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2014年 11月 09日

喜泉庵(4)…飛天

釈迦と飛天
  先日の喜泉庵でこんなのを見つけた。
喜泉庵(4)…飛天_c0067690_9103080.jpg

庭の雨の滴る木々の緑は本当に心を落ち着かせる。

その風情に癒されながら丸窓の前に飾られていたのは、
  決して歴史的遺物でもなんでもない置物。何気なく飾られている。

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   可愛らしい飛天。
    確かに雲に乗り衣をたなびかせている。
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喜泉庵(4)…飛天_c0067690_8511859.jpg

飛天に守られるようにして、幼き釈迦像
天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ(が)ゆいがどくそん)を表わす姿。
釈迦が誕生したとき、四方に七歩ずつ歩き、一方の手で天を、一方の手で地を指して唱えたという『長阿含経』の話に基づく。「我」は釈迦本人の意味ではなく、個々人であるとする。それぞれの存在が尊いものであるということ。
この世に自分より優れたものなどないという思い上がりの意味で使うのは誤り。
喜泉庵(4)…飛天_c0067690_994152.jpg

庭の枯山水を見ながら、妙に納得してしまう配置。

喜泉庵(4)…飛天_c0067690_851699.jpg

無我の目がよい。

天を飛ぶものは気高く、
     無我の姿が安心してみていられる。


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by miriyun | 2014-11-09 12:04 | Comments(4)
Commented by jasmine-boo at 2014-11-09 15:26
なんだかほっこりしますね。
この置物は手乗りサイズですか?
Commented by hinagesi-k at 2014-11-09 21:23
可愛いのに可愛すぎない天女ですね。
其々のポーズも好くて。
人形は作り手に似ますから作った方に逢いたくなりました。
Commented by miriyun at 2014-11-10 12:20
ジャスミンさん、大きさは、手のりといってよい大きさでした。
オシャカ様の幼い姿にとても馴染む飛天です。
Commented by miriyun at 2014-11-10 12:22
ひなげしさん、---と、お呼びしていいですか?
こうした作品は作者を感ずるものですね。
確かにあってみたくなります。


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