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2012年 05月 30日

耳はどこにある・・・砂漠のフクロウ(6)

フクロウの耳はどこ?
 さて、このように夜目がきくフクロウであるが、月夜でもあれば少ない光量で獲物を見つけることはこの目で可能であろう。しかし、砂漠の夜も森の夜も真の暗闇になる。その時に感度の良い眼だけで獲物をとっていくことができるのだろうか。

 それにはもう一つの優秀な機能が必要であった。

それは耳!
フクロウの耳はどこにあるのか。
耳はどこにある・・・砂漠のフクロウ(6)_c0067690_7153100.jpg

 答えは幅広の顔の両頬の下。

 フクロウには顔の左右にラインが見えるがこれがみみなのだ。耳たぶもないただの溝であるが、大きさが顔のほとんどを集音に使っているのかと思うほど、耳の機能に特化した顔なのだ。
 しかもみみは左右が対称位置にあるのではなくすこしずれている・これによって音の左右からの違いで獲物からの距離を暗闇でも正確に感じ取ることができるという。

耳はどこにある・・・砂漠のフクロウ(6)_c0067690_72697.jpg

頭の上の羽は羽角といって耳ではない。飾り羽である。これがあるフクロウはミミヅクと言ったりもする、身を隠すためとも言われているが砂漠ではどうだろう。

このレーダーのような優秀な耳と、感度が人の100倍もある目と。360度をカバーする首の動き、羽音がしにくい羽の構造・・・・これらを併せ持つのがフクロウである。温帯の森はもとより、暑い地域に、砂漠、極寒のグリーンランドまで幅広く220種も生育するという種としての強さはこうした機能に負うところが多い。

                                       
                                                    
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by miriyun | 2012-05-30 07:03 | Comments(4)
Commented by petapeta_adeliae at 2012-05-30 12:35
左右のラインは耳だったんですね。
例えが悪いのですが、おでこと頭の境目のようなものだと
思っていました。お恥ずかしい。。。
Commented by miriyun at 2012-05-31 21:16
ソーニャさん、いゃ〜、わたしもツノのような羽角のしたに耳があるものかと長い間思っていました。
動物の体の進化は不思議がいっぱいです〜!
Commented by tsurukame_ko at 2012-06-02 09:58
ええええええええ(≧ω≦)b
遅ればせながら!!
あれはただのラインで、お洒落で入っているものだと思っていました。
まさか耳だったとは!?衝撃です。

遠くを見つめるかのような瞳のフクロウ。
何を見ているのでしょうか。目の周りの毛のモサモサ具合まで、指で触れられそうで、惹かれます。
Commented by miriyun at 2012-06-03 07:33
tsurukame_koさん、フクロウは今までじっと見たことはなかったのですがなんだかかっこいいんです。
意外な面が見えたりして動物って面白いといつも感じ入ります。


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