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進化する高橋大輔の演技*動画

進化する高橋大輔の演技

1.「アメリ」の振付
   2010年春、高橋大輔がランビエールに振付けてもらったという「アメリ」を初めて見たとき、そこには高橋大輔の姿をしたステファン・ランビエールがいた。 ランビエールは魅力あるスケーターで個性が確立している。それだけに、その手の形やさばき、回転の仕方までランビエールがそこに一緒に滑っているかのような錯覚を覚えていた。
   ところが2回目にはもうランビエールが見えなくなり始め、シーズンが進むに連れて、もう最初から高橋大輔のならではのプログラムになっていた。(今年の町田樹君のFPの振り付けがやはりランビエールだったので、みたらやはり、町田君のカルメンのそこここにランビエールが見えていた。)
 つまり、高橋大輔という選手は、振付は尊重しつつ曲想に合わせて自分らしく音とりをして雰囲気を変えていくのだ。

2.「Blues for Klook」に思う  
  今年の「Blues for Klook」を最初に聞いた時は、ソチまで積み重ねの1年目とはいえ、勝負にならないだろうと思ったものだった。

   何しろ曲で盛り上がって追い込んで行くモロゾフの振り付けに慣れてしまっている。カメレンゴさんの振り付けも「道」では物語り、続いて「ブエノスアイレスの四季」では哀愁を漂わせながら、グイグイと盛り上がり、激しい動きでステップを刻んだ。
  そういうこれまでの曲と比べるとなんと平板な曲だろう、これでは最後のコレオ・ステップにはいる時の「やるぞ~!」という溜めやみえも入れようがないではないか。 世界中の高橋大輔ファンがいるにもかかわらず、拍手で盛り上げて応援することもできないではないか。そう思ったのだ。
しかも高橋自身、「これは賭けだ」と言っていた。カメレンゴさんに候補の曲を3つ示され、決められずにカメさんに選択を委ねたという。一番避けてきたブルースになって、委ねたからにはやるしかないと決めたという。
でも、本当にそれでいいのだろうか、いまからでも他の候補曲にするのは無理なのか・・とまで思ってしまった。

3.絶好調*NHK杯
 ところが、2回目にカナダ大会を見た時、おやっ、なんだか思ったよりは悪くないかもと思い始め、前回のグランプリシリーズNHK杯では、一挙に圧巻の演技に進化、これ以上ない曲ののり、そして弱点とされてきたスピンが極上にかわっている。( ここは、以前の記事に紹介)

これを見て思った。
カメレンゴさんごめんなさい――
   高橋大輔さん、ごめんなさい――

「Blues for Klook」これでは世界と戦えないだなんて、なんということを思ってしまったのか、
カメレンゴさんの振付の魔術師振りと、
高橋大輔の軽々としたジャンプ力とあなただけが持てる音楽との一貫性と魅惑のスケート。
これらをほんとにはわかっていなかったのか。
 
 パスクァーレ・カメレンゴさん、あなたの振り付け、高橋大輔が生きて最高に格好いい演技をしている。あなたはスケーターの持ち味を生かし切る。
 高橋選手のよどみない魅惑的なスケーティング。遅いリズムにはゆったりとしなりと溜めが効いた身のこなしに絶賛されたこれ以上ないというくらいのスケーティング・・・それがNHK杯だった。


4.グランプリ・ファイナルのFP
 先日カナダ・ケベック州で行われたグランプリ・ファイナル。ショートでは何やら曲に乗りきれないバランスの崩れがあり、絶対に入れることが義務付けられている連続技を入れられなかった。そのためになんと6人中の5位発信。これではもうファイナルでの金メダルどころかフリーによっては3位も難しいということで、本人はもう下がりようもないから思い切り滑るだけと言っていた。

 高橋大輔はこの春、目の前で「これからも山あり・谷ありのスケートだが、よろしく」と言っていたっけ。
NHK杯がよすぎてファイナルはやや谷に入ったのだろうかと危ぶんでみたり、期待したり、ドキドキ感いっぱいで日曜日の演技に見入った。
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① British Euro Sport(翻訳付き)
その演技、早速ニコニコ動画で翻訳版がでてきている。
upしてくれた方・翻訳してくれた方に感謝。


上が見えない人は下のリンクから。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16404521


【ニコニコ動画】≪British Euro Sport(翻訳付き)≫高橋大輔 2011 GPF FS:Blues for Klook
高橋大輔こんなにも世界で評価されている!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
②イタリア語版日本語訳)
<>【ニコニコ動画】【イタリア版日本語訳】 2011 高橋大輔 GPファイナル FS:Blues for Klook<>

【ニコニコ動画】【イタリア版日本語訳】 2011 高橋大輔 GPファイナル FS:Blues for Klook

いや~、テンポが上がってからの、ズンチャッチャ、ズンチャッチャが心地よく体にリズムを刻む音がし始めたときにはますますスピードにのって、ジャンプ。軽々ジャンプ、助走なしジャンプ!!!
そして、見ましたか、最後のコレオ・ステップの中でNHK杯よりもエキサイティングに跳ねているのを!
 スピンや音とりの手の動きもその時により、進歩したり、その日ののりで演技が脈を打ち、伸び、跳ねていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
③ CBC 翻訳付き


④ ユニバーサル スポーツ

【ニコニコ動画】2011 GPF Daisuke Takahashi FS ユニバーサル スポーツ



◆高橋大輔の演技というのは、止まらないのだ。一般的には振付師がそれぞれの選手の力量の限界値近く前レベルを上げた振付をしてもらうと、それをこなすのが精いっぱいとなる。
 ところが高橋は、
・まずは振付を覚えるのが驚異的に早い(と、どの振付師も言う)。
・振付は難なく身に着け。
・練習と競技を重ねていくうちによりしっくりするように変化していく。
・自分のモノにして魅惑のスケート技となる。
・そして、曲へののりで毎回微妙に変化

まだまだ変化しながら、己の満足するスケートを目指すのだ。

 海外の解説者曰く、「高橋大輔はNHK杯で、単調で眠くなる曲に命を吹き込んだ。」

「こんなにすべてが揃っている選手は他にはいません」

・・・・そうでしょう!
   悦に入って、ファン冥利に尽きる一時を味わっている。

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by miriyun | 2011-12-13 07:11 | Comments(6)

高橋大輔 翻訳動画続報&エピソード集 

 1.エピソード*振付師      

 バレエやダンス、そしてフィギュアスケートも振付師の存在がますます大きくなってきている。
初めて見始めたころのフィギュアスケートは、ところどころでシングル・ダブル・トリプルのジャンプを跳び、スピンをする。2回転半やトリプルをすればそれだけでかてる時代であった。またジャンプとジャンプの間は曲に合わせて滑り、かまえて、構えてジャンプへとやり、転ぶのはもうほとんど当たり前、転ばなかったらそれでほぼメダル。転んでも笑顔なら最高!・・・それがフィギュアの世界だった。

 ところが、キャンデロロが三銃士のダルタニアンに扮し、フェンシングをステップで見事にあらわし観客をに引き込んだりすると、フィギュアって映画のワンシーンのようなことができるんだと驚き魅入られたものだった。

 それとともに、音楽性や表現が重視され、現在はコリオグラファー&コーチの存在が大きくクローズアップされている。それぞれの選手の特長や技術力をとらえて、その人物に合う振付をする。その結果、選手がメダリストに名を連ねれば振付師の名も知られてくる。

●最近活躍している振付師と曲
・タチアナ・タラソワ・・・真央ちゃんに「モスクワの鐘」を振付けたメダリスト輩出の世界ナンバーワン
・ローリー・ニコル・・・ライサチェックの「火の鳥」や浅田真央の「愛の夢」
・デイヴィッド・ウィルソン・・・ジョニー・ウィアーのオリンピックSP/FP, キムの007など
・ニコライ・モロゾフ・・・ヤグディンの「グラディエーター」、高橋の「ヒップホップ版白鳥の湖」「オペラ座の怪人」他多数。(音楽・衣装・振付・選手の管理・心理面の持ち上げまですべてをつぎこんだコーチをして、選手の力を出させるニコライ・モロゾフ。彼は、高橋大輔に自信をつけ、試合までの心身のコントロールや見せ方を教えてきた。)
・パスカーレ・カメレンゴ・・アイスダンスの振り付けが多かったが高橋の「道」の振り付けから一気に名が知れた。
・宮本賢二・・・フレンズアイスショーなどの振り付けでおなじみだが、なんといっても高橋のSP、「eye」は名プログラムとして世界に知られた。
 
~~~~
 ところで、今期の作品SPはディヴィッド・ウィルソンに振付けてもらうためにカナダに赴いた。その時、「やっと来てくれたね、でもショートなんだ」・・・と。 歓迎するやら残念がるやらといったところだろう。つまり、やはり2007・2008年に活躍し、そして2010年に復活した彼を名のある振付師たちは見つめているということなのだろう。こうして、これまでにない雰囲気で振付けてもらったのがIn the Garden of Soulである。

 フリー(FP)はだれがやるのだろうと思われたが、道・ブエノスアイレスの四季に続いて3年目にあたるパスカーレ・カメレンゴ氏である。
 カメレンゴ氏は「3年続けて、大輔のフリーを振付けることになり嬉しい」と言っている。なお、コーチは歌子先生で別にいるが、カメレンゴ氏もできる限りきていて、高橋に声援を送り祝福している。
 カメレンゴ氏が提案して残った3曲の中から絞り切れなかった高橋がカメレンゴさんに決めてもらったのが、「Blues for Klook」なわけで、それに決まったとき、高橋は焦ったようだが、決めてもらった以上やると決めて取り組んできたものだ。避けてきたジャンルだけにまだまだといいつつ、今大会に向けて合わせてきた。
高橋自身が、カメレンゴさんのスケートと40代の色気にはかなわないと言っている。だれのところに行っても、そういう気持ちがあるから伸びるのだろう。
 カメレンゴさんの方も、自分が振付けたわけではないSPのときも演技の終わって、キス・アンドクライに行く途中で拍手をして讃えている姿が見えた。暖かく、またユーモアのあるおしゃれな人物である。
 なお、ネット上でカメさんという名がみえたら、これはスケートファンが親しみを込めてカメレンゴさんを呼んでいるものである。


2.各国版 NHK杯 翻訳付き動画

以下、動画up主さまと翻訳者さまに感謝しつつ・・・、
◆ ドイツ語版  出たばかり


携帯・スマホなどで上が見えない場合リンクから→ドイツ語版
質実剛健なドイツらしい解説者のたとえが出てくるので、聞いてみて!

≪追記≫*ワンポイント*ニコニコ動画の見方~~~~~~~~~~~~
このブログ上で見るときは写真の上でワンクリックしてください。小さいままですぐに見れます。

①もっと大きく見たい場合は、写真の上でWクリックしてください。
②ニコニコ動画はここでログインを求めてきます。スケートはyou tubeより、ニコニコ動画で翻訳版がよく出てくるので登録しておくとこれからも便利です。初めての方はメールアドレスとパスワードを決めてログインしてください。
③この画面がでます。
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最初は右のコメントの上にアニメっぽい広告が出てきますが、×印を押せば公告が消えてこのコメントが見えてきます。
ピンクのところを押すとPCの全画面に拡大してみることができます。ただし、高画質なものでないと全画面に耐えられない見え方になります。プレミアム会員とやらになると混雑時にも高画質のモノが見られるそうですが有料です。たまに見るなら無料登録で十分です。戻す時にはPCのEscキーを押すと元の大きさに戻ります。
⑤また、解説者の字幕も一般のコメントもなしで味わいたいときには緑のところを押します。
⑥逆に、コメントや字幕を大いに楽しみたいときは青の□のところにチェックを入れると、動画と連動して右のコメントがスクロールされるので、言葉を確認したいときに便利です。また動画を止めておいて、右端のスクロールバーだけを動かして、ゆっくりとコメントの言葉を確認することもできます。 ( 以上、参考までに。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


◆ アメリカNBC   今朝出たばかり・・・画質最高、きれい!!音もいい!見損なった人必見

いいものはいいと言い切る外国解説気持ちがいい話しっぷり!
こういう外国版で世界の見つめる高橋像が、いかなるものか知らされる。

≪解説者の言葉より≫
音楽とスケートの結婚て知りたい?!   これがそうさ!!

いくらスケートがうまい人でもこの「Blues for Klook」となると、
表現するのが極めて難しい曲だ。
しかし、彼は滑りこなてみせした。
すごいよ冒頭の4Fこそ失敗したものの、ただちに立て直して3Aを決めた。
さいごまで音楽のキャラクターをすべりこなした。
見事としか言いようがない。

最初の転倒を見ている人に忘れさせてくれるスケーターってそんなにいるものではない。

◆アメリカ ユニバーサル・スポーツ    今朝出たばかり

上が見えない方はリンクから→ユニバーサル・スポーツによるFP]

 もう絶賛!!
カメさん、ありがとう!


3.エピソード・高橋演技と解説者
これまで、たくさんの各国版を見てきたが、高橋のこうした演技のときに共通することがわかってきた。
最初のうちジャンプ解説などを話していた解説者が 、プログラム冒頭のふたつほどのジャンプを終えたころから、黙り込んでしまうのだ。
 まるで字幕は下に出てくるのだが、解説が黙り込んでしまうので、まるで翻訳版でないかのように下に字幕がない時間がほとんどだったりする。演技が終わる直前まで黙り込んで、終わると猛烈にしゃべりだす。
点数が出るまでのつなぎ的でなく、解説者の感性で感じたものを一気にしゃべりだすのだ。
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最後は点数を見て、やっぱりとなるのだが、トップになる、大いなる点が出るはずなどズバッと言ってそれがまた的確なので、きいていてほんとにおもしろいのだ。
 ちょっとエキサイトだが、それもいいなあと思っているこの頃である。

◆追記*トマシュ・ベルネル選手談
お客さんを楽しませないスケートはフィギュアでないと思う。
だから、僕が尊敬しているのは高橋大輔選手だ。
でもだからといって、僕もまだまだこれからなので
いつか彼をう~んといわせる演技をしたい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふ~!フィギュア堪能。
   モノではなくて人物で、日本が世界に誇れる人がいるのってすごくうれしい!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2012四大陸選手権記事と動画はこちら

                                               人気ブログランキングへ
                      





by miriyun | 2011-11-19 09:51 | Comments(4)

魂揺さぶる~高橋大輔 

フィギュアスケートを語るページ。・・いつも書かずにはいられなくなる・・・(^_^;)


 魂を揺さぶるー高橋大輔SP 翻訳動画で見る 
週末に真駒内で行われたグランプリシリーズのNHK杯。圧倒的な演技力で高橋大輔選手が観衆も視聴者も魅了した。

素早くアップしてくれた方と翻訳者に感謝しつつ、翻訳版動画で紹介。曲は高橋が希望した中東風にという声に応じてデヴィッド・ウィルソンが提示したIn the Garden of Souls。

 始まるときの見据えるようなまなざしがある。この曲想にはいっているのか、深いところを見つめているのか、すでにここから観客は高橋の世界に入りこんでいく。
◆イギリス*ブリティッシュ・ユーロ・スポーツ 高橋大輔SP   

モバイルでは写らない時は、こちらのリンクから→British Euro Sport(翻訳)2011
  
 3F-3T・・・高いジャンプから、次にすっと流れの中で入る3A(トリプルアクセル3回転半)、それをピシッと決めておりたとたんに手を返す。その切れが良くて、ぐいぐいと演技に引き込まれていく。助走なしといつも解説者が叫ぶのがわかるようなジャンプが続く。
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タブラ(中東の太鼓)の音を体現し、脚変えののキャメルスピンは1年間かけてとうとう苦手だったドーナツスピンが手の動きによって優美なスピンに変わっていた。各国の解説者が芸術的だと語った。

 音の緩急をきっちりあらわすこの曲の表現・・・

○ほとんど止まらない中で、一か所だけぴたりと止める場所がある。
   音に合わせて、手のひらを上にして手前に引き、
      次の音に合わせて、手のひらは上のまま肘からのばして前に押し出す
          さらに次の音で、手の甲を手前にして壁を押すような形で手を前面にだしつつ首はのけぞる
これらを3音の中でやっていくのだ。
 
 最後のスピンも指使いが繊細な動きをするために美しいスピンに変化していた。
下の別バージョンの動画の方では、弱点であったスピンが「芸術的!」と感嘆している。
「復活というにはあまりある演技です。
高橋大輔の演技がこの場を別のものに変えてしまった」 (解説者)

◆カナダーCBC版 翻訳動画 高橋大輔SP NHK杯   




単調で難しい曲ーBlues for Klookがこの人にかかると

◆イタリア語版   

これが見えない場合はこちらのリンクから→イタリア版日本語訳 2011
 さいしょのころ、この単調でアンニュイな曲でやっていかれるのだろうかとおもっていた。もっとメリハリの利いた情熱のあふれるのやバレエ・クラシックなのをやってほしいとも思った。
 スケート・カナダでは何を目指すのか片鱗が見え始めたが芸術点はよいが、技術点69点台と参加選手の中でもとくに振るわなかった。あれから2週間でスピンもステップもかたちをなし、音を奏で、ジャンプも決まってきた。
 直前の6分間練習でははじめて4回転フリップを成功させるほどだった。試合では失敗するも、そのあとの演技で、魅了する中、4回転の失敗があったことを4分半後には忘れてしまったくらいに入り込んでみることになった。

≪ 解説者の言葉より・・・ ≫
3S・・・シングルを飛んでいるかのような容易さでとぶ。
Blues for Klookが彼そのものになっている。
(けだるいブルースの曲のとらえどころのないところをあらわしていくが、次第にズンチャッチャと低音がきいたリズムになってくそれにあわせてさらりととんでいく。)
ステップは、なんて魅せる演技をかろやかに表情を生かしてやっていくのだろう。
最後になってくると、「すごいエモーション、衝撃的・・・」と解説者喋りまくる

最終滑走者高橋大輔によってその場の雰囲気と勝負をすっかり変えてしまったのは確かである。
ショート           90.43   
フリー    技術点    46.14  
        演技構成点 44.29 
今季最高得点、圧倒的な勝利で、2位の小塚に24点もの差をつけてチャンピオンの力の差を見せ、グランプリ・ファイナル出場を決めた。

◆ショートは最初から雰囲気のある振り付けできっと素晴らしいものになるという予感が最初からあったが、こんなに早く完璧なものになってくるとは思っていなかった。膝のボルト抜きの手術を5月末に行って6月末まで氷の上に立てなかったのだ。
 フリーはブルースの曲想に合わせて肩の力を抜いた演技はとてもよかった。実際は、スピードは早いは、ジャンプはまるでシングルジャンプを飛ぶかのように軽々と助走も無しに飛ぶし、腕・肩・首・脚、みな音取りをしているので、全く力を抜くところなんて無いのだが、ゆったりやっているかのように見せてしまう流麗な演技なのだ。
この曲をこんなに演じ切ることができるなんて、なんてすごいのだろう。

 大胆な動きと、指先さえも語りだすような繊細さとを合わせをもった演技は、またまた各国の解説者を興奮させたのだった・・・。
              
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by miriyun | 2011-11-16 02:33 | Comments(0)

高橋大輔2012SP動画*さらにそれっぽくsp

高橋大輔選手の新ショートプログラムIn the Garden of Soulsの動画紹介

フレンズ・オン・アイス2011で、初めて披露されたSPであるが、TVでこれを見ていても実は実際にスケートリンクで見た人の感動ほどに伝わってこなかった。
理由は曲調を度外視したアナウンスのしゃべりすぎ。(初めて見る人にはいいのだろうが)
滑りと曲がうねるように同調している感じなのだけれどどうしても心が入り込めない悲しさ・・・よ!


・・・・・・・と、思っていたら、先ほど声が入らないのをつくってくださった方がいらしたのでご紹介。

スマートフォン・携帯で見られない方はこちらのリンクから→http://www.nicovideo.jp/watch/sm15614161


◆これは入り込めた。
その場にいたかのように曲にのめりこみのびやかな音にはのびやかな滑り、打楽器はまるでスケート靴が打っているかのようにみえる。ステップはリズムをこれでもかと捕えつつ、大人のテーマの曲想を表す。

う~ん!いいね!
高橋選手本人はまだまだと言っていたのでこれから時間をかけて滑り込んでいくのだろうけど、けれどジャンプのキレはあるし、腕の動きの速さと言ったら動画の中で残像しか見えない。首のしなりははんぱでない。そういった高橋選手の持ち味を、この動画ならじっくりと曲とともに見ることができる。素晴らしい!!

                                                  人気ブログランキングへ
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by miriyun | 2011-09-15 23:10 | Comments(2)

高橋大輔のSP曲In the Garden of Souls とサントゥール

フレンズ・オン・アイス2011

 先週、横浜でフレンズ・オン・アイスがあって非常に評判がいい。大ちゃんも新SP発表でがらりと雰囲気を変えてきたというので、なんでチケットを買っておかなかったかと娘と一緒に悔しがった。今朝、日本TVでフレンズ・オン・アイスにおける高橋大輔選手の再起と荒川静香さんの震災復興への願いを中心として特集があった。
 みんなにスマイルをという意味で半壊した仙台アイスアリーナで練習してきた子供を読んで仙台出身の4人の選手と滑ったり、観客にも楽しんでもらうべく、高橋のマンボをシェイリーンと高橋がペアで踊り、ぴたりと同じ速さで動く。

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さすがにあの早いマンボも振付師でアイスダンサーのシェイリーンはあの早いダンスを高橋と同じに滑る。見ていてとても楽しい。また、荒川・鈴木・小塚もマンボを一緒に踊り歓声が上がった。


2011年高橋大輔選手のSP曲 In the Garden of Soulsはどんな曲
 初めてのショートプログラムの披露。毎年、曲が変わるたびに驚かされる。黒に銀が入った衣装で渋く決めている。派手なイメージと違う一面を表現したいという。最初、3コンビネーションからだったが、試合ではそれを4回転にしていく。現在の男子シングルはショートにも4回転を淹れなければ勝負にならないのだ。
そして打楽器の弾みに合わせてメリハリの利いた演技をしていく。初公開でまだまだこれからというが・・。
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 最後のレイバックスピンのときに、カメラが引いて、全体の照明のようすと、長い影を伸ばしながら回る姿が写り、雰囲気がよかった。
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                                       ↑ 以上はTVを撮影して引用
 打楽器を表せるというのは以前から言われてきたのだが、もちろん首の激しい動きとともに音を表していっている。叩きつける音、リズミカルな連続の打楽器音、ここにどんなふうに入り込んでいくのか・・・。

 2010年に世界を制したのちも、まだ自分が表現したことのない音楽を最高の技術であらわしていくことができるように、挑戦し続けている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今月末にまたフレンズ・オン・アイスが2週に分れて放映されるというのでそれを楽しみにしたい。
 
 それまで、せめてその特色を楽器から見ておこう。
 何分音楽の世界にはとてもうとくて曲も知らないので調べてみた。タブラのような太鼓のような打楽器音が主ではないかと思うくらいに使われている。全体に派手さはない曲なのだが、印象的なアジア、南アジアからやや西ぐらいをイメージさせる曲に乗って滑っていた。

◆スケートの曲というのはボーカルの意味ある歌詞は入らないようにするので独自に編集している。だから、In the Garden of Soulsというアルバムの中の曲が編集されていると見た方がいい。

冒頭の弦がなっているところは→「Sevdama」
 楽器の名前も音階もよくわからない自分だが、冒頭部分の音に聞き覚えはあった。

打楽器中心のところはこちら→Vas- 「Ceremony of Passage

ペルシアの楽器だ。ということは西洋音楽家の作品のようなのだが、どこかでアジアが入っているのかと調べてみる気になった。

 パーカッションの専門家であるVASの曲とされている。ペルシャ、つまりイランの女性ボーカリストのアザムアリとアメリカのパーカッショニストのグレッグエリス による新しい音楽の創造性を目指す音楽集団による曲である。
 あぁ、やはり!アザムアリというボーカリストはペルシア人だ。しかもサントゥールの奏者である。


ペルシアの古典楽器
 ペルシア絨毯展のオープニングにおける伝統楽器の演奏のときの写真から楽器を紹介。
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サントゥール( Santoor)というペルシアの古典楽器だ。たくさんのげ弦がはられてあり、この弦は鋼である。In the Garden of Soulsの最初の方に使われているのはこのサントゥールではないかと思うのだが、どこかにかいてあったわけではない。(違っていたら教えてください)
 なお、サントゥールの手前にある笛はナイ(ナーイ)と呼ばれる葦笛だ。
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これを細いスティック2本を使って叩いて音をだす。強い鋼(はがね)なので、音もしっかりしていて、それでいてのびやかな音が出る。

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こちらは、セタール(Setar)

 打楽器系の写真がないがダルブッカというアラブと共通する太鼓やトンバクというゴブレット型のペルシア型太鼓もある。

~~~~~~~~~~~~
◆ 自分の耳は信用できないので、いったい打楽器が現代のパーカッションなのか、これらの古典楽器なのかさえ分からないがこの曲がどの楽器から成り立っているのかご存知の方は教えてください。
 これらの古典楽器で新しい音楽づくりをしているペアの曲を使った新しい世界への旅立ち、まだ一歩を踏み出したばかりだが、高橋選手は毎年、観客を堪能させるプログラムを仕上げ、惜しげもなく次の新しい曲想のモノに挑戦していくのだということがよくわかった。

 この古典楽器の音色、低いけれど時に情熱的に時にさんざめくような音の流れをどのように解釈し、表現していくのか楽しみである。
 それにしても、難しくて内省的で大人の曲だと思う。
SPはデヴィッド・ウィルソン振付と聞いている。フリーはまだ発表されていない??
 振り付けにはやはり振付師のカラーがあることがわかってきた。それを受け演技者が自分らしく、さらに音をとらえてドラマチックにアーティスティックに高めていく。その過程もとても見ごたえがある。
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by miriyun | 2011-09-03 17:59 | Comments(0)

高橋大輔の世界を魅了するステップ・・・パラパラアニメ&ステップ集

 イスラーム地域についてと一部日本の四季について写真とともに語るこのブログ。その中に唯一、イスラーム地域に関係なしに自分の好みだけで作成しているタグがある。それがフィギュアスケート。それで、突然ほこっと高橋大輔を中心に日本が世界に誇る選手について書いている。
 イスラーム地域を見にこられた方には申し訳ないが、そんなわけでソチオリンピックまでは時々思いを語っていきたい。

◆膝のボルト抜きの手術の後の高橋選手のニュースがはいってこなかったが、現在フランスのリヨンでコーチについて基本技術を訓練していることが分かった。もしかして振り付けもだろうか。
 なんにしても2012年に向けて始動しているという近況がわかった。

1.パラパラアニメで高橋大輔のステップを見る      

ニコニコ動画をめぐっていたら、こんなアートにであった。

高橋大輔の2011年度フリープログラム「ブエノスアイレスの四季」をご覧になったことのある方、
短いけれど、一見の価値ありなので、ご紹介したい。


*もし、↑ が見えない場合はこちらのリンクからどうぞ→【ニコニコ動画】パラパラアニメで高橋大輔ChSt

音楽とぴたりと合った動きで、氷の上に音を奏でる高橋選手を、
これまた、このつくり主の方がBGMを見事に内容に合わせていてツボにはまった~!
新しいアートだとおもったのだった。


◆さらにお好きな方はこちらをおすすめの動画。
2.高橋選手のステップ大特集 

こちらは長め・・・でもその迫力に惹きつけられ、時間の過ぎるのを忘れてしまう。とくにスケートファンでない人にも何かが伝わると思う。

  携帯からの視聴で↑の動画が見えない方はこちらからリンク先へどうぞ→【ニコニコ動画】高橋大輔のステップを集めてみた
 
 歌子コーチが出会った時からすでに人にはない感性を持ち、体の中から音楽がわき出てくると言っていたが、それが次第に開花していく様子がわかる。(本当にこれで高画質でDVDを作成販売してくれたらと思う。)
作成者さま、ありがとう!

 一つでもすごいのに、たて続けいくので、休むことなく目が釘付け。
      若い大ちゃんから円熟の大ちゃんまでステップの軌跡が展開される。
             圧巻!!

 こういった充実の演技を毎年ショート、フリー、エキシビジョン用をつくっていくんだね。
  ジャンプもスピンも大変なのに、ステップのところでこんなに仕上げていく。

もちろん、振り付けは全部振付師やコーチがやっていくのだけれど、
毎年それを自分のモノにしていく過程がすごい。
だから、ファンが見ているのは毎回の試合ごとのでき・不出来だけではない。
振付を自分のものとしていくためにわずかながら踊りやすいように変化していく振り・顔の向き・表情を見ている。
だから、同じ衣装の試合を見ても、どの試合の時のかわかるのだ。
   
  どのくらい曲にあい、曲をとらえたか、
    最後には体の中から曲が流れだしているかのように見えてくる。
     

 そこまでに苦しさがある、
    精神的にテンションが上がらないときがある、
       事故もある、
 でも、そんなことはぼやかずに、自分の中の曲を最高の状態であらわすことに集中する。
    そして、手足と首と肩・腰、すべてであらわしていく。

  繊細さと美しさを表現する素晴らしいスケーター、ジョニー・ウィアーも、高橋の指先までの表現を認める。
(ちなみに、ウィアーは曲想を表現していない人へは辛口にズバッというほど手先まで気を配った表現力を求める人だ)
  何よりも海外のスケート解説者たちの心の高まりまで表したり、じっと黙りこんでみてしまっている様子がたびたびある。日本ではメダルを取ったということだけを重視しその時に大騒ぎするが、海外での評価はメダルそのものではなく、実力を本気で語る。人を吸引して目を離させることのないステップはこれだということができる。

 これからソチまでは長い。
リヨンでの高橋選手ががんばっている姿は、またいやがおうにも期待が高まる。
未完成だったブエノスアイレスの四季を今年も使えば楽だろうけど、高橋選手は苦しくてもつねに新しい表現を目指すのだろう。今年はどんな曲を表現するのだろう。

 このステップ集を見てこんな日本人がいるということに改めて感じ入ってこれを書いている・・・。
 
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by miriyun | 2011-08-16 06:13 | Comments(4)

高橋大輔選手、ソチを語る

世界選手権2011フリーイタリア語翻訳版

 世界選手権では、スケートブレード(鋼鉄の刃)をくつに留めているビスがフリーの演技中にはずれてしまう不運に見舞われた高橋大輔選手。
 あんな不運で中断しながら、ぐらついたスケート靴で精一杯の演技をしてくれた。4回転は1回転扱いになり、再開。しかし、ねじはトレーナーがひっしでまわしいれ、ブレードは着けたが靴も壊れていた。だから左足踏切のアクセルとサルコウだけに失敗が出た。
 この1年間、ケガをしながらの苦闘を知っているだけに、悔しいだろう悲しいだろうと心の内を思った。だが、大輔選手は最後まで自分の曲をスケートで表現する事をやりきったのだった。

スマートフォンなどでご覧のかたで↑の動画が見えない方は、こちらからどうぞ
             ⇒ニコニコ動画の高橋イタリア語翻訳版
イタリアの解説者の言葉に泣かされる。
世界は、このアクシデントにあっても、たぐいまれなスケーターとして見つめてくれている。

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このジャッジの最後に高橋の手を握って送り出してくれて、高橋も微笑んだのがとてもいいショットだった。

 その後も本来の実力から大きく離された得点にも、めげることなくいい笑顔を見せてくれた。演技の一旦中断で大事な曲想が途切れてしまったにもかかわらず5位入賞であるから流石と思う。そして開催国が考えた日本を中心としたエキシビジョンの中でも屈託のない笑顔で登場していた。
 それは、のちに聞こえてきた現役続行の意志が固まったことによるさわやかさだったのかもしれない。


山あり谷あり

c0067690_773974.jpg

更に昨日、直接の声を聞く機会を得た。そこで、彼は言った。
「ここでやめるなんてできないと思い、ソチまで3年間、現役を続けることにしました。どこまでやれるかわからない。僕の事だから平坦な道ではないと思う。(彼のこれまでを知る人はここでウンウンと深く共感 (;_;) ) 
 山あり谷ありだと思いますが、やっていきます。」

 う~ん、天賦の才と努力がありながら、本当に平坦な道は歩めていない。それを自覚しながら、これからもがんばるという。
 。・゜・(ノД`)・゜・。ウレシィー

このあと、八戸と名古屋でも頼まれたからアイスショーをして、滑りで人々に勇気を見せていく。
それらのチャリティ活動をしながら5月中旬には、右膝十字靱帯に埋め込まれたボルトを外す手術を受けるという。

 人よりも自分が大変だろうに、常に周りを考え、ファンを考え、後輩を考える。被災地への思いから世界選手権直前であるのに4月にチャリティ演技会に出ていた。
 「僕も連覇がかかる大事な試合ですが、試合は毎年あるし、スケート人生は長い。だから、自分ができることで少しでも役に立ちたかった(4/15の読売新聞より引用)」とチャリティ演技会について述べている。


◆どんなアクシデントにも言い訳をしない。決して人のせいにしない。

    思慮深い人だと思う。
        やさしい人だと思う。
             そして、すべてを曲想の表現に込めて燃える熱い人だとも思った。
       
    その燃えるような思いが、『高橋大輔だけが表すことのできる4分半』を生んでいくのだ。


◆世界選手権用の金と銀と黒の衣装でブエノスアイレスの冬を完成させてほしくもあり、
新しい曲での構想も見たくもあり・・・。
       いずれにせよ、まずは今月の脚の手術の無事と早い回復を祈ろう!
         そう、選手権はまたあり、スケート人生は長いのだから・・。

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by miriyun | 2011-05-06 07:10 | Comments(8)

氷上の日の丸・日本にささげる詩・・・2011世界選手権エキシビション フィナーレ

氷上の日の丸
                       
                       
 2011World GALA Finale 世界選手権エキシビション フィナーレを地上波TVで見た。

 地上波の映し方の優先順位には疑問を持った。エキシビジョンの合間にすでにみた試合内容や世界選手権に参加しなかった選手の演技まで入れ、更に、フィナーレ直前に他国の選手のインタビューなどにたっぷりと時間を使っていた。つまり放映時間は十分長くあったにもかかわらず、開催国の日本への心を放映しなかったのである。
 エキシビジョンフィナーレで、日本選手を中心に構成・演出され、日の丸まで出現したことをまったく映し出さない姿勢が、これは本当に日本のTV局なんだろうか、間違ってよその国のTV局を見ているのだろうかと思ってしまった。

 ロシアが世界選手権会場の変更に快く応じてくれてわずかな期間しかなかったのに、開会から閉会式まで、常に日本を意識して演出をしてくれていた。なぜそれを入れないのか。世界が広く大きな気持で見つめてくれているのにそれを映し出さない狭さが残念であった。


◎地上波ではこの場面は削られていたが、実際はこうなっていた。

c0067690_1141329.jpg

まず、安藤が登場。この広角で見ると、すでに日本の国旗を明らかに意識した赤い円形が映し出されている。
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 次に高橋と小塚が登場。

 フィナーレの中で日本選手3人を中心に赤く丸いライトが照らされる。その周りを他の国の選手が円く輪になって滑る。
c0067690_10353150.jpg

                                           ( 動画より一場面を引用)
 青白いリンクの中央に赤(透明感があってやや紫がかっている)の円がライトでつくられ、そこに安藤・小塚・高橋がまず登場し、それを他の国のひとが囲うように回る。この中心部の赤は、ちょっと遠くから見れば、リンクを旗の外郭として中央に日の丸の赤が表されていることがわかる。日本人と日本の国旗を中心とした演出になっていた。氷上の透明感のある美しい日の丸はロシアの気持ちだ。


 有料のJスポーツを見た人はこの日の丸など、内容をありのままに見れたはずなのだが、地上波では全く日本や日本選手を意識したところは見れなかった。(アナウンサーは、とってつけたかのように、先ほど日本選手を中心にした演出がありましたといって、日本選手が写らないところからフィナーレを放映した。また一瞬、日の丸のようなと言った時にはその氷上の円が見えないように観客席にカメラが写り、確認できない…そんな放映の仕方ってどうなんだろう・・・。)


 更に、こうした思いやりある大会の最後に安藤美姫がロシア語と英語で感謝の挨拶をしたという話が伝わってきている。そういう姿もみることができない日本のTVって・・・。
 おもえば、昨年の世界選手権男女とも高橋・浅田と世界チャンピオンが出現したにもかかわらず、表彰式もじゅうぶん放映せず、エキシビジョンの放映もないというのが同じ局だった。

 これまでの長い積み重ねのおかげで層も厚くなり男女とも世界一を常にめざして素晴らしい成果を出しているフィギュア大国、日本。
 これから苦しい時代が続くであろう日本だが、日本にはこんなに勇気を与える素晴らしいスポーツがある・・・you tube などで見ると、世界各地のTVの方が拍手の音もはっきりと聞こえるし、アナウンサーの言葉ももっと真理を突いていて素直に日本の実力を謳ってくれている。今回は被災した日本に心を寄せてきてくれている。選手もそれに真摯にこたえている。というのに、それを伝えないTV放映・・・・・・。

 せめて、こうした勇気を与えるスポーツ、これこそスポンサーや株主を意識せず放映できるNHKが放映してくれることを切に願う。
◆動画主様、お借りします。


 フィナーレ最後の日本にささげる詩・・・これが ロシア連盟からのメッセージとして世界に紹介された。
でも、地上波TV局しか見ていない日本人はこの詩を知らされていない。せっかくの言葉を知らないままというのは国際親善上おかしいだろう。だから、下に引用する。

~~~♡~~~~~~~♡~~~~~~~~♡~~~~
 『日本にささげる詩』   

地球がいたみでうめき声を発した
自然の強さに全世界がショックを受け

あらゆるものを水は深海に流した

しかし、何があっても太陽は東から昇る
地震と津波は光には勝てない

われわれの神様が
地球の皆のいのちを保ってくれることを祈る

桜が咲く公園はたくさんあることを
白樺が咲く公園はたくさんあることを

鳥が春の歌を歌えることを
旗が勝利の祝いで挙げられることを祈る

こどもたちが大人たちへと願う
友の皆さん 手をつないで

われわれがこの地球において
ひとつの家族になっていることを忘れないでほしい
                          (ロシア連盟からの詩 引用)
~~~♡~~~~~~~♡~~~~~~~~♡~~~~
  
  スパシーバ、ロシア!
           ありがとう、世界の人たち、
                  また、日本の選手たちは勇気をもらってソチに行くことだろう。 

◆ 2011年フィギュアスケート世界選手権・・・日本の東北大震災と津波の影響でそれこそ、選手も関係者も目標を失ってたいへんだったろう。その中での被災地への思いを込めて精一杯頑張って夢と復興への力を与えてくれた選手たちに感謝したい。   

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by miriyun | 2011-05-03 12:07 | Comments(8)

安藤美姫*魂の叫びレクイエム*翻訳版・・・2011世界選手権エキシビジョン

安藤美姫・・・魂の叫び・レクイエム
 
安藤美姫のエキシビジョン演技は指の動きが何とも繊細で美しく惹き付けられる。
そして、アンコールに答えたモーツァルトのレクイエム
・・・思いがこもっていて以前に見た時より深く深く表現されて、心うたれた。
             こころが奥底から揺さぶられたレクイエム(鎮魂歌)で、
                   イタリアの解説者も絶賛していた。

          こうした素晴らしいエキシビジョンであった。

≪イタリア語 翻訳字幕付き  安藤美姫のエキシビジョンとアンコール感動のレクイエム≫


                              (再生してから右下↑の角の白い四角に黒窓が3つついているマークを押すとコメントなしにしてみることもできます)
◆今日のスケーティングには人を惹きつける感動がこもっています
心と魂で滑っているというか、
スケーティングを通して何かを伝えたい、という思いがひしひしとかんじられますね。 
息をのむ演技でした。

スケーターがかもし出す緊張感によって、会場に素晴らしい雰囲気がつくりだされるのです。
ただ、純粋に氷上のスケーターのスケーティングによって。

ブラーバ!(ブラボーの女性形)、美姫 安藤!
あなたは終わることのない感動を与えてくれました。

彼女は心の中で
日本と共に滑っていたことでしょう。
                         (イタリアのアナウンサーと解説者の言葉より一部引用)

~~~~~~~~~~~~~
これを見て本当に素晴らしいと追認識させられた。
   日本語への翻訳者の方に感謝!
             投稿者の方に感謝!

♡そして、もちろん
       ブラーバ!! 安藤美姫!




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by miriyun | 2011-05-03 09:26 | Comments(0)

高橋大輔と四大陸選手権2011

1.高橋大輔*フィギュアスケート4大陸選手権  

 タイペイで四大陸選手権の男子ショートプログラムが行われた。
久々に高橋大輔がパーフェクト演技ができ、世界選手権を来月に控えて上向いてきた勢いを感じた。
 
 トリプルアクセルをはじめ、コンビネーションジャンプ、単独のトリプルもきれいに飛んで「エル・マンボ」を氷上ではじけるように熱く踊った。 

  日本語版よりも画質はよくないし、中国語なので解説で言っている意味は分からない。
でも最初解説の女性がが適当に笑いながら何か言っていて、時折、ナイス!と言っているのだが、その声のトーンがかわってくるのだ。う~ん、これはこれはっ!という感じになってくる。
 言葉はわからなくともこんな雰囲気を感じ取るのが好きだ。 (でも、意味の分かる方がいらしたら教えてください)

 はじめて、ドーナツスピンも入れた。
 久しぶりにジャンプもステップも波に乗ってなめらかだった。いや、この人の場合、その言葉では表現が足りない。曲想ももちろんだが観客の心までもわしづかみにして、初めてこのひとらしさがでてくるのだ。

〈2/18男子ショートの結果〉 
1.高橋大輔        83.49
2.ジェフリー・アボット  76.73
3.羽生結弦        76.43     (小塚はジャンプの失敗で6位)


 高橋大輔が男子に初めてオリンピックの銅メダルをもたらしたのはちょうど1年前だった。さらに1か月ほど後にはトリノでの世界選手権で第100回世界選手権チャンピョンになっている。
 バンクーバー・トリノ、までは大けがの後で緊張感が続いたが次のシーズンになったとき、それだけのモチベーションを維持できなかったという。
 それが、日本選手権で変わった。

2.なんとハイレベルな日本選手権!・・・かってないほど、世界に誇る選手がたくさん!! 
 日本は活躍してきた国なので、男女とも3人までの世界選手権出場枠を獲得している。

 他の国からすればうらやむような3名という枠であるが、実は日本選手権に出る選手、男子で考えるなら、高橋の他、グランプリファイナル3位で日本選手権1位の小塚、グランプリファイナル2位の日本選手権2位の織田、新生ジュニアチャンピョン・羽生が元気がいいし、いい意味で気も強い。無良・町田・南里だってかなり4回転もしくはアクセルを飛ぶし、スケートのすべりや表現だってなかなかのものである。日本だから厳しいが、他の国にいたらば選手権代表を争えるであろう。

 世界選手権出場は日本選手権で3位まで入賞が原則(他にも要件はあるが・・・)だ。
日本選手権のショートで小塚・羽生・織田が3位までに入り、高橋は4位となったとき、つまり世界チャンピョンが出場できないかもしれないという事態になってはじめて高橋の気持ちに火がついて、フリーでは万雷の拍手が起こるような演技で日本選手権3位で滑り込んだ。

 日本選手がばらばらに出場する世界グランプリシリーズで勝つよりも、、日本選手権で勝つのが大変ということになる。女子についても復調した女王浅田真央、同じく安藤美姫、そして鈴木明子・庄司・石川・西野・、ジュニアからの村上佳菜子・今井など層は厚い。

 昔はテレビに映らないところはボロボロ転んで大したことはないという認識だった。今このように日本に世界をけん引する選手がたくさんいるような日本ではジュニアやその下にも優れた選手の層が厚く、テレビに出ていない選手たちもなかなかの技術を持っているのだ。先日の紅白戦で若い世代も出ていたが、12歳くらいの男の子も中学生くらいの女の子たちも高度な技を見せていた。基礎的な力を持ったうえであとは急成長の村上のように思い切りの良い、人を惹きつける演技をできるかであろう。

 この中で勝つのは高橋でさえ、本気を目覚めさせなければできなかったほどだ。若い人たちにとってレベルの高い人たちがいることはものすごく刺激になっているはずである。
 また、これだけ常にしのぎを削り、順位をつけられ、メンタルな勝負であっても、国別対抗やアイスショーなどで見せるチームワークや応援ぶりは微笑ましい。
 他の国からいわせれば、これほどの厚い層がどうして育成できているのか、次々と強い選手が出てきているのか不思議で知りたいところだという。


3.フィギュアの表現力   

 今シーズンの世界の選手の様子は世界選手権で明らかになるのだが、グランプリ選手権などで見た感じではどこの国も表現力がとびっきりよくなってきている。きれいな曲に合わせて優雅に踊っているのが普通だったのが指先まで演技して何かを表す複雑な動きになってきた。
 これは、バンクーバーオリンピックで高橋の「 eye 」と「 道 」が絶賛されたこと、インターネットの世界で、繰り返しその良さを確認できるようになったことと決して無縁ではない。

 表現の可能性を探るならお手本を探すだろう。大昔の選手ではお手本にならない。地面の上の他の踊り(バレエ出会ったり、ベリーダンスであったり)も取り入れ、スケートとしての取りこむ。また、手指や首の動かし方までというと先例のないところは高橋が研究されることになる。その結果、明らかに体の手足はもちろん全身を激しく動かして踊っていく人が見られるようになった。
 4回転はプルシェンコをめざし、ステップは高橋のように表現を重視してくる。

 それもただ真似したら誰々のよう言われてしまうだけだ。やはりオリジナリティー、自分らしさの表現ができることが本物の名を残すことができるスケーターとなるのだろう。

 今夜、4大陸選手権の男子フリーがある。その少し前は女子ショートである。
その行方を見守ろう。
~~~~~~~~~~~~~~  
≪追記≫
(2/19女子ショート)
1.安藤美姫 66.58    2.浅田真央 63.41    3.レイチェル・フラット (鈴木は6位)
 安藤選手、曲に合わせて動くのではなく自分自身を曲の中に溶かし込んでいくような演技に静かな演技の中にも感じるものがあり、観客は安藤の表現する世界を壊さないように、さざ波がおこるがごとき拍手で称えていたのがとても印象的だった。
 浅田選手もフラット選手も情感豊かで、これからの方向性が見えてきていた。
(2/19女子フリー・総合)
1.安藤美姫     2.浅田真央  3.長洲未来
安藤選手・・・滑りこなしている。指先までこんなに表現できる人になったのかと・・・。
浅田選手・・・アクセルも完璧。プログラムを一部変えたのでまだ滑り込んでいないところもあるがジャンプは完璧。最後の方はあまりの美しさに絶句。
長洲選手・・・「私を選ばなかったのを後悔するくらいにいい演技を見せたい」・・と、世界選手権に出られない悔しさをばねに素晴らしい演技をして3位に入り、3人のアメリカ選手の中でトップになった。

(2/19男子フリー・総合得点)
1.高橋大輔        244.0
2.羽生結弦        228.1
3.J.アボット       225.71
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出だし、静かな瞳で始まる。最初の4回転に失敗するが・・・、この後のジャンプはお手本のような見事なジャンプをすべて決める。
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       思っても思ってもかなえられない望みを表す。
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          苦しい中からも情熱がしみだしてくるような演技が続く。

    後半の演技は、ジャンプや回る方向などに変更したところが多く、この時期へきての変更は大変だろうと思われる。
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c0067690_1036068.jpg

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気迫と貫禄、曲想の表現はいつも以上に魂が入ってすごかった。
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                                ↑ 写真はTVをそのまま撮影したもの
                    インタビュー時にはもういつもの普通の青年の顔に・・。
~~~~~~~2/20追記分終了~~~~~~~~~~~~~~~

4.世界選手権の出場枠&ワールドスタンディング
※なお、世界選手権の出場枠にはもう一つの規制がある。
  それは予選と決戦があるということで、ダイレクト・エントリー枠予選から戦わなければならない出場枠というものがある。いずれもメダルの狙える実力者ぞろいの日本はすべて決戦からかといえばそうではない。
 女子は実績の積み重ねがあるので3名ともダイレクト・エントリー、つまり決戦からの出場である。
 だが、男子は違う!
    2名が決戦にダイレクト・エントリー、
    1名は予選からの出場が余儀なくされるのだ。

 だから、日本男子シングル代表3名(小塚崇彦、織田信成、髙橋大輔)は、1名のみ予選から出場することになる。
出場選手については2月19日の四大陸選手権が終了した後の
ワールドスタンディングWorld Standings(世界ランキング)<男子(3シーズンの試合での結果によって決定される(今シーズン・先シーズンは100%、先々シーズンは70%換算)。
    
 つまり、2月19日、今夜の競技の結果を含めて世界順位が決まり、3人の中で最も低いものは予選参加となるのだ。

 ◆ちなみに、2011.02.14現在の男子ワールドスタンディングを見ると、
1.エヴァン・ライサチェク  2.パトリック・チャン  3.織田信成    4.トマシュ   5.高橋大輔
6.S.コンテスティ  7.M.ブレジナ   8.J.アボット     9.B.ジュベール   10.小塚崇彦
となっている。ただし、これは進行中の評価であり、シーズンが終わらないと最終的に比べることはできない。

≪2/20追記≫     
2011.02.20現在のワールドスタンディング(3年間の実績による順位)が先ほど発表になった。

1.高橋大輔        日本    4158点
2.エヴァン・ライサチェク アメリカ   3694点
3.パトリック・チャン   カナダ     3684点
4.織田信成        日本      3635点
5.トマス・ヴェルネル  チェコ       3617点
6.J.アボット       アメリカ       3370点
7.S.コンテスティ    イタリア        3131点
8.M.ブレジナ      チェコ          3103点
9.小塚崇彦        日本           3098点
10.B.ジュベール     フランス         2992点

☆さらに3月の世界選手権での実績が加算されて最終的な順位になる。
   高橋が群を抜いていることがわかる。
   しかし、3年間の成績からなる点数なのだが、先々年は高橋は十字靱帯断裂の大けがでまったく出場していないので0点、ライサチェクも今シーズンは休養して何も出場しないときなので0点、つまり、1・2位の二人は2年分の成績でこれだけなのでやはり他を圧倒していることがわかる。
 (もっとこのような点を見て喜んでいるのはコーチとファンであって、当の高橋は次のことを始めるともう前のことは点数も含めて忘れてしまっているようだ。)

 なお、これらの表を見るときは表の最下部に何日現在の統計であるかがきちんと記載されているので、それを見て新しい順位かどうかご判断を!3月下旬に出る結果が最終的なワールドスタンディングになる。
 今回の数字が直接関係するのは、日本の3人の男子シングル選手がどういう出場の仕方になるかであった。出場予定選手のうち、上位2名、すなわち
1位 高橋・・・ダイレクト・エントリー
4位 織田・・・ダイレクト・エントリー
9位 小塚・・・予選からの出場となる。

         実力者なので予選は楽勝だろうから問題はないが、つくづく日本ならではのハイレベルな枠取りであった。

 *かなり、自分自身の趣味分野のまとめ記事になってしまったが、フィギュアスケート界が、世界がうらやむほど充実してきていることをお知らせしていきたいと思っている。

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by miriyun | 2011-02-19 15:36 | Comments(2)