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2016年 05月 21日

『桃色の地平線』 Peach Colored Horizon…アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
『桃色の地平線』 Peach Colored Horizon…アラビア書道作品_c0067690_6565879.jpg


Web作品No.25
『桃色の地平線』 Peach Colored Horizon

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・内容:Holy Qur’an Surah al-Tariq (Night Visitors)& Surah-al A’la(The Supreme)
 『コーラン』、「夜の訪問者」の章,「至高者」の章

・書体:Diwany Style , Jaly-Diwany style
ディーワーニー書体、ジャリー・ディーワーニー書体

・大きさ:縦89cm、横198cm

・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2007年

・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館

・作者コメント: 「天と夜の訪問者にかけて」で始まる最も深遠なコーランの言葉。
「夜の訪問者」とは星辰のことらしい。
次に「星を私たちが見ることができるようにしているものは何か。」コーランはたたみかけてくる。
私たちが今見ている星のいくつかは何億光年前から放たれた光を今見ているのだと天文学者は言っていた。
夜の帳(とばり)が下りる前、天が一面桃の汁を流したようになる時、今日もそろそろ夜の訪問者を迎えよう。

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by miriyun | 2016-05-21 06:45 | Fuad Kouichi Honda | Comments(4)
Commented by petapeta_adeliae at 2016-05-22 23:40
熟年男性なしからぬ色彩ですね。^^
地のディーワニー書体の部分はタネ、それとも地核を
表現しているのかしら?なんて考えてました。
星を夜の訪問者と表現するとは以外にイスラム
ロマンチストかも。
Commented by ぺいとん at 2016-05-29 11:34
我が家のPCだと紫色に近い桃色です。
昇る陽に追われて逝ってしまいそうな星々。それが夜の訪問者であれば、押し上げるような地平線と明るい色は至高者かな、と。
作者コメントとは真逆ですね~^^;
Commented by miriyun at 2016-05-30 03:03
ソーニャさん、
アラビア書道は青系がよく似合って作品や装丁も青をよく使いたくなるのですが、その中にあってこの色は目を引きます。
以前にイスタンブールのユルドゥズ宮殿で展示された時にも
数ある作品の中でもひときわ気になる存在感を放っていました。
Commented by miriyun at 2016-05-30 03:11
ぺいとんさん、PCもTVも微妙に色の違いがありますね。
色に関してはデジタルの世界では何でもできそうで、
それでいて正しく伝達するのは難しいですね。
夜の訪問者は、古代から現代までずっと人のまなざしを受けつつ変わらず瞬くのですね。


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