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2005年 12月 28日

民族衣装・運よく冬だった・マハティール元首相は・・・

披露宴は続く。
 さらに、マレーシアと日本に注目していこう。
☆ 新郎新婦と結婚衣装
民族衣装・運よく冬だった・マハティール元首相は・・・_c0067690_0464569.jpg  


 マレーシア民族衣装だが、レースが繊細で立ち姿も美しい。花嫁と花婿はそろいの色の民族衣装で”よりそう”という言葉がとても似合う風情だ。
          
*卵の花(ブンガ=テロー)のいろまで意識的におそろいにしているのかもしれない。



☆ マレーシアのご親族からの言葉
 「マレーシアから急遽かけつけたが、日本は運(うん)よく冬であった。」
 ・・・んんっ? 
  そうか、日本ではあまり運よく冬でよかったといわないが、考えたらマレーシアは常夏の国。その国から来るのに夏に来ても本国のような暑さ、あるいは多くの国の人が言うような東南アジア以上に住みにくい湿気のある日本の夏。それよりずっと冬のほうが過ごしやすく感じたのだろう。しかも穏やかに晴れて美しい日本を見てもらえたということだ。確かに運よく冬と言える。

 「31日にマレーシアで結婚式をする。マレーシアへどうぞおいでください。」
 ・・・親族・コミュニティーのつながりの強いイスラーム社会でわずかの親族が来日するだけでは済まないだろうと思っていた。やはり、マレー側でも披露宴をするということで、納得。


☆マレーシアの新婦の父の言葉 
 
「マレーシアのマハティール元首相(注)は、『日本の技術をめざせ、技術を手に入れよう』というスローガンをかかげたが、私の息子は日本の技術だけでなく日本のすばらしい女性を手に入れました。」(会場・笑&拍手)
 花婿の父はこうしてこの宴の最後の挨拶を締めくくった。

注) 戦後のマレーシアで最も有名なのはマハティール首相だろう。また、マハティール首相の演説は『Look East』 をはじめ、『日本なかりせば』の演説で、日本というものを日本人以上に価値観を持って眺め、かつ世界に向かって発言した人物だ。

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by miriyun | 2005-12-28 22:45 | 日本の中のイスラーム | Comments(0)


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