写真でイスラーム  

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2005年 11月 05日

小杉 泰先生の話・・・好きこそものの上手なれ

 小杉 泰先生のお話を聞いた。興味深かった。イスラーム研究における日々の情熱を感じさせられた話しぶりだった。

 時は11月5日、場所は明治大学リバティホール。中東学会の公開講演会『中東と日本の間』 で3つのテーマがありいずれも楽しみであった。しかし都合があり前半には行くことができず、小杉先生のお話だけ何とか聞きに行くことができたのだ。 
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 小杉先生の演題は「文明の相互認識と政治・経済関係――21世紀の日本と中東」であり、
イスラーム理解へのキーワードと示唆に富んだ内容をユーモアを交えて説明があり、メモ帳がギッシリとなった。でも、ここで小杉教授のお話をまとめようなどという大それたことは考えていない。
 
 ただ、お話の中からエネルギーをいただいたと思ったことを書きたい。

小杉教授曰く、
好きこそものの上手なれ』・・・異文化研究の基本は、好奇心とわからないものを理解する喜びである。アラブもイスラームも面白い。こう思ったらつきすすむ・・・これを研究という。ただし、糸切れ凧はだめで、行ったなら戻ってこなければいけない。
 これを聞いて、単なる”好き”から興味を持ち、ライフワークにしているに過ぎない私は大いに安心し、勇気づけられたのである。
 もちろん、「戻ってこなければ・・・」という含みのある言葉に自戒の念を持ちつつではあるが・・・

 

by miriyun | 2005-11-05 19:20 | 中東について | Comments(2)
Commented by orientlibrary at 2005-11-08 23:48
小杉先生、以前NHKでイスラムの講座をやっていらっしゃいましたね(毎回東京ジャーミーで録画!その雰囲気が良かった)。ソフトな感じ。 そうですね、好きだったら進んでいけばいいんですね。というか、私の場合、止められないんですけどね・・・ 「戻る」というのもとても深いです。ほんとにそうだと思います。好きなことをできるなんて最高にシアワセなことだから。戻ること。どう戻るか、ですね。うん・・
Commented by miriyun at 2005-11-09 00:24
 この先生の本を読んでいても、わかりやすいですね。それから、新しい用語を命名するのがお好きだということです。たとえば好きこそ・・・の考えを「好き・もの学派」とよんだりしていました。


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