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2009年 02月 20日

サウジアラビアの小麦生産

1.不毛の地の小麦自給作戦
 ルブアルハリを擁するサウジアラビアは、まさしく不毛の地である。

その中にあって、かってこの国の王は、国民の食べる小麦がすべて国内で作れるように小麦自給作戦を行なった。

サウジアラビアの小麦生産_c0067690_1275147.jpg

 広い砂漠に巨大なスプリンクラーで水をまく。センターピボットの円形の畑が数限りなく展開した。


2.小麦の輸出国

 小麦の生産は順調に伸び、自給率100パーセントを超え、ついには小麦輸出国となった。
◆砂漠の国が小麦を輸出する!◆・・・・世界に驚きをもたらした。

このセンターピボットによる小麦生産は、無限の食糧生産を約束するかに見えた。

◆地下水脈の枯渇・・・小麦生産はどうする!? 

サウジアラビアの小麦生産_c0067690_23503471.jpg

↑ サウジアラビアの上空から、散在するセンターピボットを撮影
 一般の農地と異なり、砂漠のセンターピボットは水を散布しなくなったら見る見るうちに緑はなくなり、砂漠にうっすらと溶け込むようになり、そして・・・消えていく。
 
 ◆地下水のくみ上げ過剰による地下水脈の枯渇が深刻な問題となって浮上した。
サウジ政府に大きな決断をせまった。
 政府は、食糧生産が盛んになるもとになった、政府による高額な小麦の買い入れ金額を段階的に減らし、さらに輸出はゼロにまでもっていった。
 そして、今後はここまで見事に達成した食糧自給率100%さえも思い切り見直しされた。その結果、今後段階的に、
 自国民のための小麦の生産を段階的に取りやめる!!

 つまり、それほど地下水脈の枯渇問題のほうが厳しい状態であり、小麦は、石油を売った余剰金で他国から買えばすむと判断したのであった。

 ◆短期間の間に、小麦の生産を意図的にこれほど大きく変化させた国があっただろうか・・・・。                                                                                                                                                                     
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by miriyun | 2009-02-20 01:28 | サウジアラビア | Comments(0)


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