写真でイスラーム  

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2011年 12月 31日

オリックスの朝駆け

地響きを立てて疾走する
 日の出前のまだ薄暗い時にアル・マハの前の砂漠で、雲間にようやく出そうな日を写すためにカメラの設定を変えた。暗い空はl暗いままにとれるようにして太陽をとることに備えたのだ。

オリックスの朝駆け_c0067690_304376.jpg

 その途端にどこからか突然ドコドコドコッと低音の地響きがしてきた。何が起きたのか驚いて振り返るまでもなく動物が脇を走り抜けていく。空ばかり見ていたので一瞬何が起きたのかわからなかった。
オリックスの朝駆け_c0067690_31115.jpg

さらにそれを追う一頭が駈けていく。

 とっさにカメラを向けたが、今、日の出向けの設定をしたばかりだから暗いところは暗くしか映らない。
これは無理と思いつつ、シャッターを切った。あとで調整したら画質は荒れるが様子を見ることはできた。 アラビアン・オリックスが疾走し、砂煙をあげている。

◆ 驚いたのにはわけがある。
 そもそもオリックスといったら座っていることが多い。朝・夕に草木の葉を食べるとき以外は座っている。後はゆっくりとたたずんでいる姿が見られるだけなのだ。だから、走っているオリックスを見たのはこの日の出のときだけだったのだ。
 アラビアン・オリックスはオリックスの中では小さめの方だがそれでも全力疾走するオリックスは人間にとっても危険に見える。
 
オリックスの朝駆け_c0067690_253579.jpg

ようやく雲の間から太陽が顔を出し始めたとき、遥か地平の向こうまで駈けて行ったのでどういう結果になったのかは見ることができなかったが、ようやくその方面から駈けることをやめたオリックスが戻ってきた。
オリックスの朝駆け_c0067690_254827.jpg

・・・ところで、オリックス君、君は「千と千尋」に出演していなかったかい??・・・
      

砂漠の環境とオリックスの朝駆け
オリックスの朝駆け_c0067690_254495.jpg

 太陽が出ると気温は急激に上がってくる。オリックスは木陰があるほうへと移動していった。
 
 思いがけず、オリックスの朝駆けを見ることになったが、これはリーダーの地位やテリトリーを巡ってのオス同士の争いだったのだろうか。
 この時間は争っていた2頭の他にもあちらこちらにぱらぱらとオリックスが動いているのを確認できた。
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◆砂漠は特殊な環境である。 
生存環境の厳しいところではケンカも楽じゃないのだ。
50℃に軽くこえる極度に暑くなる厳しい環境の中では、食べるにしても、争うにしても、この朝の時間こそがオリックスにとっての大事な時間なのだと感じさせられた。 
                                       
                                                    
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by miriyun | 2011-12-31 03:35 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(2)
Commented by asiax at 2011-12-31 14:59
脚の付け根の盛り上がった筋肉と、立ち上る砂埃に、野生の躍動感を感じます。
それとは対照的に、角を太陽に向かって真っ直ぐに伸ばした立ち姿が、穏やかで、そして勇敢です。
今年もすばらしい写真の数々を見せていただき、本当にありがとうございました。
また来年も楽しみにしてます。
それではよい年を
Commented by miriyun at 2012-01-02 05:21
asiaxさん、わあ~!!
細かく見ていただき感激です。動物写真を本格的にとるところまで入っていないのですが、接するほどに動物の生態は興味深いです。
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。


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