写真でイスラーム  

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2012年 08月 12日

女性の参加と活躍と・・・ロンドンオリンピック(8)

女性が204全ての国や地域から出場したオリンピック     
女性が出場していなかった3つの国が、ようやく女性の選手を出場させた。
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A:カタール
射撃のバヒヤ・ハマド選手が旗手を務めた。エアライフル女子の部に出て決勝には進めなかったが、オリンピックに出場してベストを尽くしたので充実してしあわせだったという。

B:ブルネイ
マジア・マフシンもブルネイで初めての女性選手として旗手を務めた。

C:サウジアラビア
シャハルハニさんは柔道の選手。イスラム系の選手はヒジャブをかぶって協議をしているが、柔道は組む競技であるだけに安全性を含めて協議が続き、ヒジャブが認められないなら出場させないという彼女のお父さんの声まで出てきて、どうなるのだろうという展開だった。
 だが、すでにヒジャブをかぶってのテコンドーやら各種競技が認められ行われている現在であるので、結局ヒジャブは認められ、柔道に出場できた。
 当日黒の水泳帽のようなヒジャブに髪をかくして競技。残念ながら一本を盗られ敗退したが、何もせずに出場できない可能性もあった彼女、一生懸命やった結果の敗退なので、さわやかな笑顔で競技を終えた。

 もう一人のサウジアラビアのサラ・アッタールさんは陸上の選手だ。とてもいい笑顔で誇らしげに開会式に臨んでいた。笑顔は宮崎葵さんのようなさわやかな笑顔でそれをみているとこちらも笑顔になれる。
 競技はこれからか、頑張ってほしい。

*北京のときにUAEの旗手にドバイ首長国の王族のシェイカ・マイタがアバヤ姿の凛とした美しさで行進し、また協議でも頑張っていたのは世界のまだ、なかなか競技に出ることができなかったイスラーム系の女性たちに勇気を与えたのではないだろうか。

 それが、今回のロンドンでは要請があった結果とはいえ3か国が自国の女性を出場させて、全ての国・地域で男女が揃ったのはほんとにうれしい。

 ただ、柔道の選手のヒジャブについて、応援がたくさんある中で中傷すツイッタ―とかがあったそうだ。
そういう批判にさらされることがあることがまだまだだ。

どんなことも「初めて」のことは勇気がいるもの。その勇気を選手個人に押し付けてしまわず、国が率先して国を代表して出てくれた選手とその家族を守らなくてはいけない。それをしてこそ、近代国家でしょうとおもった。

                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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by miriyun | 2012-08-12 12:36 | Comments(0)


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