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2022年 11月 30日

東寺の水辺に・・・夜間拝観

1.夜間拝観へと東寺に向かう    


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これまで、京都駅から歩いて15分でしかも京都のシンボルというべき五重塔をもつ東寺に行ってみたことがなかった。
夜間のモミジにさほど大きな期待は持たずに行ったのだが・・・

東寺の長い塀に沿って早くから拝観の列ができているし
近づくほどに外観だけでも壮観美麗なライトアップの姿が見えてきた。

おもったよりワクワク~
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宝蔵を囲む堀に映る

門を入ってすぐに、松ヶ枝の間からもすでに水辺に映る姿が見えてくる。

左手には宝蔵と呼ばれる蔵があるのだが、平安後期につくられた校倉造の蔵があり、東寺においてはもっとも古い建造物として残っている。それはこの蔵の四方をぐるりと囲んだ防火用の堀が作られていたからだろう。

そのおかげでこのような光景も見られる。


 
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瓢箪池に映る五重塔

北東の慶賀門から入り、庭園を南へ進むが大小の池が連なる瓢箪池があり、その一番奥に五重塔が見える。水辺に映るモミジと五重塔、絶句!


2.歴史をちょっと振り返り    

かって「鳴くよ、うぐいす平安京」と覚えた平安京遷都が794年。

東寺の造営そのものはその2年後には始まっている。

しかし本格的造営は唐から真言密教を学び帰国し、高野山を開創していた空海(弘法大師)に、823年に下賜されたことにより、真言密教の道場として大伽藍となっていく。826年には五重塔の造営に着手し、完成は883年なので多くの年月を経ての完成であり、空海はその完成を見ていない。

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 赤モミジの枝の下から塔を望む

ローマ帝国をはじめ西国の石造建築は2000年を経てもその栄光を示しているが、木造建築は度重なる戦乱・地震・火災などで焼失しているものが多い。1200年にも及ぶ東寺の歴史の中で五重塔も落雷などによって4度焼失した。だがその都度、空海が行ったように多くの僧が奔走し五重塔再建という大事業を成し遂げてきた。

いまの五重塔は、1644年に徳川家光の発願により再建した5代目にあたる。
高さは54.8m。古塔として日本一高い木造建築であり、純和様の守った手法で建築されているので江戸時代初期の秀作として国宝として指定されている。


3.瓢箪池の美

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五重塔の前の瓢箪池北から見ると五重塔が移る姿に心奪われるが、五重塔がある側の南からみると、純粋に植栽と池の美しさを感じられる。

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久々に寺の起源や創始者の思いまでさかのぼってみたくなる思いに駆られた風景だった。



                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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by miriyun | 2022-11-30 22:25 | 日本 | Comments(2)
Commented by Lunta at 2022-12-10 08:45
密教好きなので京都に行ったら東寺はマストですが、夜は行ったことがありません。
紅葉のライトアップ、池に映ってうっとりするほど美しい!
また行きたくなっちゃいました。
Commented by miriyun at 2023-03-21 15:18
Luntaさん、
わたしは、東寺も京都のモミジも初めてです。
想像以上の秋の風情と色の美に遭遇して
戸惑うほどに想像を超えていました。


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