2009年 03月 06日
日本を去るとき、航路から見えるものとしては最後に見える大きな山は開聞岳である。 火山灰でかすむ桜島もみえるが、海に突き出した開聞岳はよりいっそうはっきりと認識できる。 この山は、富士山のような美しい姿から薩摩富士という。 日本に「~富士」と呼ばれる山はたくさんある。それらの中でこの山は標高1000mほどの低めの山であるのに姿は印象的である。 なぜなら、海からそのままなだらかな稜線を持つ富士山そっくりの姿が突き出しているため、稜線から裾野に当たるところが海に溶け込むような姿だからだ。 日本から離れて南西諸島方面へ旅立っていくひとが最後に見る山であるため、戦時中は多くの若者が、「さらば、日本よ!」という思いで、この上空を飛んでいったという。 こちらは陸地からみた開聞岳。 同じ頃、鹿児島出張した夫が撮ってきてくれたもの。偶然だが空と陸から注目したことになった。 このときのフライトでもやはり日本の山として最後に見えた山で、そこから海へ海へと進んでいくとき、短い旅であっても、あぁ、日本を離れるんだな~という感慨が強まった。 ましてや、戦場へおもむく人はこの国と家族への思いに涙したかもしれない・・・、 異国へ嫁ぐ女性が日本への別れを心の中で告げたかもしれない・・・ そんな思いでこの山をみつめたのだった。 ⇒ ⇒応援クリックお願いします。
by miriyun
| 2009-03-06 07:04
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Comments(8)
開聞岳って美しい山ですよね。父親が鹿児島出身なものでこの山は特に自慢らしいです。まあ、鹿児島出身者は桜島だの霧島だの、自慢が多いんですけど。
でも高さにかかわらず美しい姿の山って神々しくて、信仰の対象になるのも当然と言う気がします。
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yokocan21 at 2009-03-06 20:45
↓セントレア空港といい、この開聞岳といい、綺麗に撮れてますねぇ。さすがmiriyunさん!開聞岳は、昔指宿に行った時に見に行きましたけど、均整のとれた美しい山ですよね。
最後に見る山・・・なるほど、色々な別れの場を見送ってきた山でもあるんですねぇ。
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asiax at 2009-03-06 22:48
日本にはきれいな円錐型をした成層火山が多いですね。
私はいつも通路側指定なので窓の外を楽しむことはほとんどないのですが、窓側席もいいですね。今度たびするとき、日中の便では窓側にしようかなと思ってます。
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miriyun at 2009-03-07 09:06
luntaさん、お父様が鹿児島なら、自慢も当然ですね、本当に美しい山です。強く日本を感じさせるものがあります。
ずぅっと前に一度駆け足でしか行ったことがないのですが、薩摩はいつかじっくりと回ってみたいところの一つです。歴史と自然と人・・・すべてに接してみたいです。
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miriyun at 2009-03-07 09:11
yokocanさん、山は広い地域に見えるだけにどこの国でも精神的なよりどころになっていたりしますね。
日本から離れる時の山として、本当に印象的でした。このあと、すぐに種子島上空を飛んでいるのですが、真上に近いので、あまりよく見えないのです。やはり、薩摩富士が最後なんです。
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miriyun at 2009-03-07 09:28
asiaxさん、美しい山があるだけで、そこの光景を引きしめ、絵になる光景が広がります。ものの考え方にも影響するかもしれませんね。
座席はそれぞれ好みがあって、同じような席を申し込む人が多いのでしょうね。私は選べる時はいつも窓側希望です。
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i0812n at 2009-03-07 18:02
はじめまして。i0812n、はまかぜマリンワールドです。
富士山、上から見ると小さく見えますね。私も高校の修学旅行で、岩手あたりまで飛行機で行ったんですが、帰りは仙台から静岡方面を回って帰ったんですが、とてもキレイでした。でも小さく見えて、凄いなぁと思いました。飛行機って、そんな高い空を飛んで居るんだなと感心しましたよ。 あとリンクを貼ります。
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miriyun at 2009-03-07 21:14
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