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2009年 07月 29日

砂漠のバラ・アデニウム考(2)

砂漠の植物談
 数日前に砂漠のバラ・アデニウムについて、さらに詳しいお話を伺う機会があった。
☆本田先生の砂漠の植物談より
  「アデニウムは、見たこともないように膨らんだ幹がまず異様な姿をしている。その幹から、枝がでているが、段々と細くなる他の植物の常識を打ち破るような生えかたをしている。樹木としてまったくバランスというものを欠いた不思議な植物であった。」


そんな、不思議な植物の話を伺ってとても興味が深まった。

見えた! 
 そして、ある日意識していなかったにもかかわらず、目が、あるいは脳が捉えたといっていいのだろうか。アデニウムの幹を見たような気がした。いつも通る種苗を売るお店でとくに見たことはなかったにもかかわらず通り過ぎた瞬間「アデニウム?」があるような気がしたのである。
砂漠のバラ・アデニウム考(2)_c0067690_11494818.jpg

 これまで気がつかなかったが、ここのみせの店頭にはなすやらトマトやらの苗ばかり置かれているのだが奥の棚の上のほうにサボテン類が置かれていた。普通のサボテンの間に幹のやや膨らんだ、アデニウムらしきものがのっていた。
砂漠のバラ・アデニウム考(2)_c0067690_11505468.jpg

     葉の様子は・・・、先生のスケッチと同じだ!

砂漠のバラ・アデニウム考(2)_c0067690_1151930.jpg

    幹のふくらみは?・・・・幹ではなく根元近くがちょっとしたふくらんでいる程度で普通の木とあまり変わらない。
 砂漠の種とはかなり違いそう。

店の主人に尋ねると、残念ながら目にもあでやかな香りのいい花が咲くわけではなく、花キリンのような花だという。だから、名前こそたしかに「砂漠のバラ・アデニウム」とついていたが、完全に園芸種なのである。
 しかし、お店のご主人、快く写真を撮らせてくださった。(感謝)

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◆ 目というものは人の身体の中でもとくに優れた機能を持つ。カメラレンズがその素早いピンとあわせ、明るさ・暗さへの適応・休まず注視し、ピントをあわせ続けることなど現代の最高技術では人の目に近づきつつあり、人の顔や笑った顔まで検出する。
 だが、そういう機能とともにあまり関係ないものは見ない、焦点を合わせないというのも目の機能の一つだ。そこへ~を見たいという意志を脳が伝達すると、それまで見ようとしなかったものを求めて、脳も目も活発に動き始める。

  だから、園芸種ではあるが、一応アデニウムと名がつくものを捜せたのも、なにか意識すると突然ちがうものが目に入るようになる。ということなのだろう・・・。

 それにしても砂漠の中のアデニウムの大樹
     砂漠の中でも無意識のうちに視野に捉えられたらと思う。
                                       
                                                    
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by miriyun | 2009-07-29 06:14 | Comments(0)


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