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2023年 04月 08日

『黄色のオベリスク』Yellow Obelisk・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集 

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Web作品No.54
『黄色のオベリスク』Yellow Obelisk
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・内容:Qur’an Surah  Al-Al-‘Imran(3),78
『コーラン』イムラーン家の章(3)78
・書体:Thulth style スルス書体
・大きさ:縦247cm×横114cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル Lettering Sol
       (彩色)アクリル絵の具 Acrylic Pigments
・制作年:2023年
・所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
      マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影: M.Kobayashi


◆作者コメント
 『コーラン』の中にはとても恐ろしい言葉がある;「あなた方がどんなに高い塔に上ったとしても、死はあなた方に追いつくであろう。」「高い塔」とは、例えば古代では「オベリスク」、現代では「摩天楼」であろうか。人間はどんなに科学が進歩して高い塔を建て、そこに上って住んでいても死は免れないということ。
しかしこの同じ章句の終わりの方では「すべては神の元から来たものだ」と言っている。この言葉で、ある種救われた感じがする。すなわち死とは神様の元に再び帰るということなのだろう。
 この言葉に触発されて金色に輝くオベリスクにこの聖句を書いてみた。

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# by miriyun | 2023-04-08 07:06 | Comments(0)
2023年 04月 06日

『ナスタアリークの星』Star of Nastaaliq ・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集 

『ナスタアリークの星』Star of Nastaaliq ・・・アラビア書道作品_c0067690_14452458.jpg

    ↑ 画像の上で一回クリックしてください。大きくして見ることができます。(You can click this photo to see a larger image.)


Web作品No.53
『ナスタアリークの星』Star of Nastaaliq  
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・内容:『コーラン』光の章 35, Qur’an Surah An-Nur 35,
・書体: Nastaaliq style
ナスタアリーク書体(ペルシャ書体)
・大きさ:縦207cm×横180cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル Lettering Sol
       (彩色)アクリル絵の具 Acrylic Pigments
・制作年:2023年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
      マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影: M.Kobayashi


◆作者コメント:
「神は天と地の光である」で始まる最も有名なコーランの章句を
惑星のような球面に書いてみた。惑星は木星(ジュピター)かもしれない。
流麗さが特徴のナスタアリーク体の流れを木星の襞に見立てている、成功したかどうか。

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# by miriyun | 2023-04-06 14:44 | Comments(0)
2023年 04月 05日

しだれ桜の昼と夜

1.昼
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下まで届きそうなしだれ桜
草木も人もやさしく包み込む
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2.夜  


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ライトアップが始まる黄昏時も華麗。
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暗闇の夜
風吹くごとに花びらがひらひらと落ちていく
                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2023-04-05 15:22 | 日本 | Comments(0)
2023年 04月 04日

紫木蓮

1.春を告げるモクレン 

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 モクレンは春を告げる花の一つで、桜の少し前から先始め、桜との共演となることもある。モクレンといったら、紫木蓮(しもくれん)のことで、その紫が桜のほのかなピンクと呼応してとても美しい春を演出する。

近隣散歩でも高木のモクレンの樹を見たり、民家の庭先から道路に向けて色よく咲き誇るのも歩を止めて見入ることがある。どこの植物園にもたいてい植えられているし、マグノリア(Magnolia)という名で、世界にたくさんの種類があり、大きさも色味も多彩に展開する。


しかし、この木、あまり樹高が高いと花がよく見えない。
上に向かって咲くので花全体の姿を見るには目が届く範囲にあったらうれしいと思っていたのだが、素晴らしい樹に出会った。



2.推しモクレンは京都御苑に!   
モクレンの観賞場所として推すとしたら京都御苑だ。

①樹高が高すぎない。
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②花の大きさが20cmと大きく色鮮やかで美しい。そして、低めに花をつけているので、まじかに見ることができる。
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花芯まで見下ろして鑑賞できる

③人は行列ができるような入場口とか建物には好んで密集する。
しかし京都御苑は広くて、よほどの花好きでなければ外れにあるこの木までわざわざ集まってこないからゆったり鑑賞できる。

④京都御苑は自転車で通れる。ただし砂利道だからスイスイというより、ジャリジャリという感じだが・・・。
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3.赤紫と純白のコントラスト    

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紫木蓮の美しさは、花の外側が濃い赤紫であるのに対して内側が純白の絹のような白さをというコントラストがいい。
そのコントラストと肉厚な花びらの艶やかさを持つ花が早春の空にきりっと匂い立つように存在する。


4.日のさし方で色みがさす 
厚めの花びらだが、日のさし具合で色味が変わる

  
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 純白の花びらも逆光で透けるとほんのり桜色に。



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順光では赤紫が濃く、

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日がかぎれば紫

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細くてしなやかな枝先に、手のひらよりずっと大きな花が華やかに咲いていた

                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2023-04-04 11:50 | Comments(0)
2023年 03月 27日

『神名で満ちた宇宙』Universe full of Names of God ・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集 

『神名で満ちた宇宙』Universe full of Names of God ・・・アラビア書道作品_c0067690_12182110.jpg

    ↑ 画像の上で一回クリックしてください。大きくして見ることができます。(You can click this photo to see a larger image.)


Web作品No.52
『神名で満ちた宇宙』Universe full of Names of God  
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・内容:99の「 神の美称」 ‘Asma’u Al-Husna 99
・書体:Thulth style/ Jaly Diwany style

 スルス書体/ ジャリー・ディーワーニー体

・大きさ:縦218cm×横180cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル Lettering Sol
       (彩色)アクリル絵の具 Acrylic Pigments
・制作年:2022年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
      マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影:M.Kobayashi


◆作者コメント:
かつて世田谷の静嘉堂文庫というところで「曜変天目茶碗」を見たことがある。30年も前の話。その時の印象は強列だった。小さな器の中の宇宙。いまだそれは目に焼き付いている。年を経るに従い私の中で増殖つづけていたようだ。
今回『神名で満ちた宇宙』という作品を作るきっかけとなった。宇宙が神の言葉=ロゴス(Logos)で満ち溢れていることを表現したかった。
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# by miriyun | 2023-03-27 23:58 | アラビア書道 | Comments(0)