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2022年 04月 09日

床板を見てきた知恩院

1.桜の堂宇    

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知恩院は東山区にある浄土宗の総本山だ。
浄土宗の宗祖・法然が後半生を過ごし、没したゆかりの地に建てられた。

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国宝を多く持つ歴史的に見ても興味深い寺院だが、今回は壮大な山門を通らず、裏山から入り脇に抜けるという短時間の訪問だった。

 

2.床板    

現在のような大規模な伽藍が建立されたのは江戸時代以降である。
「御影堂(みえいどう)」は寛永16年(1639)に徳川3代将軍家光公によって建てられた。
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周り廊下を歩いていく。
木造で、これだけの建物が今に残るというのは本当にすごいものだ。

歩きながら気になったのは床板の凸凹。
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横に渡した木材の節が至る所に見られ、板目にも凹凸が見られる。
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何百年も使われ続けていくうちに、平らに切られた木材も固いところだけを残して摩耗していく。
これが節が残ったもの。



硬い節ではあるが、それがさらに傷んでくると中心部がぽろっと砕ける。
そうすると床に穴が開いたようになって歩きにくい。
床板を見てきた知恩院_c0067690_14041160.jpg
そうしたところはきちんとのこぎりでカットし木材を同じ大きさにカットしたものを作り埋め込んでいく。
こうした修復跡も数限りなくあり、古き建物を修復しながらしっかりと残し、次に伝えていく。それを床板から感じた。


◆渡り廊下の修復

その廊下の先には、御影堂からほかの建物を結ぶ渡り廊下があり、全長550mに及ぶ廊下が建造物間をつないでいる。この廊下は「うぐいす張り」で知られている。二条城では忍びなど敵がそっと近づいてくるのを防ぐものだといわれてきた。
床板を見てきた知恩院_c0067690_14014329.jpg
しかし、この長い廊下を床板や金属も外して修復したことにより一部の廊下は音がしなくなり、音が出なかった廊下が老朽化で音がするようになったという。これにより、知恩院については廊下を支える部材の老朽化により音がするのではないかという説も出ている。


                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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by miriyun | 2022-04-09 14:15 | 日本 | Comments(0)


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