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2008年 12月 27日

白きミナレット岩壁に映える

白きミナレット岩壁に映える_c0067690_11492530.jpg

 テーブルマウンテンを背にアル・ムフダール・モスクの真っ白な尖塔がすくっと立つ。高さ50mといわれイエメンきってのミナレットである。ハダラマウト地方の中心タリムの町にそびえる。材料はほかと同じ日干しレンガであるが、総漆喰であるところが一般の家とは異なる。
 この岩の色を背にしたミナレットの細身のきりりとした姿がいい。


◆このミナレットは珍しくモスクの中心にある。一般にミナレットは1本の場合モスクの中庭に面した一隅にミナレットが立つことが多い。4本なら四隅にたつ。
  
 アル・ムフダール・モスクは一本のミナレットをモスクの中心に置き、それを中心に左右対称のモスク建築となっている。そしてそのモスクが50mという高さであるから、よほどバランスよくつくらなければならない。
 つくりを見ると左右にインド建築のようなチャトリをのせその中央に6段に積み重ねた塔がありラインは直線的に伸び細くなっていく。上から2段目には変化をつけそのうえのは白い柱がドームを支えるチャトリとなっている。このしっかりとしたラインを基本線にところどころ変化をつけたところがいいのだろう。
 
 テーブルマウンテンと実によく合うミナレットであった。
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by miriyun | 2008-12-27 12:19 | Comments(6)
Commented by tabibito at 2008-12-28 03:12 x
miriyunさんのページではいつもイエメンが出てくるたびに行きたい~!と叫んでしまいます。UAEから近いのに、なかなか遠いイエメンです。

乾いた日干しレンガの色の中に真っ白に陽の光を受けるミナレット、それはそれは輝いていたのでしょうね♪
Commented by miriyun at 2008-12-28 10:19
tabibitoさん、イエメンは自然素材の街づくりがいい感じです。化学物質がたくさんの環境に住んでいると土の家、土の街は息苦しさがないです。土ぼこりはいっぱいですが、アトピーとかにはならないような気がします。
Commented by asiax at 2008-12-31 14:48
こんな荒涼たる風景の中から突き出た白いミナレットが圧巻ですね。
もしここが都会の高層ビルに囲まれた場所であったら、存在すら失われてしまいそうです。そういう意味では、周囲の風景を意識して建てられたのかもしれないですね。
Commented by miriyun at 2009-01-01 11:26
asiaxさん、そうなんです。この風景ならでは迫力があるんです。ミナレットも、テーブルマウンテンもどちらもすごい風景なんですよ。
 やはりモスクはどこにたてるかで違って見えますね。
Commented at 2009-01-06 15:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miriyun at 2009-01-07 00:54
非公開コメントのA様、お申し出の件について、「秋色」にはイラストは使っていないので確認をしてください。写真のことでしょうか。
 なお、詳細についてはメールをしました。ご覧ください。


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