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2014年 08月 29日

馬がかっこいい馬頭琴

馬頭琴とは 

 モンゴルの民族楽器は馬頭琴という。いろいろな物語などで名前を聞くことは多い。
実物を見たら想像以上にかっこよい馬がついていた。
伝統的な弦楽器で、張ってある弦は二本。つまり、2弦の胡弓である。
棹の頭部に馬頭の彫刻が施されているのでこの名がある。
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手前においてある弓は通常ウマの尾毛を150〜180本程束ねて使用する。
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弦もウマの尾毛またはナイロンを束ねて作ってある。ウマの尾毛の場合、低音弦で100〜130本、高音弦は80〜100本というように本数が異なる。


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これはモンゴル語のモリン・ホールmorin khuurと書かれている。
左がモリン、右がホール。
モンゴル文字はアラビア文字系列だが、縦に書くところが特色だ。直訳すると馬の楽器(馬琴)となる。

馬頭琴はモリン・トルゴイ・ホーレmorin tolgoi holeの訳である。 

 この胡弓のサイズは個々の楽器によってまちまちであるが,通常,棹の長さは105~110cmで台形の共鳴胴を貫通している。共鳴箱の表にはヤギ・馬・ラクダ・ニシキヘビの皮革をはっていたが、今はシラカバなどの木製に改良された。
 

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この鼻筋に白い線があるのもいい。

こんな馬の彫刻のある馬頭琴を持ち、
   柔らかで奥行きのある響きを出しながら、
      哀愁を持った節をかき鳴らすお父さん、

そのお父さんを囲んでゲルに住まう家族が、長い冬を過ごす・・・などという図が自然に浮かび上がる。

 馬に惚れ込んで、馬頭琴を知り、
                モンゴルを知る。

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by miriyun | 2014-08-29 06:09 | Comments(16)
Commented by jasmine-boo at 2014-08-29 10:25
「スーホの白い馬」、子供たちの音読の宿題で何度も何度も聞かされました^^

モンゴル文字って面白いですね!
確かに頭を左に傾けて見るとアラビア語っぽい!
これは上から下に向かって書いて右側に文字を増やしていく感じでしょうか?上の高さがそろっていく?!
なんだかいろいろと想像してしまいます^^
Commented by jin_s at 2014-08-29 13:14 x
いつも紹介して下さるアジアの文化と自然、雄大な大陸の風とロマンを感じます。私には知識は殆んどないのですが何故か心ひかれます、不思議です。
Commented by mao-chii at 2014-08-29 20:22
こんばんは☆

miriyunさんの記事はいつもおもしろいです。勉強になります。
わたしも「スーホの白い馬」で育ちました。
音は聞いたことありますが、こんなに近くで見るのは初めてです。

素朴な楽器……みたいなイメージをしていましたけど、意匠も立派な楽器でした^^ 風に乗って音がどこまでも響きそうですね。
Commented by 霧のまち at 2014-08-30 09:07 x
ウランバートルの劇場で 馬頭琴とホーミーの演奏を以前に見ました。 暑くてムンムンする客席で 冷房の設備などは無かったです。 馬を何よりも大事にするモンゴル民族の 馬への尊敬の証でしょうね。  よく響く音色が会場をシーンとさせました。
また 独特の技法のホーミーは不思議な響きです。
広い草原でも遠くまで届くと言われます。
Commented by 谷間のゆり at 2014-08-30 23:37 x
馬が大好きで、馬券は買わないけれど競馬中継はみます。先日騎手が落馬してしまったのにゴールまで駆けた馬を見た時には思わず応援した居ました。
Commented by miriyun at 2014-08-31 07:29
ジャスミンさん、文字の変遷にはいつも驚かされることが多いのです。
モンゴルでは筆記具の関係か、かんじのえいきょうか、縦書きです。
ですから、フビライの西の国へ向けての手紙などはアラビア語であるのに文字をタテにして展示したりします。
Commented by miriyun at 2014-08-31 07:29
jin_sさん、ようこそ!
知識ではなくて、感じてくださることこそが大事だと思っています。
こういう感想をいただいたことがとても嬉しいです。
Commented by miriyun at 2014-08-31 07:29
mao-chiiさん、じっと見るとどんなものにもその土地ならではの
風土や歴史の影響を受けているものが見えてきます。
この馬の意匠、とてもいい感じですよね。
私も遊牧の民である人たちの草原に似合う楽器だと思うようになりました。
Commented by miriyun at 2014-08-31 07:30
霧のまちさん、草原に響く音、
そして馬の意匠に馬の毛の弦、
モンゴルを一瞬でイメージさせてくれるものですね。
Commented by miriyun at 2014-08-31 07:35
谷間のゆりさん、
鍛えられた馬は実に美しいですね。
タテガミと尾が速度を上げるにしたがって
ワサワサとなびくのを見るのが好きです。
Commented by jasmine-boo at 2014-08-31 15:25
あっ、アラビア語の縦書きで思い出したんですが、スペインのアルハンブラ宮殿を訪れた時に縦書きのアラビア語(確か、アッラーアクバルだったような・・・いや、コーランの一部か・・・・うろ覚えですみません)が壁か柱に書かれてたのを思いだしました!カリグラフィーのように美しかったです。その時に初めて縦書きに出会いました。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-09-01 12:49
15年ぐらい前にNHK情報でモンゴル料理教室を知り、友達と参加しました。
当時、講師がモンゴル大使館の秘書の奥さんで、大使館の
方が何人かいらして、4人ぐらいで生演奏がありました。
その時に馬頭琴があり、個性的な楽器だったこともあり
よ~く見せて頂きました。
ポーズとポテトサラダを作りましたが、ポテトサラダにマヨネーズを
これでもかと入れましたが、モンゴルにマヨネーズがあったとは
思えず(>_<)
後半になって旧ソ連周遊で一緒になつた××新聞のライターがおり、
私より、私に名前を呼ばれたあちらの方が驚いていたようです。
Commented by miriyun at 2014-09-07 13:44
ジャスミンさん、アルハンブラ宮殿いかれたんですね~!
アラビア語はカリグラフィーとしては文字の向きは変えずにうへへ積み上げるデザインもあります。
また、文字の連なりを90度時計回り又は反時計回りに回転させたものも建物ではよくつかわれます。
アルハンブラではどちらでしょうね。私も見てみたいです!
Commented by miriyun at 2014-09-07 13:54
ソーニャさん、見るからに個性的な楽器ですよね。
音はいかがでしたか。
さすがソーニャさん、モンゴル料理教室も行かれているんですね。
どんな料理か想像つかないですが・・・。
お肉料理や乳製品が多いのかなと想像したりしています。
Commented by jasmine-boo at 2014-09-07 15:26
アルハンブラは回転させたものでした。
でもどっち回りだったか・・・・・(^_^;)
建物ではよくつかわれるものなんですね。
Commented by miriyun at 2014-09-07 22:06
ジャスミンさん、お返事ありがとうございました。
建物やミフラーブのまわりを額縁のように文字で囲うことが
イスラム圏では多いですね。
アルハンブラの文字はアジア川で見るのとはまた違う特色のある文字が使われているようです。


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