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デニス・テンの演技とメッセージ

1.二つのシェイリーン振付Ex      
 X'mas on Ice2015に出演したデニス・テン。

 このショーでは新しいフィギュアスケート世界を踏み出した高橋大輔やデニステンが音に細かく反応できなければ演じきれない身体のキレを生かした演目で目が釘付けになった。

 2014年のカザフスタンのアイスショーで生のリズムで踊りまくった二人の姿が小気味よかったが、この二人にシェイリーンはいずれも他にはないオリジナルな世界をつくりあげてくれた。
 奇しくもそれらを同じショーで見ることが出来て、シェイリーンの振付けの幅の広さ、スケーターの特性を見る眼力と言うものを感じずにはいられなかった。

 高橋大輔の「ラクリモーサ」は彼自身の魂の解放にもつながっていると思わずにはいられない演技で、それが回を重ねるごとに深まっていった。

 デニス・テンの「Bass Head」は電子音というこれまであまりスケート界で使われにくかった音を実に小気味よく身体で表現していて、彼のノーブルな演目とは異なる魅力が出ていた。
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TVの画面撮り。「Bass Head」での動きは、最初から最後まで速い、速い!
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彼の左足どうなっているんだろう。


◆Bass Headの動画お借りします!




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 演技後のインタビューでは、「大輔と一緒にクリスマスを過ごすことが出来て光栄に思っています」
と答えていた。
 
◆こうした受け答えや集団演技中の動きを見て思ったこと。
デニス・テンはカザフスタンでは数少ない国家の英雄にあたり、現役でありながらすでに自分の名で海外選手を呼んでの大きなショーを毎年行っている。
 彼のショーに呼ばれた時の高橋大輔はデニスに最大の敬意を持って迎えられていたが、グループナンバーや二人での演技でも座長であるテンくんに実に気を配り出過ぎないようにしていた。また、デニスもまた、クリスマスオンアイスでの座長である高橋大輔に気配りしているのは、上記の挨拶にもみてとれる。

 こうしたお付き合いが自然で、とてもいい関係ができている。
二人とも、素晴らしいフィギュアスケーターであり、ユニークでしかもいい人だ。
 


2.カザフスタンのニュースより 
 デニス・テンは カザフスタンの英雄でもあるので、世界的なイベントの誘致などに関わったり国を代表するような立場でカザフスタンのメディアに登場することが多い。
 forbes.kzというサイトより、カザフスタンのニュースにデニス・テンが大きく掲載されていて、その中の一部にアイスショーのことが書かれていた。

<forbes.kzから日本に関係しそうな一部引用> 

我々がゼロからつくったアイスショーは世界の国民の注目を集め、3年前から予告して行われます。海外で我々は旅行代理店と協力し、外国のテレビチャンネルのテレビ放映権のために交渉しています。毎年500人以上の観客が海外からショーに来ます!つまり、それは観光客や海外で注目のストリームを生成します。これは、カザフスタンのプロジェクトのためのユニークな現象です。(おおよそ訳。ロシア語ー英語ー日本語訳なので違うところもあるかもしれませんがご勘弁を!)


Раньше было сложно вообразить, что мировые звезды фигурного катания будут выступать в Казахстане. А приезжают к нам не просто спортсмены, а настоящие иконы – это и Алексей Ягудин, и Каролина Костнер, и Дайске Такахаши, и многие другие. Эти личности сопоставимы с Роналду и Месси в футболе.

 以前にフィギュアスケートの世界的スターがカザフスタンで演技すると想像することは難しかったです。そして、単にアスリートと言うだけでなく本当の象徴 それはアレクセイ・ヤグディン、およびカロリーナ・コストナー、と高橋大輔などです。これらの人は、サッカーにおけるロナウドとメッシに匹敵します。
  (太字は高橋大輔のロシア文字)

◆今年も、カザフスタンで「デニスと友人たち」というアイスショーを行う予定だが、まだ正式な日程などは発表されていない。まだTV放映権をどこが買うのか決まっていないが折衝中なのだという。
 これが日本のTV局で有ってくれたらうれしい。また海外から来る観客について日本人もかなりの人数を見込んでいるようだ。そしてそのためによい席を確保しているとか・・。

 またフィギュアスケートの上記のようなヤグディン、コストナー、高橋大輔などの世界的スターが来てくれるのはロナウドやメッシに相当するとまで言っている。
 それだけフィギュア界では大きい存在と言うことなのだ。

 きっと、またどこかで互いに出演しあうのだろう。
そして、デニスのおかげでカザフスタンという国を以前よりずっと身近なものに感じだしている。


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by miriyun | 2016-02-12 01:20 | Comments(2)

D・ウィルソンの動画…高橋大輔

In the Garden of Soulsの振付け動画
 
  2011年、カナダ・NHK杯・GPF・全日本・ニースの世界選手権・WWTと、ずっと進化し続けたプログラムがSP/FSともあった。
 そのSPの方の話。

 振付け師デヴィッド・ウィルソン(David Wilson)が自ら滑りながら撮影した動画がある。ウィルソンのフェイスブックに、出来上がったあとのNHK杯の動画と共に掲載されている。

そして、それにそえられた言葉。

 ”what a treat it was to work with fantastic talent!”
   素晴らしい才能を扱う仕事は、なんと楽しみだったか!

◆振付け動画 
https://www.facebook.com/David-Wilson-Choreographer-1080816541949331/・・・こちらのトップページ左下に動画がある。ここからお借りする。

Daisuke Takahashi - In The Garden of Souls SP 2011/12practice vid - what a treat it was to work with fantastic talent!!!

Posted by David Wilson Choreographer on 2016年2月5日



 この演目は、SPの中でも人気が高い。高橋大輔から中近東風の音楽と言う依頼を受けて、デヴィッド・ウィルソンはいくつかの音源をつなげて、どこにも音源がない曲をつくって提案したものだ。
 大輔さんは、自分が選ぶと音楽が偏ってしまうので、振付師さんの感性から選ばれた曲でやることを好む。
「 FSの方はカメレンゴさんに選んでもらって苦手な分野で戸惑いもあった。」「SPの曲は最初からぴんときた。聞いた瞬間、これがいい!って言った」「ねっ、いいでしょ」とデビッドは喜び、この用意された曲でGO!となったわけだ。
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 のちにNHK杯の豊の部屋で、
樋口先生「デヴィッドが、やっとやっと高橋大輔が(振付に)来てくれた!って言っていた」
D「一週間ずっと笑っていて楽しかった。」
樋口「でも、ショートだけだって(残念がっていた)」

 ・・・という話しか聞いていなかった。
だが、その振付の一場面がこうして載せられている。




 おそらく何百もの振付をしていて、たくさんの振付け動画を撮ってきているのだろうが、ざっとFBをみたところ、いろいろな選手の試合動画やTV局や他人の撮影した動画はあっても振付け動画はないようだ。

  しかし、ファンにとっては振付け師のところにしかない貴重な映像である。

*TV映像の固定とは違って、本来のスケートのスピードがわかる!

*撮影者も滑っているので、現場の臨場感が凄い。

*Dさんのこの演技へ静かなるのめりこみと
     デヴィッド・ウィルソンの高揚したかけ声の対比がおもしろい。


 振付けのほんの一部ではあるが、まじかで振付現場を見させてもらっている感じがとてもお宝だ。
デヴィッド・ウィルソンは平板な曲の場合もあるが、こだわると徹底する。
 このVASのIn the Garden of Soulsもアクセントの利いた振付け、太鼓の音に完全にあわせ、躍動感にとんだ振付が魅力的だ。スケーティング技術の高い選手ほど彼の洗練された振付けが生かされる。高橋大輔もこの難しいプログラムを最初から滑りこなしていたのがこの動画からもうかがい知れる。

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by miriyun | 2016-02-07 09:46 | Comments(2)

星がこんなにきれいなのは

 AUDIO BOOK、Audibleで聴いた『星の王子さま』の世界のイメージを
撮りためた写真を添えてイメージングして楽しんでいる。(ときどき、ひとり言入り)

星の王子さまと星

夜になり星が輝き始めた。
ちび王子はいった。
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「これだけの星がこんな風にきれいなのは、
         見えてもない一本のバラのせいなんだ。」

家あれ星であれ砂漠であれ、

  その美しさをつくっているものは目には見えない


ここに見えているものは見せかけでしかない

この眠っているちび王子について僕が感動するのは
        一本のバラに対する彼の誠実さのせいなんだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誠実さ・・・!
  そこに一つのテーマがある。

 読み手の彼のまわりにもいろいろな人が渦巻いていた。
ところが真摯でストイックなアスリートでありながら、温かさと誠実さをもつ人間であったために自然に周りを自分の側に引きこんでいった。
 歌子先生曰く、必要な時に必要な人を引いてきた。いや、惹いてきたのかもしれない。
自分らしさを貫くことで、次々と惹かれていく人が増え続けていたからこそのフィギュア男子の人気だったのだろうが、選手をやめてもそれは変わらない。日本の選手たちは仲が良くてうらやましいと言われるようになった世代をきづいた、国別対抗戦では、他国の優勝に対して紙吹雪を仲間に渡して率先して祝いに駆けつける高橋大輔がいた。だからこそ、人間力かなと・・。

 物語の中に、真実は見えないところにこそ・・・と言うのがある、。
思いをかけてこそ、たくさんのバラの中の唯一のバラになるんだということばがでてくる。

 大輔さんが選んだこの物語のテーマのひとつのように、大輔さんは、フィギュアのプログラムに思いをかけて進んできた。プログラムに対する誠実さも突出したもので練習でも思いを入れながらやってきた。以前に対談の中で練習で思いを入れ過ぎてずっとやっていたら自分が壊れちゃうようなことを言っていた。(女子ファンブックでの鈴木さんとの対談の中だったように思うが、正確な言葉として思い出せない)
 これほど打ち込むからこそのプログラムの深化だったのだろう。もともとの感受性と日々の練習から深める思い、これが世界のファンを動かした。

 いままた、高橋大輔はもがいている。あとになって急にフィギュアをやりたいと思っても身体が動くかと言うとそれほど甘いスポーツではない。だからアイスショーをやっていこうと決めた。
 でも競技ほどにストイックに打ち込めるかというと違うだろう。唯一、ラクリモーサを演じ終わった時の表情は久しぶりの充足感が見えたのが嬉しかったが・・。


 何に対して、あの競技の時のような思い入れをしていけばいいのか、
この朗読のように試行しはじめている。、
 まるでちび王子が、一輪のバラとのことに悩んで大事な自分の星をあとにして、いくつかの星をのぞいて、片端から質問をしていったように、キツネにいろいろ教わったように、答えを探し求める活動をしはじめている。

 思いをつぎ込める、
   そして自分にとって唯一と思える特別なものは何か、見極めるために・・・。

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by miriyun | 2016-02-06 14:35 | Comments(2)

砂漠ってきれいだな

            
飛行機が不時着して1週間、水の蓄えが尽きようとしていた。


「ぼくの友だちのキツネはさ、」
と星の王子が言うのを遮って、
「いいかい、おチビちゃんもうキツネの話をしている場合じゃないんだ。」
「なんで」
「かわきでしんじゃうからさ」
「死ぬにしたってね友だちがいたということはいいことだよ。ぼくはあのきつねという友だちがいてほんとうに良かったと思うよ」




--- このあと、井戸を探しに行こうと王子は促す。この広大な砂漠をと思ったが、二人は歩き始めた
----
そして、砂漠に疲れて座り込んだあと・・・。
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「砂漠ってきれいだな」
チビ王子は言った。

ほんとうだった。ぼくはいつだって砂漠が大好きだった。



「砂漠が美しいのは、そのどこかに井戸が隠されているからだよ。」
僕は砂の輝きの理由を知って驚いた。

ーーーーーーーーーー
これまで字ズラだけ追っていたのかとおもうほど感じるものが違う。
「星の王子さま」って、こんな言葉から成り立っていたんだ。


珠玉の言葉が、冬の朝の空気のように入り込む。
爽やかさの中でもぴりっと鮮烈さも含んで心に入り込んでくる。

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by miriyun | 2016-02-05 07:02 | Comments(0)

砂漠でキツネ 追記版

なつかないと     

「星の王子さま」でとても印象的な場面がある。
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↑ サハラ砂漠のキツネ*フェネック
 サン・テグジュペリはサハラ砂漠のキツネに出くわしたことがあるんだろう。砂漠の砂色のキツネ。耳が大きくて、そこから放熱する。
砂漠に穴を掘って住み、涼しくなると出てくる。


砂漠で一人ぼっちで泣いている王子のところにキツネが現れる。(そのキツネが上の写真のフェネック)
 王子はきれいなキツネに友達になりたいというが、キツネは10万ものキツネと10万もの男の子としてではダメだという。あるものを多数と同じでなく、特別なものだと考えること、
 あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、なつかなければ唯一になれないのさ。なつくというのは唯一のものとして絆をつくること。

 王子さまはキツネの前に見た5000ものバラを思い出す。そして星に残してきた一本のバラのことも。どんなにたくさんのバラがあろうとも、自分が美しいと思い、精一杯の世話をしたバラはやはりいとおしく、自分にとって一番のバラなのだと悟る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


《追記》(ここから突然Dさん話のため、苦手な方は戻ってくださいね。)


ここまで聴いてわかったことがある。

目にも止まらぬ速さで身を翻し、音楽に心と呼吸を添わせ、頭グルグルして情熱を弾けさせるDさんを応援させていただいてきた。それも長い間、試合のたびにドキドキしながら応援して、練習に思いを寄せて新しいプログラムに期待して、イベントやショーを楽しみ、著作本を読んでは、日常の思考をたどり・・・。

そうしているうちにキツネの言うところの「なついてしまった」のだ。世界に何万のフィギュアスケーターがいようとも、Dさんだけが唯一という思いで絆がつくられたのだ。もちろん、そう思うのはこちらからの一方通行のものであるが---。

ただ、『リアルアスリート』発売記念のお台場イベントで、この会場に詰めかけた2000人もの人を見て、司会者の方は、はからずも「ここにいらっしゃるのはご親族のようなものですから。」と言った。この司会者、フィギュアスケートの世界をよく知らない方であったのに会場の温かい雰囲気を敏感に感じ取ったのだ。
1対多数ではあるが、Dさんとファンの間に不思議な絆ができているんだと司会者が感じたのではないだろうか。

そのあとの流れ、
D「才能があるなんて思ったことがない」
皆「エ〜ッ!」
D「知ってるでしょう‼︎」---この言葉にも1対多数であるけれど、ちょっぴり絆がつくられているからこその言葉と感じたり・・・。

キツネと星の王子さまの話から、相手との時間の共有と唯一の存在と感じているものへと自然に思考がさまよった。

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by miriyun | 2016-02-01 07:00 | Comments(4)

「星の王子さま」の世界を聴く

1.朗読
 高橋大輔さんの選ぶ仕事は確かだ。
星の王子さま、2時間弱の朗読、
滑舌がわるくて・・・とご本人が言われていたが、ほんとに悪かったらこんなに長い朗読をやり切れない。
競技者のようなストイックさで取り組んでいたと周辺情報にある。
 
 実際のところ、なめらかでソフト低音ヴォイスで一気に聴いた。
iphone使用なので、イアフォンをつないでポケットに入れて家の中で仕事をしながらでも聞きはじめた。

 う~ん、心で聴かせるね。

繰り返し言う。仕事の選び方が確かだ。
迷いのある中でも何事にも挑戦して5年後に生きてくればという。チャンスは生かす。
でもちゃんと仕事は選んでいる。
今回の星の王子さま・・・永遠の名作だ。

 この作品、声を張り上げるような場面はなく、自問自答したり、二人(実際は一人と一輪だったり、一人と一匹だったりするが)の話を回想して語ったりする場面が多い。淡々と話はすすむ。
 ソフトな語り口の大輔さんの声がこの話にとってもあっていて、こちらも自然体で聴くことが出来る。
長い朗読というものを聞く体験はしたことがなかったが、これをきっかけに久しぶりに本の楽しさを思い出した。今はもっぱらPCやiphoneの文字ばかり読んでいるが、10代のころは本を通して想像の海にもまれたことを思い出した。 

 ずっと昔に「星の王子さま」はざっと読んだことがあったが、その時よりも今の方が深く入り込んでくるものがある。人生経験を重ねたぶん、一つ一つの星の住人の言葉や、王子様の言葉が何をあらわしているのかが入り込んでくる。
      

2.「星の王子さま」のさわり 

飛行機が砂漠に不時着した飛行士の話
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一週間分の水しか持っていない。飛行機を修理しなければ生きられない何もない砂漠。


そこに突然現れた、不思議な子ども
それが話をすると星から星へと渡り歩いてきたある星の王子さまだとわかる

その話を聞いていると、彼の星には
3つの火山、バオバブの樹と、一本のバラ・・・
  
あぁ、一本のバラと言うとこのイメージ、

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 なぜか、朗読者と一本のバラ。
「賢二流」http://ameblo.jp/kenjimiyamoto/archive5-201410.html#mainよりお借りします。

 2014年、宮本先生が、ショーのオープニングを振付けたとき、なんのエレメンツも入れていないのに滑りだけで魅せられると評していたときのもの。


 実際には、星の王子さまの一本のバラが、心の揺れ動きの元になっていくのだけれど、
バラ一本のイメージ写真がこれしか考えられなかった。


 その火山やバラとのやり取りと別れ、
そして星々を回りながら、そこのおかしな大人たちに出会っていき、
最後に地理学者に出会う。
その地理学者は、たくさんの地理のことを知っているけど、それを実際に見に行くことはないし、見たこともないという。
  地理学者の話は面白い。ヨーロッパでは王立地理院と言うような学者の集まりが探検家が命がけで集めてきた新資料を検討しては地図に載せるということをやっていて、自分では調べに行かないような権威を誇るのが地理学者だった。その様子は「ドリトル先生80日間世界一周」の話に、背景としてそう言った権威を誇り、実体験はしない人がわんさかと出てくる。

 その地理学者から地球のことを聞いて王子は地球にやってきたとのこと。
 この古典的な名作のお話、いくつものの星を渡り歩く星の王子さまが出会う人たちがこども的な目から見ていかにも変だと言うことに気づかされる。いや大人も気付かされる。
 1920年代の話なのだろうが約100年後の今でも十分通用するおかしさが淡々と語られる・・・。

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by miriyun | 2016-01-31 10:50 | Comments(0)

ソフトヴォイスで表現『星の王子さま』…高橋大輔

1.サン・テグジュペリ「星の王子さま」の朗読 
 あのフィギュアスケーター高橋大輔さんが朗読作品。
いや~、どこに指を立てて忍者よろしくドロンされたのかとは思っていたが、新境地に挑戦していたとは!
 いつも驚かせてくれる。
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セリフはすごく気持ちを込めて、変えつつやったので・・・
  ・・・そこを気にして聴いてもらえればなと思います。

◆挑戦の流れ
① いろいろと挑戦する兆候がなかったわけでもない。
2014年11月のクルミ割り人形の試写会でセリフを読んでいた。
試写会で刻む新たな一歩


思い出のマーニー全編…高橋大輔
この思いでのマーニー、先日アカデミー賞にノミネートされていて、大輔さんの関わる仕事の確かさに感銘をうけていたのだが、このメーキングの時の監督との話の中で声優はどう、悪役とかもいいんじゃないとか声を掛けられていたのを思い出す。

③『もんげー岡山』動画でナレーター
もんげー岡山!presents「高橋大輔から君へ」 Message from Daisuke Takahashi

『リアル・アスリート』でナレーター
 

2.朗読も表現の1つ 
大輔さんは言う。
 「イメージで膨らんだものを伝えるというのは(スケート)といっしょなんじゃないかなと思う。」
 こうして、初めての本格的な朗読に初挑戦したのだという。

 いよいよナレーターの練習に入るとき、
「これ呼吸とか普通にしていいんでしょうか?」ときいている。
呼吸⁈ いつも演技の中でどこで呼吸するかを大事にしている大輔さんらしい質問だ。

メイキング 高橋大輔 『星の王子さま』

 温かく優しい声が胸に響くような作品に仕上がったAudible(オーディブル*amazonの展開する著名な俳優などによる朗読などをアプリで聞くしくみ)音声によるスペシャルコンテンツ。
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 爽やかで優しい笑顔、表現力と躍動感に満ちたパフォーマンスで年代を問わず様々な人を魅了し、常に挑戦を続けているフィギュアスケーターの髙橋大輔さんを起用し、「身体」ではなく「声」を使ってご自身のイメージを表現する朗読という新しい試みに挑戦いただきました。サン・テグジュペリ著『星の王子さま』は、児童文学というものの、「大切なものは、目に見えない」といったメッセージ性は、子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆に富んだ作品であり、お子さんのみならずあらゆる年代の方に聴いていただきたい作品です。(紹介文から引用)


◆世代を超えて、時代を超えてのサン・テグジュペリの名作、170ページを高橋大輔のソフト低音ヴォイスで聞けるとは、誰がオファーしたのだろう!

◆こちらで、星の王子さまの下の視聴ボタンを押すと聞ける。
うん、いい声だ!!
星の王子さま

そして、amazonにログインしてAudible(オーディブル)に登録すると、1か月無料視聴できる。
 まず、ひとまず『星の王子さま』を聞きたいので登録してきた。




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by miriyun | 2016-01-27 07:02 | Comments(2)

詳細ラクリモーサⅡ XOI(5)…高橋大輔

  振付け師であり、類まれな女性アイスダンスのシェイ・リーンが是非とも高橋大輔のために用意して待っていたという演目、ラクリモーサ(仮の題名)は3曲から成り立っている。完全なる現代音楽と大いなる過去からの流れのある歌とレクイエム的な歌とが組み合わされたこのプログラムは、これまで高橋大輔が全く触れたことのない分野で、Xmasにも合うものとして、シェイリーンがつくりあげたものだった。

詳細ラクリモーサⅡ 
 音楽通でない自分はツイッター上で音楽に詳しい方々の情報を読ませていただいて、David Langによる「Just」という曲と分かってそこから検索してみた。Justという音を語頭においた歌詞と、and myで始まる歌詞との呼応から成り立っている歌ということだ。ファンの皆さんの情報に感謝です。

 その一部をシェイリーンが使ったということだ。だが、調べたLangの歌詞そのものでもない気がする。また、聞き取りがよく無い方なのでわからない単語もあった。


◆◆ーーーこの作品を見るほどに好きになり、更に丁寧に知ってみたくなり、思うままに感想も入れながら書いている。そんな一個人の受け止めた一片でもよいという方だけご覧くださいーーーー◆


①前出のニコ・マーリーのマザータングの曲の最後、後ろへ歩を進ませるかのようにして前に進んだ。
その直後、曲は変わり、Just your ~と呟くように始まる歌。


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照明も青く変わった。

②Just your love という声のところで、
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右の手、次に左の手を前に!
この時、わずかな重さを感じているかのようにそっと受け止める。

*(ほんのわずかに演劇をやったことがあり、自分は全く向いていなかったので論外だが、上手い人の演技は手のもっていき方ひとつで重さもそのものが持つ意味も感じられたのを思い出した。)

③振り返って両手を手を上に向け、天を仰ぐ
Just you are at nineteen miles
Just your name
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Just you are chambers
1曲目の走るがごとき速い動きに対して、静の動きがとても印象的だ。
呟くような歌声と共に覚醒していくのか。

④Just your love
腕をほどいて手足を開放していく。
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音に合わせて切れよく明確にターンして(各左)、そして、静の動き(各左)が連続して続く。
その静の姿勢で惹きつけられるのが高橋大輔だ。
and my mother's sons
and my own ・・・(?ここ不明)
and my soul

◆そして、表情はアップで追う。

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⑤ 何かをつかみかけるが、両手は合わさらず、行き違ってしまう。
そして背を丸める。その背をオーバーラップさせているテレ東、グッジョブ!
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その手を見つめ、動き出す。

◆さて、その2曲目でそれまでの迷い迷っていた混沌とした状態から、ふと自分を見つめていく過程があらわされ、そして掴もうとしたものが手からすり抜けていく・・・そんな風に感じられた。

 まだまだ、続くのだが、思ったよりハードな作業なので今日はここまで。

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by miriyun | 2016-01-11 19:03 | Comments(0)

ランビエール&高橋大輔

1.伝えたい心が加わった時

 現役時代のランビエールの作品の中で「ポエタ」に感動した人は多いと思う。
ポエタは詩人を意味する言葉でもあるという。情熱・眼差し・そしてスピンでの感情表現は本当に素晴らしい。
 このポエタを振付したのは、珍しいことにフィギュアスケーターではなくて陸のフラメンコ振付けをするアントニオ・ナハロだった。

 そのナハロが言った言葉、
「美しさにスケーター自身の伝えたい心が加わった時、その時初めて感動してくれるのです」(男子フィギュアスケート2007-2008メモリアルブックから引用)
 そういって、選手自身が何を表したいのかをうまく引き出してあげることをしたのがナハロだった。

 このナハロがその時、興味あるスケーターとして、高橋大輔をあげていた。
「高橋大輔は本当にいいスケーターだと思う。彼の滑っているプログラムも好きだし、彼自身もアーティストだと思う。僕から見れば、彼はスケーターというよりダンサーに近いな。ステファンと同じです。スケーターとしてだけでなくダンサーとして素晴らしい二人。」(同上・引用)と言っていた。
  
◆ナハロさんは、8年も前なのに、
ランビエールと高橋大輔の演技に情熱と伝えたい心を感じていたのだろう。

 (なんで、こんな古いことを思い出したのかというと、2015年11月にナハロさんが倉敷まで来ていたということで、なにか大輔さんとお約束でも・・・と希望的観測をしてしまったわけでその時に思い出したのだった。まあ、実際にはスペイン国立バレエ団の岡山公演にきていて、観光地に足を延ばしたということだったようだが・・・。)


2.ステファン・ランビエール
 ステファン・ランビエールはフィギュアスケーターの中でもとくに日本になじみ深く、多くの選手に接してくれている。

彼は、大輔さんを「世界でも最も優れたフィギュアスケーターの一人」として讃えている。
大輔さんに初めてスイスで一週間振付をした時に、「言葉があまり通じないまでも同じ感性を持つ者同士共感しあえ、互いに理解と尊敬を深め合った」(フィギュアスケートマガジン2015.3.3号より引用)という。

2013年の全日本の時、ずっと客席から各選手の競技を見守り続けていたのが目にしたのが特に印象に残っている。
 その時、大輔さんにも接していたことを思い出す。
c0067690_0295384.jpg

         ( ↑ すいません、この写真どこの出典か忘れてしまいました。)

そして、

「ダイスケはとてつもなく素晴らしいスケーターです。これまで氷の上で本当に卓越した演技をみせてくれてきました。ダイスケのいないオリンピックは本当のオリンピックではないと思う」と。


 怪我が治らないまま、ソチに挑んだ大輔さんのことをランビエールは祈っていたという。
大輔がソチに挑んだのは本当に勇気を必要とすることでした
オリンピックという大舞台で自分との戦いができたことは、彼のキャリアの中でとても大きなことで、
強烈な意味のあることだった
。」
(フィギュアスケートマガジン2015.3.3号より引用)
と言って彼の引退後も応援してくれていた。

また、2015年のAOI出演において、AOI主催者やランビエールは「私たちは大輔のファン」とまで言って迎えてくれた。

 出演した大輔さんはというと、
「彼(ランビエール)、ほんとにスケートが上手いなって再認識しました。尊敬できるなって。作品として彼しか出せない、彼独特のものが出せてほんとにすごいなと思います」(同じく引用)


3.アメリの動画

 ふうっ!
こんな風に見てくるとステファンが初めて大輔さんに声をかけて、大輔さんがスイスまで行って振付けてもらった事が見たくなる。

 アメリの振付けとその作品についてはずっと以前に書いたことがあったが、その後の見守りについてものっていて、何ともうれしいような動画があった。

 アメリ作品そのものではない。
振付の様子とその結果がつながり、またいくつかの作品における情感あふれる大輔さんの表情が重なりながら、DOIの時のランビエールの大輔さんへのかかわりなどがアメリの一曲におさめられ、動画主様の感性によるすてきな作品となっている。そこにニコニコ独特のコメントが流れ、とても楽しめる。

 動画主様、感謝してお借りします。
【アメリ】高橋大輔とランビエール 


◆ステファン・ランビエール・・・引退後も自分らしさを貫き冴えわたる演技はとどまることを良しとせず、自分を高めていく。有名・無名含めて世界のスケーターたちを見守る温かい目がすばらしい世界的スケーターである。

◆高橋大輔・・・スケートやアートへの感性はもちろん、どのスケーターにも振付け師にもコーチにも敬意をもって接し、それでいて独立独歩の精神をもつ。
 「才能があるとは思ったことがない」と言い放つ(2015.08リアルアスリート発売記念お台場の発言)ほど自己評価は低いままであるが、それが更に右肩上がりに進むもとにもなっている。


ーーー大輔さんとランビエールとの接点が見えてきた。

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by miriyun | 2016-01-09 16:54 | Comments(8)

タニス・ベルビン&ベン・アゴストが楽しい XOI(4)

1.タニス・ベルビン&ベン・アゴスト
更に、タニス・ベルビンとベン・アゴストの「ハレルヤ」。
 歌手の歌に合わせて踊るので、どこまで自分達らしい味が出せるのか心配でもあったが、
「ハレルヤ」はすばらしかった!!
なんという美しいダンスペアかと、このショーの最初のほうの演目であったのにもう心が奪われた。

 タニス・ベルビン・ホワイトはチャーリー・ホワイトと結婚した新妻、尚更美しさが光り輝いているようだった。クリスマスには家族にサプライズを用意しているとのこと。チャーリー・ホワイトもやさしい人なので、素敵な家庭をつくりつつ、スケートではそれぞれの相方と高め合っていくのだろう。応援していきたい。

2.クリスマスに少年のもとへ妖精タニスがやってきた
 そのタニスが単独で演技したのは、少年との共演。
寝間着姿の櫻くん、一人ででクリスマス・ツリーの飾りつけをして絵本を見て眠ってしまう。
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そこへやってきた妖精、ピンクのふんわり衣装がこの上なく似合っているタニス登場。タニスが一人舞う。なんという清らかな美しさ。
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そして少年を小起こして二人で踊る。

ソファーで帽子をかぶせてあげて寝かせる。
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傍らにプレゼントのクマを置き、音もなく妖精は消えていく。
 目覚めた少年はクマに気づき天に掲げ、夢だと思ったことに思いを寄せる。
スポットライトはぐっと絞られ、少年の上に掲げた腕とクマに光を当てる。

シンガーの透明感のある歌声と共になんという美しいプログラムかと、もうこころはウルウルしてきた。


3.サンタクロースとエルフ
一方、ベン・アゴストは
 ベンはサンタ、妖精のエルフにエラッジ・バルデという二人がのんびりしてプレゼント配りに遅れてあたふたするという物語をスケートで表現した。
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ベンアゴストのひょうきんな表情・動き、すらりとした長身の彼がおなかに詰め物してふっくらサンタになりながら動きは身軽にエラッジ・エルフと共に踊る、踊る。
 エラッジを振り回し、背中で回転させ、挙句の果て氷上で寝転ぶとその上をエラッジ得意のバックフリップを跳ばせる。
 ベンとエラッジの二人の動きが音楽と相まって会場全体を笑顔でいっぱいにしていった。



4.素顔のスケーター

 実はこの二人に、公演のあと新横浜駅界隈で偶然出会った。
数人のファンが写真を撮ってほしがっていたので、撮影を引き受けたのだが、そのあと、ベンとエラッジが真ん中にどうぞと引き入れてくれて3人での写真を撮ってもらうことになった。

 スケーターは次の公演に向けて休憩時間も忙しく、たまたま出会うことがあってもとてもそばに近寄るのも申し訳ないと思っていた。ところが今回ひょんなことから入れていただき、ファンを大事にする優しい人柄に接して、すでに演技でその魅力に取り込まれていたのが更にファンになってしまった。
 なお、スケーターの方、そばで見るとなんて顔が小さいのかと。
顔が小さくて、細くて、印象が強い。

 大輔さんもNYや富山やいろいろなところで偶然会われた方の感想に必ずでてくる顔が小さいという感想。・・・確かに、一般人から見るとそばに立つのがはばかられるほどだ。


 公演の中で、クリス・ハート(ダイエットして15kgやせた)が、2014年の自分について「ベイマックス」と表現していた。

冬空をコートも着ていなくてすらりとしたベンの隣に立った時、自分はモコモコのコートだったので
   ベイマックスに見えてるような気がして、落ち着かなかった。

 まだ、詰め物いっぱいのサンタ姿だったらいいが、
   素の姿のスケーターの隣は、うれしさ半分恐ろしさ半分でもある。


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by miriyun | 2016-01-05 14:51 | Comments(2)