて考えを改めました。
Commented by miriyun at 2006-01-21 18:24
犠牲祭におけるマレーシアのこぶ牛の様子見させていただきました。ありがとうございます。こうしてみると。こぶうしというのはどこからどこまでの地域に住んでいるのかという疑問が生じてきました。
 興味は深まるばかりです。
Commented by たったった at 2006-01-21 21:04
 本当ですね。
 そういえば、らくだにはひとこぶとふたこぶがいますが、牛にもふたこぶっているんですかね。
 これからは牛が見放せません(笑)
Commented by miriyun at 2006-01-22 00:22
ちょうど、こぶうしの続編を書いたところです。イランにもいたということで、これで古代ペルシア・古代インダス・現代のインド・マレーシアのこぶ牛を確認できました。


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