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2020年 08月 07日

ガウディのブロンズ~ヤモリと昆虫たち

1.ブロンズのツタの葉陰に    

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ヤモリがいた、 ブロンズのツタの間に。
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こちらには赤茶けた木の葉とヤモリ、さらに左にハエ

 

2.サグラダファミリアの出入り口の一つに    
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カタツムリ、羽を開きかけたテントウムシ、チョウにアオムシ、コガネムシ、花にはハチが蜜を吸いに来ている。
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アリたちが歩き回る

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こちらの入り口にも、草間のトンボ
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セミやカミキリムシもいるけど、たくさんいるのはトンボなので自分の中ではトンボ門と言いたくなる。

サグラダファミリア、このガウディ本人が生きている間に完成できないと分かっていた巨大な建造物。
外壁の彫像だけでも膨大な仕事量で聖像、鳥や小動物の彫像、ヒトの彫像、それぞれに主張を持たせたつくりになっている。

こんなに巨大で労力の多い教会を作りながら、ガウディは、さらに自然界の小さな生物さえもおろそかにせず、リアリティを追及していたことに驚嘆する。
砂色の彫像が多い中、ブロンズをあえて酸化させた緑と昆虫たちは実に印象的だった。
尚、ガウディ生存中に完成できないことはわかっており、ガウディは後世にこの建築を託したわけだ。


~《追記》~
3.サグラダのアートディレクター 外尾悦郎    

 そのガウディの真髄に近づき、石を掘り門の繊細な石像を作り、また今回の昆虫門扉を作り上げたのも、日本人彫刻家、外尾悦郎であるという。1978年に日本を飛び出し、石を彫りたいとフランスから見て回り、やがてバルセロナへ。山と積まれた石材を見て、自分にも彫らせてほしいと入り込み、やがてガウディの精神に基づく仕事をやり遂げて認められていった。

 ふと立ち寄り、それ以来そこに住み着き、アートディレクターとなり、日本人彫刻家としてこの偉大なる仕事をしている。
このような日本人がかかわっていたことを自分はちっとも知らなくて、フォロワーさんのコメントで教えていただいたのでこの段を追記した。
素晴らしい仕事だと思ってみてきたので、彫刻の作成者のことを知ることができてよかった。                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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by miriyun | 2020-08-07 23:24 | Comments(2)
Commented by petapeta_adeliae at 2020-08-09 14:56
まるで生きているかのよう。
こちらの昆虫門扉の彫刻主任はネスカフェの
ゴールドブレンドのCMに出た外尾さんだと
テレビで見たことがあります。
プロンズに精巧にできた葉と昆虫に息を
止めて見入ってしまいます。
Commented by miriyun at 2020-08-11 03:09
ソーニャさん、
昆虫はよくできているのですが、特にヤモリはいい感じに動いてくれそうな雰囲気があります。
制作は、日本の方だったのですね、素敵です。


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