写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 11月 04日

アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」

アラビア書道展  
於:川崎アートガーデン   
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_13354628.jpg



 10月24日から10月28日まで開催された砂漠の薔薇2012が終了した。
第4回アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」・・・この作品展は、本田孝一先生と山岡幸一先生のご指導の下でアラビア書道を学ぶ生徒作品を中心にペルシア書道など他のお稽古場でされている方との合同作品展である。

-------------------------------------------------------------------------------------------------
◆作品展の歴史
 アラビア書道作品展は始まってから14年を経ている。

 横浜ACCから始まった作品展は、JACA(日本アラビア書道協会)発足とともに横浜・東京共催となり、更に全国の教室の合同展へと発展してきた。

 1998年 第1回西からの風 あーすぷらざ
 2000年 第2回西からの風 あーすぷらざ
 2002年 第3回西からの風 あーすぷらざ
 2004年 第4回西からの風  あーすぷらざ
 2006年  第1回砂漠の薔薇、東神奈川かなっくホール、
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_1733557.jpg
       
       アラブ・イスラーム学院でのJACA発足記念本田孝一・生徒作品展
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_1731263.jpg

       当時のサウジアラビア大使・学院長とともにテープカット(2006年11月18日)

 2008年 第2回砂漠の薔薇 東神奈川かなっくホール
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_173044.jpg


 2010年 第3回砂漠の薔薇 東神奈川かなっくホール
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_1746520.jpg


 2012年 第4回砂漠の薔薇 アートガーデンかわさき
---------------------------------------------------------------------------------------------------

◆今年度のアラビア書道作品展砂漠の薔薇2012(於:川崎アートガーデン)   
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_17235128.jpg

川崎駅前タワー・リバークに向かうと2階のテラスサイドに作品展の垂れ幕があった。この垂れ幕を見ながら、エスカレーターをあがる。

アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_17575865.jpg

奥のエスカレーターで3回まで来るとそのまま会場が目の前という好立地。
受付を手伝ってくださった方に感謝。
アラビア書道生徒作品展「砂漠の薔薇2012」_c0067690_17582079.jpg

 今年度はこれまでで最も多い107点の作品が展示されるにいたった。
また、川崎駅ビルアトレの隣のビルということもあって、完全な空白ができることなく常に盛況となり、また、他の展示を見に来られた方もこんな作品があるのかと見に来られる姿があった。

 また、ひとたび足を踏み入れると、あまりに日本書道の味方とは異なるあまりにも多彩な書の表現と、装飾の多様さに驚き魅入る人がほとんどであった。中には一人の方が2時間・3時間と見つめている方もあり、この作品展だけでかなり深めていらっしゃる方もいたり、書道の盛んな国の方も見えて、深く鑑賞してくださっていた。

 個人的にも、アラビア書道の作品展をずっと見てきているが、いつも全ての作品を見ることを心から楽しんでいる。自分のを出品できるかという瀬戸際のドキドキ感が終わると、今度は出品作品を見るドキドキ感が嬉しい。こちらのドキドキはどんな斬新な手法やデザインが出てくるかという楽しみであり、これについてはほんとに飽きることなく楽しんでいられる。また、見に来られた方とのお話もとてもたのしい。どんな思いを込めてどのようにしてつくられたのか伺うと、それぞれの作品の個性の表し方が何とも楽しい。
 

 盆石と言って白い石の粉で山を描いて背景とした渋いけれど、若い方が長いこと趣味としてたしなんでいらっしゃったり、ビーズを何百も使って文様通りに埋め込んだ作品、銅板にアラビア書道、刺繍でアラビア書道、
エブルにトルコ細密画、古代エジプト絵画、絵画、イラスト・和紙・スカーフの生地・金銀の紙・そしてマットの工夫・額に直接に色と文字を書くなどちょっと書いてみただけでこんなにある。
 何を盛り込んでくるのか特技や個性があらわれてくるアラビア書道作品、最高に楽しい!

 また、詳しくは後日紹介したいが、nippon.comという日本を海外に紹介するwebsiteが取材に来ていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◆ご参加の皆様、作品を楽しんでくださった皆様、ご来場ありがとうございました。
     良い作品展でした。
         また、2年後にお会いしましょう。
      
                                                一日一回、ポチッと応援していただけると励みにもなります   

                                                                  
人気ブログランキングへ

by miriyun | 2012-11-04 15:46 | アラビア書道 | Comments(6)
Commented by hanamomoact at 2012-11-04 15:57
実はちょうどこの期間中に帰国予定で、時間的に可能だったのでお邪魔する予定でいました。
残念ながら帰国そのものがダメになったので叶わず、とても残念です。
Commented by miriyun at 2012-11-04 18:46
はなももさん、まあ、ありがとうございます。
気に留めていただいただけでとても嬉しいです。
かってアラビア語を使ったこともない国でこんなに盛んな国は他にないかもしれません。
今回は残念でしたが、あの大自然に暮らす方にいつかお会いできる機会があればうれしいなと思っております。
Commented by petapeta_adeliae at 2012-11-04 20:04
今回は全体的に遊び心のあるものが多かったように思います。
miriyunさんの作品の葉脈標本がシンプルながらゴールドを
生かしていてステキでした。
miriyunさんの作品は本田先生のお隣でしたね。
ということは、模範手ないい御弟子さんなんですね。
たしか前回もだった様な。。。
Commented by tsurukame_ko at 2012-11-05 00:42
盛大な作品展だったのですね!
ものをつくりあげるということは、とても労力の必要なたいへんなことだと思います。
日本の書道は紙と墨だけですが、アラビア書道は違うのですね。
それぞれのつくり手の個性や色が際立って、すばらしいものが出来るのでしょうか。
砂漠のバラのように、力強く艶やかに。
Commented by miriyun at 2012-11-05 01:01
ソーニャさん、来ていただいたのですね。
前回に引き続いて作品を鑑賞していただいてありがとうございました。
金を少し意識して使ってみました。でも、ほんとはこの文字に他のデザインで考えていたのですが、あまりにも時間が不足して思うような表現にならなかったので没にして写真で組みなおしたものでした。
Commented by miriyun at 2012-11-05 01:25
ツルカメコさん、ふだんは白い紙に黒のインクで書いているだけなのですが、
作品展となると、皆気合が入っていろいろなことを試しているので、いろいろな素材が使われて、そこが面白いところです。
歩いていても文様や素材に心動かされてしまうことが多いです。だから石灰選手権値思ったよりも


<< 中国杯*高橋大輔      小さな秋色 >>