写真でイスラーム  

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2005年 12月 20日

イラン・・・航空写真”侵食”の様子&テヘラン

 続いてまた、航空写真。イエメン編のハダラマウト地方の大いなる”侵食”も以前に載せたが、今度は侵食の初期の状態をイランの航空写真から紹介する。
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↑降水によって初期の侵食がギザとなってあらわれる。

農地として耕作していて必要不可欠な雨・・・その降水によって、乾燥しきった木のない大地は侵食を進めていく。それが進むと堆積層であったところも元の形がわからないほどになり、せっかく農地があったとしても消滅することになる。
 もちろん、長い年数をかけてジワリと進んでいくものであるからその土地にいたらこんなことを考えないかもしれない。しかし、森林があるのが山と思っていた日本から見るとなんとも頼りなげに見える。
  イランではこのような侵食の見える大地や砂漠・土漠がはるかに続く。

 では大都市の景観はどうか。
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↑テヘランの上空より
 
 テヘランは北側にアルボルズ(Alborz)山脈を背負い、そこからの地下水と川によって都市として成立している。テヘランの町そのものが高原にあり、標高1300mもあるが、山脈はそれよりさらに高くそびえる。
 
 しかし、近年テヘランも人口が増えすぎて、その人口を支えるだけの水が得にくくなってきているという。絶対的な水量不足だけでなく地下水の水質悪化も懸念されるところである。

 山を背後に背負って町ができているという立地と、人口増加による水に関する問題はダマスカスと共通するところが多い。

by miriyun | 2005-12-20 03:56 | イラン(ペルシア) | Comments(0)


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