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2016年 06月 21日

芳香のマグノリア

1.Magnolia grandiflora

芳香のマグノリア_c0067690_6525985.jpg
  
このふっくらした白いつぼみ、気になる。

これはマグノリア グランドフローラ

芳香を放つ花なのできになっていた。大きな花を咲かせ、泰山木といい、別称としては白蓮木ともいう。生薬としては葉を血圧降下・頭痛・めまいに、花粉症・頭痛には蕾を用いるという。
北米中南部原産で、花期は6月頃。葉の表面には光沢がある。
芳香のマグノリア_c0067690_6535747.jpg

樹高が高いので、そばで香りをかぐことができない。
いつも下から仰ぎ見て咲いてるのをかろうじて確認して、どんな香りなのだろうと想像するばかりだ。

芳香のマグノリア_c0067690_6535928.jpg

雨降りの中、傘をさしながら200mm程度の望遠で覗いたが、背景はどんより、木の葉がいっぱいでよく見えない。
芳香のマグノリア_c0067690_654118.jpg

放置すると樹高は20m以上にもなり、公園などにもよく
タイサンボクはアメリカ合衆国南部を象徴する花木とされ、ミシシッピ州とルイジアナ州の州花に指定されている。ミシシッピ州は、州内にタイサンボクが多いことから、タイサンボクの州 (Magnolia State) という愛称がある。また、ミシシッピ州の州の木でもある。

2. 
ある日に剪定したなかに花があり、わけてもらった。
高い位置から落下して酷く傷つき花弁が一部取れたりしていたが香りはわかるのでひとまず生けてみた。
芳香のマグノリア_c0067690_65499.jpg

厚みのある花弁、そして何より濃密な芳香。この一輪があるだけで部屋に香りが満ちる。甘ったるい香りではなく、爽やか系だが濃い。

大きく開いていた花が室内に入れた為か、急に花弁を内側に閉め始め小さくなっていった。夕方にはこんな姿に。この状態で見ると、モクレンの仲間であることがよくわかる。(ちなみに、モクレンも英語ではマグノリアの一種である)

芳香のマグノリア_c0067690_6533017.jpg

ただ、大きさが違う。この閉じた状態で、11cmある。

芳香のマグノリア_c0067690_654655.jpg

 そして、翌朝にはまた全開していた。
最後は24cmまで、大きくなり、散った。

樹高が高い故にあまり知られていない名花であった。
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by miriyun | 2016-06-21 06:59 | Comments(4)
Commented by radakku914 at 2016-06-21 09:49
タイサンボク、大好きな花です。おっしゃるように 木が高いのでなかなか花を身近に見られません。
むかし、近所にあった小児科の庭にあって食い入るように見てた記憶があります。
そんなにいい香りがあるんですね。 モクレンに近い香りなんでしょうか。
花の咲く姿は気高く感じられますね。  (霧のまち でした)
Commented by hinagesi-k at 2016-06-23 14:27
ダイエーコースの散歩道のお宅に泰山木が有り、何時も楽しみにした居ましたが、ダイエーがイオンになり工事中なのでコースを変えて居ましたが、行ってみましょう。
木曽に行った時馬籠から妻籠へ越す峠道でホウの樹を上から見た時に泰山木より薄い黄色の花を見た事が有りましたが、マグノリア系統の花は花屋かですね。
Commented by miriyun at 2016-07-05 06:17
霧のまちさん、
タイサンボク、私も気になって仕方がなかったのです。
ようやく一輪の花を手に入れて、部屋いっぱいに馥郁たる香りに満ちて、なんという花なのだろうと思いました。
モクレンよりさらに強く香ります。
Commented by miriyun at 2016-07-05 06:19
谷間のゆりさん、
タイサンボクという名よりも、マグノリアの方が香りを連想させる気がします。本当に香り高い花ですね。
もう少し花を身近で見られる木がないか探してみたいと思いました。


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