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2005年 11月 28日

東京ジャーミー(8)・・・カリグラフィーを読もう ナアス・タアリーク書体

女性用バルコニー階のカリグラフィーの2回目―左の壁のカリグラフィーを読んでみよう。
東京ジャーミー(8)・・・カリグラフィーを読もう ナアス・タアリーク書体_c0067690_9514298.jpg

 これはもっとも重要な 開端章(アル・ファーティハ)の一部で、5行目の句である。

意味
   『わたしたちはあなたにのみ崇め仕え、あなたにのみ御助けを請い願う。』

 ナアス・タアリーク体のカリグラフィーでファーリシー書体ともいう。つまりペルシア風の書体である。通常は流麗な文字によく合う詩に使われるが、モスクでも他の書体とともに使われることが多い。
 これは、ケシーデという長く伸ばす線を行ごとに使って重ねることによって美しくデザインしている。読む順番はデザインに応じて変化することがあるので、まず書いてあることがわからないと順番がわからない。また、順番がわからないと正確な意味がわからない。
東京ジャーミー(8)・・・カリグラフィーを読もう ナアス・タアリーク書体_c0067690_639775.jpg

 <読み方>
 イッヤーカ ナアブドゥ ワ イッヤーカ ナスタイーンとなる。アラビア語の読み、どうぞお試しあれ!
                      
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by miriyun | 2005-11-28 09:03 | カリグラフィーを読もう | Comments(0)


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