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2012年 02月 03日

絨毯の天然染料1 センジュギク

センジュギクの素の色、染まり色


絨毯の天然染料1 センジュギク_c0067690_3223637.jpg

花ばかりを集めた。
センジュギク、薄い黄色っぽい色が一枚一枚の花弁のようだ.英語ならマリーゴールドでなじみのある花だ。この画像はアフリカンマリーゴールド。実はこの花にはカロチノイドを含まれていて、中でもルティンは着色料になる。
色が咲いている時より退色して見えるが、それは色素がなくなったということにはつながらない。水分がなくなったことで居場所がなくなった色素は何処かで沈着して眠っているのだろう。
この状態から色素をゆりうごして効果的に動けるようにしてあげるためにひとは工夫し続けてきたのだ。
この花からどれだけの色が出るのだろうか・・・。

絨毯の天然染料1 センジュギク_c0067690_3223853.jpg

しっかり色を出すとこれほどになる。

これを絨毯の花につかったら、花が萌えたちそうだ。


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by miriyun | 2012-02-03 03:43 | Comments(10)
Commented by lunta at 2012-02-03 22:25 x
マリーゴールドって和名があったんですね。知らなかった(汗)。
インドのお寺で見るマリーゴールドはまさに染めた毛糸の色。
隠れている色素を引き出し定着させる染色の知恵も素晴らしいものですね。
Commented by tsurukame_ko at 2012-02-04 00:30
なんて温かい色!と、驚きました。
乾燥させた花弁、まるでポプリのようですね。まさかここからあんな鮮やかな色が生まれるなんて!?
花の香りはしないのでしょうか。写真を見ながらいろいろ夢想してしまいます。
Commented by なな at 2012-02-04 23:08 x
マリーゴールド!野菜のそばにコンパニオンプランツとして植えておくと病気になりにくい助っ人です!(線虫避けだったっけな?)
染色にも向いているのですね!鮮やかだけど温かみのあるオレンジになるのですね!
今度植えるときは花がらを捨てないでとっておかないと!
良いことを教えていただきました ありがとうございます!!!
Commented by ateliercinicini at 2012-02-05 01:00
とっても温かい色。
寒さの厳しい冬には、こんな色に囲まれていたいですね。
仕事をさぼって絨毯を織りたくなってしまいました。^^

Commented by miriyun at 2012-02-06 03:51
luntaさん、絨毯に使われている多彩な色は、染色を地道に試してきた人々の努力の結晶のように思います。すごいですよね!
マリーゴールドでもなんでも結構身近にあるものが染色のもとになることに驚かされることが多いです。
Commented by miriyun at 2012-02-06 03:52
tsurukame_koさん、そういえばポプリそのものという感じです。
ここの毛糸の色になるまでいったい、
どれだけの工夫がされてきたことでしょう
Commented by miriyun at 2012-02-06 03:56
ななさん、コンパニオンプランツというのですね。染色・薬などの他にもなんて多くの力を植物は持っているのでしょう。
そうした植物の力をたくさん感じるお庭をお持ちで素敵です!
Commented by miriyun at 2012-02-06 03:57
atelierciniciniさん、イスタンブルは雪が多いとか、そういう時に
おすすめの色です。
絨毯もやっていらっしゃるのですか。トルコならではのモノにたくさん囲まれての生活、いいですね。
Commented by at 2012-02-13 17:54 x
エジプトで買ってきたのですが、染めぬまま…○年
今年は染めて紡いだ糸を何とか物にしたいです。と、まだ経糸も機にかけられず…
ちょっと火がついた記事でした。
Commented by miriyun at 2012-02-17 02:42
碧さん、エジプトから買ってこられていたのですね。
そうするとまさしくアフリカンマリーゴールドでしょう。
いつか染めてごらんになるのが楽しみですね。


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